写真:沢木 慎太郎
地図を見る奈良県奈良市にある都市公園「奈良公園」。ほとんどが国有地なため、都市に近い大公園(東西約4キロメートル、南北約2キロメートル)でありながら手つかずの自然が残っていることが最大の魅力です。
「奈良公園」で最初の見どころは、こちらの「氷室神社」。その昔、朝廷に献上する氷を蓄えていた神社ですが、しだれ桜がひと際美しく、“奈良の一番桜”として有名な神社。日本の戦艦で使用された主砲砲弾(30.5センチ)も見学できます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いては、「東大寺」の南大門(写真後方)へ。お寺の門としては国内最大級。門の左右に設置されている木造の金剛力士像も素晴らしい。口を開けた「阿行(あぎょう)像」と、口を閉じた「吽行(うんぎょう)像」の2体は必見です。南大門では、観光客に馴れすぎた多くの鹿を見ることができ、愛きょうたっぷり。シカとふれあうには、ここが一番!
写真:沢木 慎太郎
地図を見るこの後、「大仏池」(正倉院大池)へ。さきほどの南大門をまっすぐ進み、真正面に見える東大寺の左手にまわり込んだ先にあります。若草山や東大寺大仏殿が水面に映る穴場の撮影スポット。秋の紅葉シーズでは、イチョウが美しい超穴場の紅葉スポットです。観光客の姿も少なく、静かな散策を楽しい方におすすめ。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いても、古都・奈良の風情が感じられる穴場の散策スポット。「大仏池」から東大寺を右手に見ながらまっすぐ進むと、やがて見えてくるのが石畳の参道。東大寺「二月堂」(写真後方)へと続く裏参道ですが、白壁や土塀に囲まれた心静まる風景が広がっています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る修学旅行生や外国人観光客でにぎわう東大寺ですが、大仏殿の裏手にある裏参道は静かな古都の情緒が漂い、のんびりした奈良らしい散策を楽しむことができます。「二月堂」は、春を呼ぶ炎のお祭り“お水取り(修二会)”で知られる寺院。山の斜面に沿って、前面にせり出すように建てられています。釣燈籠(つりどうろう)がぶら下がった回廊は情緒があり、桜の季節も美しい。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る二月堂から、三月堂(法華堂)を越えた場所にあるのが「手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)」。平安時代の歌人で菅原道真が和歌で紅葉を詠んだ場所で、秋の紅葉シーズンの穴場のスポットです。大きなイチョウの黄色が素晴らしくキレイ。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「手向山八幡宮」から、世界遺産の「春日大社」へと散策道が続いているのですが、この付近は古都の静けさが感じられる絶好のハイキングコース。初夏の新緑や、秋の紅葉で彩られた美しい敷地内を抜け、さらに穴場の散策コースを楽しみましょう。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「春日大社」に向かう途中にあるのが、こちらの「若草山(わかくさやま)」。1月の風物詩“若草山焼き”で知られる山です。芝生に覆われたなだらかな斜面は、お弁当を食べてピクニックするのに最適!若草山のふもとには和風旅館が並び、若草鍋などのグルメも楽しむことができます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る美しい木漏れ日と、深い森の香り。「若草山」を過ぎると、緑が深くなり、やがて見えてくるのが写真の「水屋茶屋(みずやちゃや)」。「特製あんみつ」「春日野わらびもち」「葛きり」「まっ茶アイス」といった甘いモノが楽しめるカフェです。かやぶき屋根の風情あるお茶屋さんで、新緑や紅葉に囲まれた小川を眺めながらのんびり過ごされてみてはいかがでしょうか?
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「水屋茶屋」から「春日大社」へと向かう道は、奈良公園の最深部にあたり、原始林の輝きが美しい。神の領域であるために人の手が加えられず、スタジオジブリのアニメ映画「もののけ姫」のような神秘的な気配が感じられます。
奈良公園のシカは、神の使い。この付近にいるシカたちは、南大門のシカと違って、ちょっとシャイ。シカくんの心が開くまでじっと見つめあい、ドングリやシカせんべいをあげると喜ばれるでしょう。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「水谷神社」から「一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)」を抜けると、朱色の社殿が美しい「春日大社」が見えてきます。そこで、散策のおすすめは、人生の難関を守ってくださるという“若宮十五社めぐり”。
その一つの神社が写真の「夫婦大國社」。ご夫婦で二体の大国様をお祀りした神社で、大国様がご夫婦でまつられているのは日本でここだけ。良縁・縁結び&夫婦和合の恋愛パワースポットです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る続いての散策コースは「ささやきの小径」。春日大社の「二の鳥居」から、高畑(たかばたけ)の「志賀直哉の旧居」や新薬師寺へと抜ける散歩道です。訪れる人は少なく、ひっそりした小道。アセビの森が続き、デートコースにもおすすめ。その昔、春日大社へと向かう神官たちが通っていた道で、「下の禰宜道(しものねぎみち)」とも呼ばれています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る「ささやきの小径」を抜けたところにある広い原っぱが「飛火野(とびひの)」。神さまが白い鹿に乗って奈良に降り立った時、夜遅く、道明かりのために火を灯したことから、「春日野(飛火野)」の名がついたとの伝説が残っています。春には子鹿が桜の下で、のんびり。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る飛火野の近くにあるのが、写真の「浮見堂(うきみどう)」。桜や紅葉の穴場のスポットで、水面に映る浮見堂の姿も美しい。普段は人影も少なく、のんびり奈良公園を散策したい方におすすめのコースです。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るところで、奈良公園をめぐるには、写真の「ぐるっとバス」が便利。「奈良公園ルート」では、JR・近鉄奈良駅をスタートし、「東大寺」や「春日大社」「ならまち」などをぐるっと回ります。通年の土日祝に運行(9〜17時、15分間隔)し、1回の料金が100円(小学生以上)とお得なので、ご利用されてみてはいかがでしょうか。
「浮見堂」にまで来られたら、近鉄・奈良駅まではスグ。奈良の旧市街地「ならまち」にも近く、江戸時代から残る古い街並みを楽しむことができます。可愛い雑貨やカフェ、ランチ、ディナー、バーが多く、奈良のお土産も見つかるので、ぜひ立ち寄ってみて下さい。
なお、奈良公園の観光スポットをはじめ、「ぐるっとバス」のコースや周辺の観光スポットについては別途、記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに張り付けたリンクからのぞいてみて下さい。
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(2025/2/12更新)
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