巨大自動万華鏡のある徳島市一の絶景・眉山と城壁の桜

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巨大自動万華鏡のある徳島市一の絶景・眉山と城壁の桜

巨大自動万華鏡のある徳島市一の絶景・眉山と城壁の桜

更新日:2017/04/06 16:15

春野 公比呂のプロフィール写真 春野 公比呂 学芸員資格

徳島市一の展望スポットで万葉集にも詠まれた眉山(びざん)は、中腹の大滝山と山頂の眉山公園に合わせて約1,500本の桜が咲く、徳島市随一の桜の名所。山頂には横綱・白鵬夫妻の「恋人錠ボード」や高さ6メートルの巨大な自動万華鏡もあります。
徳島城跡に整備された徳島中央公園も約250本の桜が咲く名所ですが、幅の狭い城壁上で花見をする光景も。
いずれも春の徳島市ならではの風景を楽しむことが出来ます。

散策してから花見

散策してから花見

写真:春野 公比呂

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この2つの春らしい風景を楽しむには、車を眉山中腹に駐車することをおすすめします。徳島中央公園間の市街地をタウンウォーキングで回遊後、ロープウェイで眉山山頂に向かい、帰路、登山道で駐車場所近くに下る、というルートなら、ウォーキングをしながら楽々と2つの風景を巡ることができます。公共交通機関利用時はJR徳島駅を起点とするといいでしょう。

車の場合、眉山パークウェイの途中、四方植物園南角を右折し、北上して行った突き当たりに大滝山(地名)の桜群があります。道路終点の神武天皇像前の広場は花見期間、駐車禁止になるため、手前の明治天皇像前に駐車(無料)することになります。

桜のある周辺は神社では春日神社や八坂神社、仏堂では滝薬師や聖観音堂を中心とした寺社がかたまっており、参拝道や小径が縦横無尽に走り、それらを参拝・散策してから花見をする市民もいます。

列車利用時は、後述する徳島城跡を探訪後、滝薬師から大滝山の桜を満喫し、南方の眉山ロープウェイ乗り場に向かうと便利。

散策してから花見

写真:春野 公比呂

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滝薬師と春日神社に参り、その間にある和菓子店で名物の「滝の焼餅」を食してから、上部の八坂神社等に上る花見客がよく見られます。

散策してから花見

写真:春野 公比呂

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参拝道の内、北上する道は聖観音堂、諏訪神社を経て、大滝山北端の鳳凰山へと上っています。途中には根が石を割った「石割樫」や奇妙な絵や文字が刻まれた岩の他、景観が鳴門市の坂東俘虜収容所跡の石橋に酷似した積み石遺構もあります。

機関車の桜から徳島城本丸跡の桜へ

機関車の桜から徳島城本丸跡の桜へ

写真:春野 公比呂

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大滝山の明治天皇像前から徳島城跡へ向かえば、駐車料金が要らない上に、中心市街地を回遊するタウンウォーキングや遊覧船も楽しめます。八坂神社東下の祇園橋南袂からの小径を下りて行けば、前述の焼餅作りに使用され、藩主も愛飲した錦竜水の西の道路に出ます。そこから東進して春日橋を渡り、JR高徳線を越えて右折して行った先が徳島中央公園です。

城跡のある城山(61.7m)上り口には機関車が駅舎と共に保存されています。大正12年から昭和44年にかけて、徳島県内を走っていた8620形式機関車で、桜の中に佇んでいます。

機関車の桜から徳島城本丸跡の桜へ

写真:春野 公比呂

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徳島城は天正13年(1585)から、元四国の覇者、長宗我部元親公等の支援により、城山山頂にあった渭山城を大改修し、僅か2年弱で竣工しました。四方を川や海に囲まれた三角州(ひょうたん島)内の要害の地です。

配水池となっている「西三之丸」跡から「西二之丸」跡を経て、写真の大石段を上り、右手の本丸の西隅「弓櫓」跡へと進みます。

機関車の桜から徳島城本丸跡の桜へ

写真:春野 公比呂

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本丸跡は広々とした芝生広場のようになっており、周りをソメイヨシノが取り囲んでいます。尚、グーグルマップ上の「徳島城址」の右にある「徳島城跡」と表記されている所は、天守のあった「東二之丸」跡です。

城壁から湧き出るようなピンク

城壁から湧き出るようなピンク

写真:春野 公比呂

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城山からの展望は期待するほどではありませんが、この後上る眉山を望むことができ、西側の尾根の斜面(写真左)にも桜群を見ることができます。

城壁から湧き出るようなピンク

写真:春野 公比呂

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徳島城跡の縄張に於いて、桜の景観が最も優れているのは、堀川(内堀)沿いの屏風櫓や月見櫓を擁した城壁上の細長い地の桜群。

城壁から湧き出るようなピンク

写真:春野 公比呂

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大手門跡の桝形の西側城壁上に立つと、まるで北側の城壁上から桜群が溢れ出ているかのような光景が見られます。

枝垂れ桜もある桜群と展望

枝垂れ桜もある桜群と展望

写真:春野 公比呂

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徳島城跡の桜群を堪能し終えると、中央公園南西から歩道橋でJR線路を渡り、八百屋町交差点から南に折れ、両国橋を渡りますが、橋袂の北側には、ひょうたん島周遊船乗り場があります。橋の欄干には阿波踊りのブロンズ像があり、記念撮影にもいいでしょう。

橋南袂の交差点から一つ南の三差路を西に折れ、新町小学校に突き当たると北に折れます。左手を見ていると眉山ロープウェイ乗り場が見えてくるので、ロープウェイで山頂へ。山頂駅から西端の駐車場まで、至る所に桜が植樹されています。

枝垂れ桜もある桜群と展望

写真:春野 公比呂

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東西に長い眉山公園は、桜が特に纏まって咲いている「お花見広場」や展望小屋、野鳥観察園路等があります。階段や小径で繋がっており、桜や展望を楽しみながら散策できます。

枝垂れ桜もある桜群と展望

写真:春野 公比呂

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枝ぶりがいい、大木に近い桜もあり、中心市街地とは逆の南方の山並みを遠望しながら、桜吹雪を浴びます。

4,100個のLEDも眉山からの展望も全てが万華鏡

4,100個のLEDも眉山からの展望も全てが万華鏡

写真:春野 公比呂

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眉山からの絶景は折り紙付き。遠く淡路島から和歌山まで見渡せます。横綱・白鵬夫人は徳島市出身で、眉山は子供のころから訪れていました。そして結婚後、二人揃って訪れ、この展望を心行くまで堪能したのです。

4,100個のLEDも眉山からの展望も全てが万華鏡

写真:春野 公比呂

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白鵬夫人の祖父が眉山ライオンズクラブ初代会長ということで、ライオンズクラブが2010年、建設・寄贈した巨大万華鏡の点灯式に白鵬家族が出席しました。万華鏡横(写真左側)には恋人錠ボードがあり、一番上に白鵬夫妻の南京錠が掛けられています。

4,100個のLEDも眉山からの展望も全てが万華鏡

写真:春野 公比呂

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万華鏡は約4,100個のLED電球が使用されており、下から覗くと、自動的に次々と模様が変わって行きます。桜の花弁のような模様もあり、開花しているよう。帰路について、明治天皇像前に駐車時は、山頂駅北方の剣山神社から登山道を下り、天皇像南東の道路に下り立ちます。

車での帰路、花見期間の休日午後は眉山パークウェイが大渋滞します。徳島大学学生寮北の池まで下りてきても渋滞している際は、池の南角の三差路を左折すると、「眉山登山口交差点」を回避することができ、すんなり国道438号に出ることができます。

巡り方次第でより楽しい花見&観光を

絶景地や歴史的遺構は、訪れるだけで感動しますが、そこに見渡す限りの桜があると、感動は倍増します。逆に花見が目的でそのような場所を訪れる場合も同様。桜の寿命は短いもの。だから効率的に桜名所を巡りたいもの。そんな時、各名所近くの駐車場を探すのに手間取ったり、公共交通機関利用時は、遊歩道等に「上り」が多いと、花見をする前に疲れてしまいます。駐車場所を工夫したり、ロープウェイを利用することで、そのような煩わしさから解放され、ウォーキングの楽しさも実感できます。

今回は徳島城跡では、西から本丸跡に上がって東側に下り、麓の公園に下りてくるようなコースをおすすめしていますが、これにより、城山の各郭や各所の桜を効率的に巡ることができます。「城壁の桜」以外にも「石段の桜」等、様々な「歴史遺構の桜」に出会うことができます。

眉山の桜や自動万華鏡は写真では伝えきれない部分が多々あります。山頂からは見る角度が変わるたび、風景に「色」を添える桜の表情も移り変わります。自動万華鏡は、万華鏡の方が次々と移り変わり、「デジタルの風景」へといざなってくれます。
徳島の近世随一の遺構とリアル&バーチャル絶景の桜、是非ご堪能下さい。尚、2017年、四国地方では桜の開花が一週間以上遅れているため、桜は4月中旬まで楽しめることでしょう。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2012/04/07−2012/04/08 訪問

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