提供元:ググっとぐんま公式サイト
http://gunma-dc.net/群馬のチベット!と聞くと「どんだけ遠いんだよー」とお思いでしょうが、実は首都圏からのアクセスは意外と簡単で、想像よりもずっと近いのです。
「かんな鯉のぼり祭り」の会場は、車であれば関越自動車道を本庄・児玉ICで降りて国道462号を約1時間、電車であればJR高崎線の新町駅から路線バスで約75〜90分の「万場」バス停の目の前です。
群馬のチベットと呼ばれる奥多野地域はこの先まだまだ奥深くまで続くのですが、神流町はその入口にあたるため、本当のチベットのようにダートの悪路を4WDに乗って何時間も揺られるわけではありません。
ただ、車で来てもバスで来ても、途中からは神流湖(かんなこ)と呼ばれるダム湖の美しい景色を眺めながら、右へ左へ九十九折(つづら折り)の道を進むことになります。
写真:風祭 哲哉
地図を見る「かんな鯉のぼり祭り」が行われるのは、「万場(まんば)」と呼ばれる神流町の中心部。市町村合併前の旧万場町の中心市街地であった場所ですが、現在は人口も2千人を割り、全国でも有数の限界集落となっています。
市街地のメインストリートである国道462号の両脇にわずかばかりの商店と住宅地が並んでいますが、そのすぐ南を流れる神流川の河畔が、この鯉のぼり祭りの会場となるのです。
写真:風祭 哲哉
地図を見る神流町の鯉のぼり祭りは、今から30年以上前に、町内の有志が町の中心を流れる神流川の上に2本のワイヤーロープを張って、鯉のぼりを100匹ずつ揚げたのが始まりだと言われています。その後、年を重ねる毎にその数が増え、現在では8本のワイヤーロープに約800匹のこいのぼりが泳いでいます。
写真:風祭 哲哉
地図を見る多くの鯉のぼりを一斉に上げる催しは昔から他の地域にもあったようですが、それをお祭りとして地域の活性化に結びつけたのは実はこの神流町が元祖だと言われています。
しかしこのかんなの鯉のぼりたちが不器用で口下手だったのでしょうか、あとからはじまった他地域のお祭りの方がどんどん有名になってしまい、このお祭りはまだあまり知られていないまま。だからこそゴールデンウィーク期間中でもあまり混みあわない穴場スポットとしてこうして紹介できるのですが、こののんびりした雰囲気の町にはそれくらいがちょうどいいのかもしれません。
写真:風祭 哲哉
地図を見るよく見ると、ところどころ名前の入ったこいのぼりが見えますが、かつて神流町ではふるさと納税を行うと、「世界で一つの鯉のぼり」と称して、名前入りのこいのぼりを3年間このお祭り期間中に掲揚してくれるサービスがありました(現在は募集休止中)。
実際に会場で両親とおじいちゃん、おばあちゃんに連れられた小さな子供が「あったー!○○のこいのぼりがあったー!」と喜んでる姿をみるとなんだかちょっと感動です。
写真:風祭 哲哉
地図を見るかんな鯉のぼり祭りの期間中は、こいのぼりの掲揚のほか、さまざまなイベントが行われていて、河原には屋台が並び、野外ステージショーがあったりと、いくら口下手とはいえ、多くのお客さんで賑わいます。
ただ渋滞で長時間駐車場待ちをしたり、人混みで身動きが取れなくなるようなことは一切ありませんのでご安心を。
写真:風祭 哲哉
地図を見るかんなの鯉のぼりの特徴は、いつ見ても元気に、そう、あの童謡「鯉のぼり」のように「面白そうに泳いで」いること。
それはこの場所がいつも風の通り道になっているからなのでしょうか?それとも彼らは口下手で不器用だけど、本当は何事にもアツくて一所懸命な男たちなんでしょうか。
よく晴れた気持ちのいい5月の空の下、元気にパタパタと泳ぐ彼らを見ていると、なんだかすごく幸せな気持ちになってきますよ。
写真:風祭 哲哉
地図を見る実はこの神流町、鯉のぼり祭りのほかにも知る人ぞ知る有名なスポットがあるのです。それは「恐竜」。実は日本で初めて恐竜の足跡が発見されたのがこの神流町にある瀬林の漣痕(さざ波岩)と呼ばれる大きな岩。この上の写真で見える穴が恐竜の足跡だとされています。
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http://gunma-dc.net/そのため神流町には恐竜センターとよばれる博物館もあり、特に子供たちにおススメですが、ここもまたゴールデンウィークでもそれほど混雑していませんので、かんな鯉のぼり祭りとセットでゆっくり楽しむことができます。
GWに首都圏から手軽に行けて、あまり混雑なく家族で楽しめる穴場は?そんな場所をお探しの方にピッタリの場所がこの群馬県神流町。
「こいのぼり」に加え「恐竜」という子供たちに大人気の観光素材が揃っているのに、「群馬のチベット=遠い」という誤解と、不器用で口下手な性格のため、なぜかまだまだ知られていません。
そう、だからここは首都圏のGW家族旅行の超穴場スポット間違いなし!
ぜひ今年は群馬のチベットで口下手だけど元気いっぱいなこいのぼりをお楽しみください!
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(2023/12/10更新)
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