全長10キロのトレッキング!マチュピチュへは「スタンド・バイ・ミー」コースを満喫しよう!

全長10キロのトレッキング!マチュピチュへは「スタンド・バイ・ミー」コースを満喫しよう!

更新日:2017/04/12 15:53

かもた のぞみのプロフィール写真 かもた のぞみ 1人女子旅サポーター、路地裏探検隊、ワールドキャラバン
一度は訪れたい世界遺産として絶大な人気を誇るマチュピチュ。すぐ近郊にあるクスコという街から鉄道で向かうのが一般的なルートですが、トレッキングを楽しみながら歩いていくコースがあるのをご存知でしょうか?
全長約10キロに及ぶ道のりには、深緑や川といった自然はもちろん、トンネルや鉄橋などもあり、様々な景色を楽しみながら歩くことができます。今日はそんなマチュピチュへのトレッキングコースの魅力を紹介します!

「スタンド・バイ・ミー」コースの出発地点「水力発電所(イドロエレクティカ)」

「スタンド・バイ・ミー」コースの出発地点「水力発電所(イドロエレクティカ)」

写真:かもた のぞみ

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トレッキングの出発地点となる水力発電所までは、クスコから小型のバンで移動するのが一般的です。クスコの街中の多くの旅行代理店で水力発電行きのバスを取り扱っていますので、あらかじめ予約しておきましょう!

クスコから水力発電所までは約7時間の道のり。朝にクスコを出発して昼過ぎに水力発電所に到着するのが一般的です。基本的に山道なので道はくねくねと曲がっており、運転が荒いことも多いので、酔い止めなどを持参することを強くおすすめします!

「スタンド・バイ・ミー」コースの出発地点「水力発電所(イドロエレクティカ)」

写真:かもた のぞみ

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出発地点となる水力発電所は鉄道の駅にもなっており、多くのペルー人が利用する駅となっています。青色が特徴的な電車と記念撮影したら、いよいよトレッキングの始まりです!

なおこのコースの道中ではブヨのような虫が多く、刺されると場合によっては腫れ上がってしまうこともありますので、出発前に十分な虫除け対策をしておきましょう!

「スタンド・バイ・ミー」コースの出発地点「水力発電所(イドロエレクティカ)」

写真:かもた のぞみ

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マチュピチュへの道のりは全長約10キロにも及びますが、基本的に迷うことはありません。その理由がこちらのレールです。

このトレッキングコースは旅行者の間で「スタンド・バイ・ミー」コースとも呼ばれ、ひたすらレールの上を歩いていくコースとなっています。もちろん鉄道も走りますので、十分に注意して歩いてください!

線路の上で「スタンド・バイ・ミー」ごっこをしよう!

線路の上で「スタンド・バイ・ミー」ごっこをしよう!

写真:かもた のぞみ

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そんな「スタンド・バイ・ミー」コースには名物となっている風景がいくつかあります。

まず最初に、スタートしてすぐに現れるこちらのトンネル。緑の中に佇む風情漂うトンネルは、暑い日には歩行者が涼む場所としても利用されます。ぜひ記念撮影してみましょう!

線路の上で「スタンド・バイ・ミー」ごっこをしよう!

写真:かもた のぞみ

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出発して約1時間ほどで現れるのが、「スタンド・バイ・ミー」コースのシンボルともなっているこちらの赤い鉄橋。大自然の中に佇むこちらの鉄橋の景色は、それまでの疲れを吹き飛ばしてくれることでしょう。

なお橋の上の線路ですが、足場も非常に悪く、踏み外すと下の川に落ちてしまう可能性もあります。向こうから急に電車が来たら大変なので、必ず脇に設置された歩行者用の道を歩きましょう!こちらの道も下はすぐ川でスリル満点です!

線路の上で「スタンド・バイ・ミー」ごっこをしよう!

写真:かもた のぞみ

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線路の上をずっと歩くと足がすぐに疲れきってしまうので、多くの人は線路のすぐ脇を歩いていますが、時には線路が橋代わりになっている場面も見られます。

ついついその景色に見とれたり、写真を撮りたくなってしまいますが、足を踏み外さないように十分注意して歩きましょう!

大自然に囲まれた「スタンド・バイ・ミー」コース中盤の景色

大自然に囲まれた「スタンド・バイ・ミー」コース中盤の景色

写真:かもた のぞみ

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「スタンド・バイ・ミー」コースは全部で約3時間の行程ですが、中盤に差し掛かると本当に山の大自然に囲まれながらトレッキングを楽しむことができます。

大自然に囲まれた「スタンド・バイ・ミー」コース中盤の景色

写真:かもた のぞみ

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すぐ右手には水の透き通った川を眺めながら歩くことができ、見ているだけで疲れが癒されていきそうです。

ちなみにこの川が見えてくると、右手の山の上はもうマチュピチュです!マチュピチュの景色を見ることはできませんが、もうゴールは近づいていますよ!

大自然に囲まれた「スタンド・バイ・ミー」コース中盤の景色

写真:かもた のぞみ

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さらに途中には電車の停留所も見ることができます。青色の車体をこんなに間近でゆっくりと見れることはないかと思いますので、ぜひ休憩がてら電車を見学してみてはいかがでしょうか?

ペルーレイルが目の前を走ります!

ペルーレイルが目の前を走ります!

写真:かもた のぞみ

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「スタンド・バイ・ミー」コースの終盤に差し掛かると、多くのトンネルを通り抜けることになります。いずれも全長は決して長くありませんが、中は非常に暗いのでライトなどがあると重宝するでしょう。

ペルーレイルが目の前を走ります!

写真:かもた のぞみ

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このあたりになると、先ほどの地元民の電車に加え、多くの観光客が利用するペルーレールも線路を走りますので、十分な注意が必要です。大きな汽笛を鳴らしながら走ってきますので、よく耳を澄ませながら歩くようにしましょう。音楽をヘッドフォンなどで聴いていると非常に危険です!

ペルーレイルが目の前を走ります!

写真:かもた のぞみ

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電車はすぐ目の前をすごい勢いで駆け抜けます。線路のすぐ脇で電車が通過するのは、ものすごい大迫力。きっと忘れられない思い出になることでしょう。

ついにゴール!アグアカリエンテの街へ

ついにゴール!アグアカリエンテの街へ

写真:かもた のぞみ

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スタートから約3時間。ついにゴールとなるアグア・カリエンテという街に到着します!日本の温泉街を髣髴とさせるような街並みは、旅の疲れを癒してくれます。

ついにゴール!アグアカリエンテの街へ

写真:かもた のぞみ

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ちなみにアグアカリエンテとはスペイン語で「熱い水」という意味。実際この街には温泉があり、実際に入浴することもできます。時間がある方はぜひお湯で旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか?

「スタンド・バイ・ミー」コースでマチュピチュの最高の思い出を!

いかがでしたでしょうか?3時間かけてキロを完走するこちらのコースはなかなかハードに感じるかもしれませんが、その分マチュピチュに辿り着いたというものすごい達成感も得ることができます。

ぜひマチュピチュ観光の際は、鉄道では得られない貴重な体験をしてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/09/24 訪問

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