写真:Kaycom D
地図を見るゴールデンロック(チャイティーヨ・パゴダ)は、ミャンマーのヤンゴンから車と徒歩で5〜6時間(交通事情により変わる)ほどの山の上にある聖地。突き出した崖の端っこに今にも落ちそうな金色の岩がのっている姿は、テレビやガイドブックなどでも数多く紹介されていて、ミャンマー旅行では鉄板の観光スポットとなっています。
このゴールデンロックが落ちないのは、昔ここにやってきた仏陀の頭髪を祀っているためという言い伝えがあり、今でも多くの人がその不思議な力を信じています。
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地図を見る山の上にあるゴールデンロックへは、麓のキンプンから出ているトラックに乗って向かうのが一般的(現在ケーブルカーを建設中で来年あたりから乗れるようになるそう)。
2017年に入ってからトラックに屋根が取り付けられ始め、直射日光や雨をそこそこ凌ぐことができるようになりました。とはいえ、屋根以外は吹きさらしなので、雨が降った場合は上下のカッパがあったほうがいいでしょう。
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地図を見るトラックの車高はかなり高く地上からだと座席に届かないので、階段がついた専用の乗り場に上がってから乗り込みます。遊園地のアトラクションのような席がズラリと並び、等間隔でシートベルトが着いているので、特にはじっこの人はしっかりと締めておきましょう。このトラック、かなり揺れます。
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地図を見る準備ができたら出発です。村の中を通り山道に入ると、けっこう激しいアップダウンとカーブの繰り返し。普通、こういう道ではスピードを落とすものですが、ここの運転手はお構いなしに突き進み、お客さんは体が浮くほど揺さぶられます。もしこれでシートベルトがなかったら、山の上についた頃には1人や2人人数が減っていてもおかしくないほど。
細い山道では、上から下ってくるトラックと下から向かうトラックがすれ違うのが難しいので、途中に何箇所か広い待機場所があります。運転手たちはそこで連絡をとりあい、お互いの状況を確認しながら進んでいくのですが、混雑具合によってはだいぶ待たされることも。そのとき、座っている場所によってはジリジリと日が当たりかなり暑くなるので、屋根があるトラックでも日よけ対策はしておいたほうが無難です。
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地図を見る麓から1時間ほど(状況により異なる)で山頂に到着。ここからゴールデンロックのあるチャイティーヨ・パゴダまでは歩いて向かいます。もし、歩くのが嫌だという場合は、運び屋さんもいるので利用するといいでしょう。
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地図を見る山の上の稜線を辿っていく感じなので、建物の間から覗く景色は眺めもよく気持ちいい。晴れているとかなり日差しが強いですが、この先のゴンパ内では白色の地面に反射してさらに眩しくなるので、もしサングラスを持っていない場合はこのあたりのお店で買っておくと重宝します。
写真:Kaycom D
地図を見る途中のチェックポイントで拝観料を払いさらに進むとようやくチャイティーヨ・パゴダの入口に到着。ここで裸足になって中へ入ります。靴は下駄箱(有料)に預けてもいいし持って行っても構いません。ゴールデンロックまではさらに10〜15分ほど歩きます。
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地図を見るゴールデンロックへ近づけるのは男性のみで、岩の手前にはセキュリティーチェックを行うゲートがあります。女性は、その外側から眺めるだけですが、金色の岩はもうすぐそこなので思ったよりも間近な印象。
ゴールデンロックがのっかっている崖との設置面を見ると、本当によく転げ落ちないものだと不思議に思うほどの危うさ。やはり地元で信じられているような神様的なパワーが働いているのかもしれません。
写真:Kaycom D
地図を見るゴールデンロックがよく見えるポイントはいくつかあるのですが、ゲートの外側でおすすめな場所は、ゲートに向かって左側の方にある階段を下りたところと、右の方にある展望台、さらに参道の途中にある崖に張り出した展望台です。
写真:Kaycom D
地図を見る参道の途中の展望台からは、ゴールデンロックとその周りの景色全体を見渡すことができ、手にゴールデンロックを乗せたトリック写真を撮るのにもいい場所。
真っ青な空をバックに金色に輝くゴールデンロックは、実際に目の当たりにすると、その存在感のある巨大さや落ちない不思議さに思わず目を奪われます。映像や本からだけではそのすごさはなかなか伝わらないと思うので、ぜひ生ゴールデンロックを見に行ってみてください。
ミャンマーのパゴダはどこも裸足になって中に入らなければなりませんが、このチャイティーヨ・パゴダは裸足で歩く距離がかなり長い。日差しが強い日は、地面がものすごく熱くなり火傷をしかねないので、なるべくマットや大理石が敷かれてる場所を歩くようにしましょう。
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この記事を書いたナビゲーター
Kaycom D
秘境・絶景・温泉巡りをして、行く先々の写真撮影と旅行記を作成。10代のころから写真を撮り始め、旅行に行くときは一眼レフカメラとコンパクトカメラを携行。これからも、世界中の絶景や旅先で出会った人々、異文…
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