ギネスも認定!チューリッヒの「ヒルトル」は世界最古のベジタリアン・レストラン

| スイス

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

ギネスも認定!チューリッヒの「ヒルトル」は世界最古のベジタリアン・レストラン

ギネスも認定!チューリッヒの「ヒルトル」は世界最古のベジタリアン・レストラン

更新日:2017/05/11 12:03

たぐち ひろみのプロフィール写真 たぐち ひろみ エアライン勤務

健康志向の高まりから最近広まりつつあるベジタリアンフード。それを何と100年以上前から提供し続けているのが、スイス・チューリッヒにあるレストラン「ヒルトル」です。野菜食専門レストランとしてのこの店舗の知名度は大変高く、航空会社の機内食としても提供されるほど。食材が野菜・卵・乳製品だけとは到底思えない豊かな品揃えに、きっとあなたもビックリするはずです。

スイスにあった!世界最古の菜食レストラン

スイスにあった!世界最古の菜食レストラン

写真:たぐち ひろみ

地図を見る

健康、宗教、動物愛護−さまざまな理由から野菜だけを食する人たちが増えています。現代社会のトレンドともいえるこのベジタリアンフードに、はるか昔に着目したスイス人がいました。野菜食専門のレストラン「ヒルトル(Hiltl)」を経ち上げたアンブロジウス・ヒルトル氏です。開業はなんと1898年! ギネスブックにも堂々と記載される、世界最古のベジタリアン・レストランです。

スイスにあった!世界最古の菜食レストラン

提供元:ヒルトル

http://www.hiltl.ch/en/地図を見る

当時はもちろん「ベジタリアン」というコンセプトもなく、肉食こそが豊かさの象徴と言われた時代。ところがヒルトル氏、あるとき病をわずらい、医師に肉食を禁止されてしまいます。菜食によりまたたく間に病を克服した彼は、閉店寸前だった野菜食のレストランを買い取り、自らオーナーに。今も続くレストラン「ヒルトル」は、こうして始まりました。

フラッグキャリアの機内食も担当する著名レストラン

フラッグキャリアの機内食も担当する著名レストラン

写真:たぐち ひろみ

地図を見る

創業からすでに1世紀以上、4代目に引き継がれた「ヒルトル」は、健康ブームの追い風も受け、順調に経営を続けています。抱える店舗は4つのレストランと2つの関連ショップ。加えて、もう1店舗が近々オープンする予定です。

レストラン4店舗のうち、本店はチューリッヒの中心部に位置する「ハウス ヒルトル(Haus Hiltl)」。1907年に購入された6階建ての瀟洒な建物は、1階がカフェテリア、2階がレストラン(写真)、地下に厨房、上階にオフィスという、「ヒルトル」の総本部にもなっています。

フラッグキャリアの機内食も担当する著名レストラン

写真:たぐち ひろみ

地図を見る

ところで、スイスのフラッグキャリア、スイス インターナショナル エアラインズでは、ビジネスクラスでベジタリアンメニューを提供しているのですが、それを考案しているのがここ「ヒルトル」。いかに著名なレストランであるかが、これだけでもわかりますね。

人気は100種類以上のビュッフェコーナー

人気は100種類以上のビュッフェコーナー

写真:たぐち ひろみ

地図を見る

「ヒルトル」で特に人気が高いのは、カジュアルに利用できる1階のカフェテリアです。広くスペースを取ったビュッフェコーナーには、サラダやオードブルなどの冷たい料理はもちろん、パスタ、シチュー、揚げ物などの温かい料理、よりどりみどりのデザートまで、なんと100種類以上の食べ物が並んでいます。ちょっと目にはお肉にしか見えない料理も沢山あり、本当に野菜なの?と頭をかしげるくらいの完成度。毎日早朝から深夜まで営業していて、いつでも気軽に立ち寄れるのも人気の秘密でしょう。

人気は100種類以上のビュッフェコーナー

写真:たぐち ひろみ

地図を見る

カフェテリアのシステムはとても簡単。まずはビュッフェの脇に用意されているお皿を取り、好きなものを好きなだけ盛りつけます。そのお皿をレジに持参し、飲み物は追加で注文、まとめて代金を支払います。品物をトレーに載せてもらったら、あとは空いているテーブルに運んで座るだけです。希望すればテイクアウトもOK!

なお、このカフェテリアは食べ放題ではなく測り売りです。よくばって盛りすぎると、結構な金額になりかねないのでご注意を!

国際色豊かなメニューの数々

国際色豊かなメニューの数々

写真:たぐち ひろみ

地図を見る

「ヒルトル」のメニューは多国籍。地元スイスはもちろん、イタリア、インド、中国、日本(うどん!)など、さまざまな国の料理が目白押しです。特にインド料理には深い思い入れがあるとのこと。2代目ヒルトル夫人がインドで開催された世界ベジタリアン会議に参加した際、初めて味わったのがスパイスの効いたご当地料理の数々。これがきっかけとなり早くからメニューに仲間入りしたインド料理は、もはや「ヒルトル」の伝統メニューと言っていいでしょう。

国際色豊かなメニューの数々

写真:たぐち ひろみ

地図を見る

ただし、一番人気はやっぱり自国スイスの定番料理。代表格は舌を噛みそうな名前の「「ツーリッヒャー・ゲシュネッツェルテス(Zuercher Geschnetzeltes)」(写真手前右側)です。元は薄切り牛肉のクリーム煮というこの料理を、ヒルトルでは小麦粉で作ったお肉もどきで再現しています。生クリームが効いたマイルドなソースは、日本人にも馴染みのある味わいです。

ところで、野菜食には卵や乳製品など動物性の食品を使用するベジタリアンとそれらを一切使わないビーガンの2種類があります。「ヒルトル」では、それら両方を提供していて、割合はおよそ6:4くらいだそうです。

レストラン、デリ、クッキングスクール。ベジタリアンフードならおまかせ!

レストラン、デリ、クッキングスクール。ベジタリアンフードならおまかせ!

写真:たぐち ひろみ

地図を見る

落ち着いた雰囲気の中で食事をしたいという方には、2階のレストラン(写真)がおすすめです。エリアごとに雰囲気を変えた内装、ゆったりと配置されたテーブル。もちろんウェイターによるフルサービス付きです。ビュッフェでは食べられないレストラン限定メニューもあるので、ぜひこちらも利用してみてください。

レストラン、デリ、クッキングスクール。ベジタリアンフードならおまかせ!

写真:たぐち ひろみ

地図を見る

本店「ハウス ヒルトル」の建物には、近年デリカテッセンもオープン、美味しそうなサラダ、サンドイッチ、デザート、惣菜類が各種売られています。中にはソーセージや鴨肉、ハムなども並んでいてビックリしますが、よくよく見れば100%ベジ! 言われないとわからないそっくりさん達です。

さらに、5Fにはクッキングスクール「アカデミー」があり、ベジタリアン料理のクラスが定期的に開催されています。一般用、プロ用、キッズ向けなど、対象者別に設けられたプログラムはどれも大人気。ベジタリアンに特化したレッスンは、確かに珍しくて貴重です。

レストラン、デリ、クッキングスクール。ベジタリアンフードならおまかせ!

写真:たぐち ひろみ

地図を見る

ベジタリアンでなくても、ぜひ行きたい!

地元の旬の食材を多く取り入れ、ミルクや豆腐はオーガニック、ジュースは毎日絞りたてのみ提供、オリーブオイルはコールドプレス、添加物や遺伝子組み換え食品は使用しない−そうしたお店のこだわりが信頼と定評につながっていることがよくわかります。

体に良さそうなことはもちろん、味も見た目も大満足、そんな理想的なベジタリアンフードがこのお店にはあります。普段はお肉党というあなたにも、ぜひおすすめしたいレストランです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/22−2017/03/24 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpで複数旅行会社からまとめて検索!

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ