写真:乾口 達司
地図を見る「滋賀県立陶芸の森(しがけんりつとうげいのもり)」は、日本六古窯の一つ・信楽焼を顕彰し、その発展を目的として、1990年(平成2)、信楽焼の本場・滋賀県甲賀市に設立されました。
信楽焼の名品は、ご覧の陶芸館に展示されています。陶芸館は陶芸の森を代表する中心施設で、信楽焼がいまなお焼き物としての生命を保ち続けていることがうかがえます。
写真:乾口 達司
地図を見るそれを証明しているのが、こちらの手のオブジェ。驚くなかれ、これもまた信楽焼なのです。信楽焼が現代アートでもあることがうかがえますよね。
写真:乾口 達司
地図を見るその多様性は館外に置かれた数々のオブジェからもうかがえます。以下、その多様性の一端をご紹介しますが、まずは定番のこれから。
ご存知のように、信楽焼名物のタヌキの置物です。さまざまな信楽焼があっても、これは外せないでしょう。愛くるしい表情も必見です。
写真:乾口 達司
地図を見るこちらはトランプの「キング」を模した陶器製のテーブル。こんなものまで作品になるんですね!
写真:乾口 達司
地図を見るでは、こちらはいった何でしょうか。よく見ると、車止めが犬の造型になっているではありませんか!これはアニマルタイヤブロックの『おっとドック』。信楽焼デザインコンペ受賞作品ですが、これもまた信楽焼だとは驚きですね。
写真:乾口 達司
地図を見る陶芸館からさらに山手側に登っていくと、やがて広い台地状の山頂に到着します。「星の広場」です。
「星の広場」にもさまざまな作品が展示されていますが、なかでも、ひときわ目立つのが、ご覧の作品。平成18年度ゲストアーティストのサンドロ・ロレンティーニによって製作された『炎の人』です。大きさも見上げるほどで、圧倒的な存在感を放っています。
写真:乾口 達司
地図を見るこちらは平成13年度ゲストアーティスト・栄木正敏の『クライム・ブルー』。信楽焼が現代アートにも充分対応できていることが、この作品からもうかがえますよ。
写真:乾口 達司
地図を見る中井川由季の『膨らみながら進むI』はユーモアに富んでいます。
「星の広場」には、ほかにも数々の現代アートが点在しており、それらを見てまわるのも楽しいですよ。それに加えて、眺望の良さも魅力の一つ。ここからは信楽の街を見渡すことができるため、現代アートにかこまれながら、信楽の街をのんびり眺めてくつろぐのも一計でしょう。
写真:乾口 達司
地図を見る敷地内を散策すると、散策路に沿って火鉢が並べられているのに気付かれるでしょう。
しかし、どうして火鉢が並べられているの?と疑問を持つ方も多いはず。実は昭和30年代、信楽焼の主力商品はタヌキの置物ではなく、火鉢なのでした。最盛期には全国シェアの9割も製造していたとのこと。いまでは使われる機会がほとんどなくなった火鉢ですが、それがかつて信楽で大量に生産されていたこと、ご存知でしたか?
写真:乾口 達司
地図を見るもちろん、広々とした園内ではゆっくりくつろぐこともできます。お弁当を広げて、一日、信楽焼を堪能するのも楽しいでしょう。
写真:乾口 達司
地図を見る信楽焼をテーマにした施設ゆえ、登り窯も設置されています。こうやって焼き物が作られるのかと教えられるスポットです。
ほかにも、園内には信楽焼を実際に販売している施設、陶芸を志す人を指導する研修館などがあります。
写真:乾口 達司
地図を見る広い敷地内を歩き疲れたら、陶器製の椅子に腰をおろしてゆっくしましょう。もちろ、これも信楽焼です。
陶芸の森がいかに斬新で魅力的な施設であるか、おわかりいただけたでしょうか。事前に申し込めば、実際に作品作りにもチャレンジできるため、興味のある方は申し込んでみましょう。陶芸の森で信楽焼の魅力をご堪能ください。
住所:滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
電話番号:0748-83-0909
アクセス:JR信楽線「信楽駅」より徒歩約10分
2023年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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