恋の待合所も登場「恋がかなう」恋山形駅、鳥取県山中のピンクの駅

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恋の待合所も登場「恋がかなう」恋山形駅、鳥取県山中のピンクの駅

恋の待合所も登場「恋がかなう」恋山形駅、鳥取県山中のピンクの駅

更新日:2018/06/21 13:33

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター

ピンク色をしたハートがいっぱいの智頭急行「恋山形駅」。
場所は鳥取県の山の中。1日の乗降者数わずか数人だが、縁結びや恋愛成就のパワースポットとして“車で”訪れる人が絶えない無人駅だ。
2018年6月、念願の待合室が完成。これで、列車で行っても時間を持て余さずに済むかも。自動販売機も設置されオリジナルグッズの入手も可能になった。
パワーアップした智頭急行の恋がかなう駅「恋山形駅」を紹介しよう。

「恋」の名をもつ智頭急行「恋山形駅」

「恋」の名をもつ智頭急行「恋山形駅」

写真:塚本 隆司

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ピンク色をした恋がかなう恋の駅「恋山形駅」があるのは、岡山県に近い鳥取県の山の中。兵庫県から岡山県を経由して鳥取県を結ぶ智頭急行の駅の1つだ。無人駅で駅舎もなく1日の乗降者数はわずか3,4人。停車するのは普通列車のみで1時間に1本あるかないかだ。時間帯によっては2時間以上間が空くこともある。
当初の予定は「因幡山形駅」というお堅い名前のところ、住民の強い要望で人を呼ぶ「来い」の意味と掛け合わせた「恋山形駅」に。しかし、地味さはいかんともしがたく「ピンクに塗っちゃう?」と、軽いノリから始まったプロジェクトだ。

「恋」の名をもつ智頭急行「恋山形駅」

写真:塚本 隆司

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日本全国で“恋”の名が付く駅は、たったの4駅。JR北海道「母恋駅(ぼこいえき)」、三陸鉄道「恋し浜駅(こいしはまえき)」、西武鉄道「恋ヶ窪駅(こいがくぼえき)」、そして西日本では唯一の智頭急行「恋山形駅(こいやまがたえき)」だ。

わざわざ列車に揺られて訪れる人の多くは、鉄道ファン。珍しいピンクの駅やホームの壁に描かれた鉄道むすめ「宮本えりお」の撮影が目的だとか。

「恋」の名をもつ智頭急行「恋山形駅」

写真:塚本 隆司

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写真は恋山形駅名物の「特急スーパーはくと」同士の列車交換(単線区間で列車同士が行き違い(離合)すること)。1日に1度だけ、11時23分頃に行われる。これを「恋山形駅の待ち合わせ」と呼ぶか「恋山形駅のすれ違い」と呼ぶのかは知らないが、名物シーンではある。

念願の待合室が誕生「恋の待合室」

週末になると、ピンクの駅見たさと「恋がかなう駅」のご利益にあずかろうと多くの人が訪れる。しかし、列車ではなく”車”で。人気がある駅なのに、利用者数は相変わらずという不思議な状態だ。

念願の待合室が誕生「恋の待合室」

写真:塚本 隆司

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恋山形駅は年々進化を続け、2周年記念には「恋がかなう鐘」、3周年記念に「恋ポスト」、4周年記念は「恋ロード」が完成した。
駅前の通りのピンクのライン「恋ロード」は、恋愛パワースポットの駅へと向かう参道となる。パワースポットといっても、自然の神秘ではない関係者の思いや願いがいっぱい詰まった恋愛パワースポットだ。
途中には、記念撮影用の大きなハートマークやピンクの郵便ポストなど、さまざまな趣向が用意されている。

念願の待合室が誕生「恋の待合室」

写真:塚本 隆司

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5周年を迎えた2018年、念願の待合室「恋の待合室」が誕生した。場所は恋ロードの一番奥、ホームの外にある。中には自動販売機とハートのテーブル。
まだ初々しい付き合い始めのカップルや新たな生活に夢を膨らませる新婚さん、物思いにふける独り者など、さまざまな物語の場所になりそうだ。

念願の待合室が誕生「恋の待合室」

写真:塚本 隆司

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恋愛祈願一人旅にもおすすめ、だって「恋がかなう駅」恋山形駅だから

恋愛祈願一人旅にもおすすめ、だって「恋がかなう駅」恋山形駅だから

写真:塚本 隆司

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1番ホームの片隅に「恋がかなう鐘」がある。絵馬がいくつも掛けられ、まるで神社のようだ。
このハート型絵馬。以前は、智頭急行の智頭駅・大原駅・上郡駅か、普通列車の車内でしか購入できなかったが、待合室内に設置された自動販売機でも購入できるようになった。1つ400円(税込)。
これなら、車で訪れても絵馬を奉納できるため、より一層盛り上がりそうだ。

恋愛祈願一人旅にもおすすめ、だって「恋がかなう駅」恋山形駅だから

写真:塚本 隆司

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中央の大きなハートのモニュメントをよく見ると“恋”の文字の一画目に意味ありげなハートのくぼみ。ここに願いを記した絵馬をはめ込み“恋”の文字を完成させたら、鐘を鳴らそう。

恋愛祈願一人旅にもおすすめ、だって「恋がかなう駅」恋山形駅だから

写真:塚本 隆司

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もちろん、2人で鐘を鳴らすのも、ひとりで願いを込めて鳴らしてもいい。なにせ「恋がかなう鐘」なのだから。モニュメントの下には、恋山形ノートがあるので一言コメントを残すのもいい。
日没後や早朝に訪れたなら、鐘は鳴らさず心の中で鳴らすこと。山中の静かな駅だ。人に迷惑をかけるような恋なら、よした方がいい。ちなみに絵馬は年に一度、鳥取市内にある白兎神社に奉納される。

時には手紙で、恋がかなう駅のピンクの恋ポスト

時には手紙で、恋がかなう駅のピンクの恋ポスト

写真:塚本 隆司

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なんでもメールやLINEですませてしまう時代。時には手紙で思いを伝えてみるのもいいだろう。

時には手紙で、恋がかなう駅のピンクの恋ポスト

写真:塚本 隆司

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恋山形駅には、ピンクの「恋ポスト」がある。郵便局が設置したポストではないため、毎週月曜日に地域の人や智頭急行職員が回収。恋山形駅に一番近い山形郵便局に届けられ、ハート型の風景印(消印)が押される。
週に一度回収されるのんびりとしたポストだが、かえって気持ちの準備ができるかも。もちろんだが、切手の貼り忘れのないように。
恋山形駅のオリジナルグッズとして「ハート杉ハガキ」がある。こちらは智頭駅・上郡駅・大原駅での販売のみ。乗車前に購入して投函(とうかん)しよう。1枚500円(切手代・税込)

形のある思い出を、恋山形駅のオリジナルグッズ

形のある思い出を、恋山形駅のオリジナルグッズ

写真:塚本 隆司

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「ハート型絵馬」や「ハート杉ハガキ」などのオリジナルグッズも注目の恋山形駅。新設された自動販売機では「ハート型絵馬」の他にキーホルダーやお守りが買えるようになった。これで、車で訪れた人もオリジナルグッズがゲットできる。

形のある思い出を、恋山形駅のオリジナルグッズ

写真:塚本 隆司

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自動販売機では買えないグッズもある。限定の硬券切符や鉄道むすめ「宮本えりお」トートバッグなどの智頭急行グッズは、智頭駅・大原駅・上郡駅のほか、智頭急行公式サイトのネットショップでも購入できる。

ミラーやゴミ箱まで周りは全てピンク色の「恋山形駅」は、車で訪れる人が多いものの駐車場というものはない。駅前のスペースに3,4台の駐車が限度。途中の道も狭いので注意が必要だ。できれば智頭急行に乗って列車旅を楽しんでほしい。とはいえ、本数も少ないので文末の【この記事の関連MEMO】にある智頭急行株式会社の公式ページで時刻表やお得な切符情報をチェックしてから出かけよう。

形のある思い出を、恋山形駅のオリジナルグッズ

写真:塚本 隆司

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恋がかなう恋の駅、智頭急行「恋山形駅」の基本情報

住所:鳥取県八頭郡智頭町大内
連絡先:0858-75-6600(総務部)、0858-75-2595(夜間および土休日、運輸部)
アクセス:JR大阪駅(在来線)〜智頭急行上郡駅経由で3〜4時間、JR鳥取駅から1時間〜1時間30分
切符情報:智頭線1日フリーきっぷ(1日乗り放題1200円)、普通列車ペアきっぷ(2日間2000円、2名同一行程)などあり

2018年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/02−2018/06/12 訪問

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