バリ島に行ったことがないという人でも、崖の上のオープントップバーの存在を知っている人は多いでしょう。それがここで紹介する「ロックバー」。CNN「世界のベストホテルバー30」にも選ばれたことのあるバーです。
背後には岩山、目の前には一面の海――ロックバーの醍醐味は、このロケーションの中、絶景を心ゆくまで楽しめるところ。ここを目的にバリに行く!という人がいるのも納得です。
写真:まつり はるこ
地図を見るバリの夕陽は、フィリピンのマニラ、北海道の釧路と並び「世界三大夕日」のひとつに数えられています(諸説あり)。バリのサンセットスポットといえばウルワツ寺院やタナロット寺院、クタビーチ、ジンバランのイカンバカールなどたくさんありますが、近年これらに並ぶ人気を見せているのが、ここロックバーなのです。
写真:まつり はるこ
地図を見るロックバーが一番混雑するのはやはりサンセットタイム。時間帯によっては最大1時間半ほどの待ち時間が発生することも。日の入りの時刻をあらかじめ調べておき、余裕をもって出かけましょう。バリの日の入りは、季節によって違いますが18:00〜18:50頃。16時のオープン直後に入店して、お酒や絶景を楽しみながらサンセットタイムに備えることをおすすめします。
※ロックバーは席の予約ができません。(ヴィラズ アット アヤナ リゾート バリの宿泊者のみ、チェックイン後に予約ができる特典があります)
断崖絶壁にあるロックバーには、専用のケーブルカー「インクリネーター」に乗って向かいます。乗車時間はほんの数分ですが、崖を滑るように海に向かってゆっくりと降りていくケーブルカーに反比例して、テンションは急上昇。期待が高まります!
このケーブルカーに乗るためには、乗り場にあるレーンに並ぶことになります。宿泊客のレーンと一般客のレーンがありますが、宿泊客は優先入場できるので、並んでいても進みが早いんです。ロックバーに絶対行きたいという人は、この優先入場のためだけにでも、アヤナに宿泊する価値あり!
ロックバーには宿泊者限定のシートエリアがあります。2015年に新設された「ラウンドデッキ」は、「ヴィラズ アット アヤナ リゾート バリ」の宿泊者限定エリアです。海にせり出すような作りで、席数わずか18席!打ち寄せる波や潮風を感じながら、よりスペシャルな時間を過ごすことができますね。
写真:まつり はるこ
地図を見るこちらの「トップデッキ」はアヤナ、リンバ、ヴィラの宿泊者が利用できるエリア。スタイリッシュなバーカウンターがあり、バーとしての雰囲気を堪能するにはもってこいの空間です。
提供元:AYANA RESORT AND SPA BALI
http://www.ayana.com/オープン当初からあるトップデッキは、いわばロックバーのシンボル的存在。ロックバー全体でみると、2009年のオープン以来少しずつ増設され、2017年には席数も700を超えています。2016年にはラウンドデッキのすぐ近くに地中海料理が楽しめるレストランエリアもオープン。楽しみ方の選択肢も増えています。
写真:まつり はるこ
地図を見る世界中に衝撃を与えたオープンから8年。ロックバーは、もはやバリの観光名所といってもいいほどの知名度と、変わらぬ人気を誇っています。座る席によってまた違った魅力が感じられるので、リピーターも少なくありません。
写真:まつり はるこ
地図を見る16時オープンのロックバーでサンセットを楽しむとなると、ちょうど小腹がすいてくる時間帯……そんな時にちょっとつまめる軽食をはじめ、フードメニューも充実しています。
また、豊富なドリンクメニューの中からおすすめしたいのがオリジナルカクテル。ロックバーにちなんだものが数多く提供されているので、お気に入りのものを見つけて下さいね!
ちなみに写真のカクテルはその名も「Rockito」。グラン・マルニエやオレンジジュース、レモンジュースで柑橘系のスッキリとした味わいが楽しめるウォッカベースのオリジナルカクテルです。ミントリーフが効いてます!
写真:まつり はるこ
地図を見るロックバーがある「アヤナ」は、「アヤナリゾート&スパ バリ」「リンバ ジンバラン バリ byアヤナ」「ヴィラズ アット アヤナ リゾート バリ」からなる、バリ島きってのラグジュアリーリゾート。ジンバランの広大な敷地は、バリの喧騒とは無縁の癒しの空間。まさにデスティネーションリゾートと呼ぶにふさわしい存在です。
写真:まつり はるこ
地図を見るアヤナの中核をなす「アヤナリゾート&スパ バリ」のエントランス。リゾート内の各施設を結ぶ無料シャトルバスの発着場所でもあります。
ロックバーに行く際に注意したいのは急なクローズ。オープントップバーなので、その日のお天気によってはお休みになることもあるんです。多少雨が降っていてもクローズしない日もあったりするので、心配な場合は当日事前に問い合わせすることをおすすめします。
※波が高い日は一部エリアが閉鎖されることがあります。
尚、ロックバーの営業時間は16時〜翌1時。金曜と土曜は翌2時までと、ちょっと遅くまで楽しめます。
ドレスコードは厳しくなく、水着やサーフパンツ姿でなければ問題ありません。ただ、アルコール飲料メーカーのロゴが入ったものはNG。現地で浮かれて買ったビンタンビールのタンクトップは、くれぐれも着ていかないように(笑)。また、セキュリティ対策のため、大きなバッグ、リュックサックは持ち込めないので注意しましょう。
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この記事を書いたナビゲーター
まつり はるこ
旅との出会いは大学時代。当時は、銀座のクラブホステスとして稼いだギャラを全て旅につぎ込む“豪遊系バックパッカー”として、主に東南アジア方面での長期滞在を繰り返す。その後、体育教師、出版社での月刊誌編集…
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