鞆の浦・観光鯛網船に乗って勇壮な海上絵巻を体感〜広島県福山市

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鞆の浦・観光鯛網船に乗って勇壮な海上絵巻を体感〜広島県福山市

鞆の浦・観光鯛網船に乗って勇壮な海上絵巻を体感〜広島県福山市

更新日:2017/04/28 12:19

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家

広島県福山市鞆の浦は、美しい町並みと海がセットとなった広島を代表する観光地です。鞆の浦は、数々の映画やドラマの舞台となり、全国より観光客が集まる街です。その鞆の浦では、毎年5月初旬から約380年前より伝統的に行われている「鯛網」を観覧できるのです。2015年には、この鯛網漁法である「鯛しばり網漁法」が福山市の無形文化財にもなりました。伝統的な漁法である「観光鯛網」を5月に見に行ってみませんか?

潮待ちの港・鞆の浦で「観光鯛網」に参加するには?

潮待ちの港・鞆の浦で「観光鯛網」に参加するには?

写真:村井 マヤ

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福山市鞆の浦で観光鯛網を観覧するには、前もって観覧券を購入して仙酔島に渡ります。前売り券もありますので、下記MEMOをご参照ください。ちなみに前売り券の販売は、4月30日で終了となりますので、お早めに。

期間中は、よほどの荒天以外は雨天決行ですのでぜひお出かけくださいね。

潮待ちの港・鞆の浦で「観光鯛網」に参加するには?

写真:村井 マヤ

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観光鯛網を観覧船から見学する方は、まずはバス停鞆港の近くの渡船場から仙酔島に渡ります。
観覧船に乗る予定の見学者はここで、鯛網漁にでる漁船を待ちます。出船前には、大漁を祈る舞も披露されるので、それを浜辺で見学したりします。

ちなみに観覧券は当日でも購入可能。もし期間中(毎年5月初めから下旬まで。詳細は下記MEMOを参照)なら、渡船場でも購入可能ですので前売り券が購入できなかった方はこちらで。

潮待ちの港・鞆の浦で「観光鯛網」に参加するには?

写真:村井 マヤ

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観光鯛網では、観覧船からの見学だけではなく網をおろし、引き上げる船・網船(親船)に乗船できます。写真の4名の方は、自ら立候補して親船に乗られる方々です。親船乗船希望者が少ない場合は、思い切って立候補してみましょう。網引体験もできますよ。

鯛網の厳粛な儀式をじっくり楽しみ、観覧船へ乗り込む!

鯛網の厳粛な儀式をじっくり楽しみ、観覧船へ乗り込む!

写真:村井 マヤ

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樽太鼓・弁天龍宮の舞は、国民宿舎の前の浜辺で行われます。鞆の浦には、弁天島と呼ばれる島があり、弁財天が祀られていますが、その弁財天の使いである乙姫の舞と、大漁の祈りを込めた樽太鼓が勇ましく鳴り響きます。

この伝統漁である鯛網を観光鯛網として催したのは、大正12(1923)年のこと。その後太平洋戦争で中断されましたが、昭和24(1949)年に再開され受け継がれています。季節も穏やかな5月に鞆の浦を訪れる方は、ぜひ参加してみてはどうでしょう。

鯛網の厳粛な儀式をじっくり楽しみ、観覧船へ乗り込む!

写真:村井 マヤ

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大漁祈願の儀式を終えると晴れて出航です。観光客は、観覧船に乗り込みます。漁にでる6艘の船は、「漕出式」と呼ばれる古式のままに一旦出航し左に3回まわります。

鯛網の厳粛な儀式をじっくり楽しみ、観覧船へ乗り込む!

写真:村井 マヤ

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観覧用のフェリーに乗り込み、鞆の浦のクルージングが始まります。船の上から、6艘の船団を眺めたり、鞆の浦の美しい景色も楽しみのひとつです。

福山市無形民俗文化財「しばり網漁法」とは・・

福山市無形民俗文化財「しばり網漁法」とは・・

写真:村井 マヤ

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鯛網を行う漁法を「しばり網漁法」と言います。以前は、岸近くによってくる鯛をとっていましたが、積極的に沖合に出向いて群がる鯛を効果的にとる方法が「しばり網漁法」です。
観覧船に乗ると、その具体的な様子を船内アナウンスの説明で聞くことができますので、船団の動きを説明を受けながら注視してくださいね。

福山市無形民俗文化財「しばり網漁法」とは・・

写真:村井 マヤ

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五色の吹き流し、大漁のぼりを打ち立て美しい5月の海へと繰り出す船団。写真右手が網船で、逆網と真網(親船)と呼ばれ、その前には錨船と呼ばれる網船の錨の役目をする船がいます。指揮船(沖合船)によって網おろしの合図があるまで2艘の網船は並んで運航します。

福山市無形民俗文化財「しばり網漁法」とは・・

写真:村井 マヤ

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観覧船から写真のように、鯛網船団の様子を見学します。必要に応じて近くまで寄ってくれ、爽やかな海の風を感じながらのクルージングとなります。

観光鯛網のクライマックスは、観覧船から親船へ

観光鯛網のクライマックスは、観覧船から親船へ

写真:村井 マヤ

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写真は、網しばりをしている様子です。漁師たちの掛け声が響き、「ちがい戻し」という漁法を行っています。これは、一旦交差した網をもとに戻すもので鯛網の見どころの1つでもあります。

観光鯛網のクライマックスは、観覧船から親船へ

写真:村井 マヤ

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網を引き揚げると、親船と観覧船はしっかりと結ばれます。観覧客が多い場合は、観覧船の係員に従って順繰りと親船に乗り移って、大漁の鯛を覗き込みます。一番賑わいを見せる観光鯛網のクライマックスです。

観光鯛網のクライマックスは、観覧船から親船へ

写真:村井 マヤ

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観覧客は、大漁を見届けると再び観覧船に乗り込み下船するために鞆港周辺を周航します。

観光鯛網の観覧が終えると海から仙酔島や弁天島を見ながら鞆港へ

観光鯛網の観覧が終えると海から仙酔島や弁天島を見ながら鞆港へ

写真:村井 マヤ

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観光鯛網のもう1つの楽しみが、海から見る弁天島や仙酔島です。天気が良いと美しい緑と空の青が輝く素晴らしいクルージングとなります。

観光鯛網の観覧が終えると海から仙酔島や弁天島を見ながら鞆港へ

写真:村井 マヤ

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普段は遠く眺めるだけの弁天島ですが(祭事の時に許された人のみ渡ることができる島)、クルージングしながらこんなに近くで見ることができます。

観光鯛網の観覧が終えると海から仙酔島や弁天島を見ながら鞆港へ

写真:村井 マヤ

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江戸時代から鞆の浦に灯りをともした常夜燈。江戸時代の港湾施設を持つ鞆の浦のシンボルでもあります。その変わらぬ風景を海から眺めるのも風情たっぷり・・。

観光鯛網の観覧券にはお得がいっぱい!

観光鯛網はいかがでしたか?勇壮な伝統漁法を船から観覧するというのも面白い試みですよね。鯛網観覧を終えた後もまだまだ楽しみが続きますよ。観覧券をお持ちの方は「鞆の浦史跡めぐりツアー」を1時間無料で案内してもらえます。また、福山市中心地にある「福山自動車博物館」も無料で入館できるので大変お得なんです。

5月の鞆の浦の風物詩を見に行ってみませんか?クルージング気分も味わえる「観光鯛網」はお得で楽しいイベントです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/13 訪問

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