山梨の2大麺料理「ほうとう」と「吉田のうどん」おすすめ4店舗ご紹介!

山梨の2大麺料理「ほうとう」と「吉田のうどん」おすすめ4店舗ご紹介!

更新日:2017/05/09 10:16

しののプロフィール写真 しの 旅する調理師
山梨県を代表するグルメと言えば「ほうとう」。名将武田信玄が陣中食としていたと言うだけあって、根菜など様々な具材とともに幅広の麺がダシによく絡み、万人受けする麺料理です。
もうひとつ忘れてはならない山梨のご当地麺は富士吉田市近郊のソウルフード「吉田のうどん」。太くて非常に硬い麺で有名で、食べ応えも十分。
おすすめの名店も紹介いたしますので、この山梨県民食である二つの麺を食べ比べてみましょう!

ほうとうの味を競う大会で3連覇の偉業を達成した名店「歩成」

ほうとうの味を競う大会で3連覇の偉業を達成した名店「歩成」

写真:しの

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言わずと知れた山梨の郷土料理「ほうとう」。山梨の誇る戦国武将武田信玄が陣中食としたことが始まりとも言われており、具沢山で栄養満点です。
今回ご紹介させて頂くのはほうとうの味を競う大会「昇仙峡ほうとう味くらべ」で2011年、2012年、2013年と3大会連続で来場者投票1位に選ばれた「歩成(ふなり)」です。

ほうとうの味を競う大会で3連覇の偉業を達成した名店「歩成」

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ほうとうの種類は「黄金ほうとう(山梨ワイン豚入り)」「黄金ほうとう(信玄どり入り)」の2種。いずれもお店秘伝の赤味噌・白味噌などをブレンドした黄金色の特製味噌がベースとなるコク深い味わい。そこにじゃがいも、サトイモ、人参などの根菜のほか白菜やきのこといった無農薬野菜がたっぷり入っています。
山梨ワイン豚は勝沼産ワインを飲んだブランド豚肉、信玄どりは鶏臭さのないヘルシー鶏肉です。いずれも甲乙つけがたいです。

ほうとうの味を競う大会で3連覇の偉業を達成した名店「歩成」

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ほうとうはもちろん文句なしに美味しいのですが、山梨のご当地グルメで忘れてはならないのが「鳥もつ煮」。歩成では新鮮な鶏の砂肝、レバー、ハツを煮込みこっくりとした濃厚な甘辛タレでからめた臭みのない鳥もつ煮を味わえ、おつまみにも最適です。

ほうとうの種類も多い有名店「小作」

ほうとうの種類も多い有名店「小作」

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山梨でほうとうの名店と言えば必ず名前があがるほどの有名店「小作」。地元の支持が高いだけでなく、店舗数も多く観光客にも立ち寄りやすいです。
ほうとうの種類は13種と多く、夏季には冷やしほうとうの「おざら」も提供があります。

ほうとうの種類も多い有名店「小作」

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小作のほうとうの大定番は数あるほうとうの中でも「かぼちゃほうとう」。甘くてほっくりしたかぼちゃが、小作オリジナルのダシに溶け込みじんわりと染み入ってくること間違いなしです。
ほうとうにはかぼちゃの他、根菜などの様々な野菜が入っていますが、小作の具材で特徴的なのはきんぴらごぼうが入っていること。歯ごたえのよい食感と、甘辛い味のバランスがとてもよいです。

山梨県・郡内地方のソウルフード「吉田のうどん」とは?

山梨県・郡内地方のソウルフード「吉田のうどん」とは?

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山梨県・郡内地方(主に富士吉田市など)のソウルフードが「吉田のうどん」。
コシが非常に強く、太くて硬い麺が吉田のうどんの最大の特徴です。具にキャベツを使ったお店がおおく、こちらも吉田のうどんならでは。つゆは味噌ベース、醤油ベース、醤油と味噌のブレンドベースに大別されます。また価格も350円〜400円が中心のお店が多くお財布にもやさしいことも魅力です。

富士山麓の富士吉田市周辺は、やせた土地のため稲作にはむかず、畑作で大麦・小麦・雑穀を栽培し、粉にしてこね、野菜と煮込むすいとんをよく食べる地域でした。
また、この地域の昭和初期の主力産業であった織物業は女性が重要な担い手となっており、その女性たちの昼食の手間をかけさせないよう男性がうどんを作るようになったと言われています。その後お客さんにお昼を提供するお店として発展して現在の「吉田のうどん」へと受け継がれてきました。*地元でも「吉田“の”うどん」と「の」を付けて親しまれています。

山梨県・郡内地方のソウルフード「吉田のうどん」とは?

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オーソドックスな「吉田のうどん」を楽しみたい方におすすめのお店は「美也川」。こだわりの手打ち自家製麺の風味とコシが味わえます。人気は肉天、天ぷらうどんなどですが、コシの強さを味わいたいなら冷やしたぬきもおすすめです。

山梨県・郡内地方のソウルフード「吉田のうどん」とは?

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人気は肉天、天ぷらうどん。ダシがふんわりと香り、手打ちの自家製麺をよく引き立てます。またコシの強さを味わいたい場合や暑い季節にはさっぱりとした冷やしたぬきもおすすめです。

観光客におすすめ「吉田のうどんふじや」

観光客におすすめ「吉田のうどんふじや」

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「吉田のうどん」は前項のように元々お昼に提供するお店が多かった名残で、現在もお昼のみの営業のお店が多いです。
「吉田うどんふじや」は昼のみならず週末は夜も営業しており、観光客でも立ち寄りやすいです。
味噌と醤油のブレンドベースのダシに胚芽入りの小麦を使用した色の濃い、香り高い麺がよくからみます。
人気は肉うどん、カレーうどんですが、メニューの多い同店では富士吉田市の地元高校生が考案した真っ黒い麺をつかった「黒ふじやうどん」も提供しています。ボリュームが多いメニューなので腹ペコな方にもおすすめ。

観光客におすすめ「吉田のうどんふじや」

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うどんにちょい足しする辛味は一般的には七味や一味唐辛子ですが、この「吉田うどんふじや」では自家製辛味でアクセントをつけます。複雑なからキリッとした辛さが病みつきになります。
また、サービス品としてレンコンのピリ辛きんぴらを提供しているので、こちらもお忘れなく。

最後に・・・

いかがでしたでしょうか?
「ほうとう」も「吉田のうどん」も地元の方からの圧倒的な支持を受ける県民食。
是非山梨に足を運んで食べ比べてみてください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/03/18−2017/03/19 訪問

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