宿坊とは参拝者を宿泊させるお寺のことで、身延山には多くの宿坊がありますが、覚林坊はそのうちのひとつです。TVでもたびたび取り上げられており、おいしいゆば料理を食べることができます。このゆば料理は宿泊客だけの特権というわけではなく、お昼に食事だけすることも可能です。
以前は予約が必要なゆば御膳のみを提供していましたが、現在ではゆば御膳に加えて、土日・祝日には予約なしで気軽に楽しめるランチ、「おてらんち」を提供するようになりました。覚林坊の場所は門前町商店街から5分ほど歩いた場所にありますが、お昼になると満席になるほどの人気です。
「おてらんち」を頂く場所は、夢窓国師作の日本庭園に面したお座敷です。個室風のお座敷や大きめのお座敷があり、身延町の文化財に指定されたお庭を眺めつつ、ランチを楽しむことになります。春になると、お座敷からは桃や桜が咲いているのを見ることができます。
「おてらんち」の内容は、大豆を多く使う料理となっています。大豆がメインだからといって、あなどれません!ゆばや納豆、豆乳などをふんだんに使い、色々工夫を凝らし、アレンジして食べさせてくれます。見た目も美しく、健康にも良さそうなメニューです。名物の自家製納豆とゆばの桜蒸しはメニューに必ず入りますが、それ以外の料理は季節ごとに変わります。
「おてらんち」には身延特産のあけぼの大豆を使った、女将手作りの自家製納豆が使われています。この自家製納豆は、納豆が苦手という人や海外からの観光客にも好評です。優しい味わいの納豆ですので、ぜひお試しを!納豆の揚げ物などもあり、これが納豆!?という感じのまろやかで、くせがあまりない上品な仕上がりの一品です。納豆とゆばの桜蒸しは、好評の為、お土産として販売もしています。
そしてデザートも、もちろん大豆を使っています。豆乳を使ったアイスに、お手製のコンフィチュールをお好みで。
提供元:覚林坊
http://kakurinbo.jp/「おてらんち」も結構なボリュームがありますが、本格的にゆば御膳を食べてみたい方のために3,000〜5,000円のコースも用意されています。ゆば御膳は事前予約が必要です。ゆば御膳も「おてらんち」と同じく、ゆばがふんだんに使われています。一人につきひとつ、鍋がついており、「おてらんち」がグレードアップした内容になっています。覚林坊オリジナルのゆばの桜蒸し・ゆばと豆乳のトマト鍋・納豆は必ずメニューに入りますが、おてらんち同様、季節ごとに料理の構成も変わります。
覚林坊は宿坊である為、宿泊することもでき、夕食はゆば料理か普通の料理か好きな方を選べます。歩いて10分ほどの久遠寺の早朝の勤行は見学することもできるので、普段は見ることができないお寺の朝を体験することができます。
観光客のいない静かな身延山の朝の散歩を楽しめるのは宿泊者のみの特権です。散歩ついでに、久遠寺の山門から本堂まで続く287段の階段に挑戦するのもいいかもしれませんね。
覚林坊は和風のしつらえにも力を入れていて、お雛様や五月人形など、季節ごとに変わります。全室和風の宿坊はホテルとはまた違った趣があります。
身延特産のゆばを使ったランチは大豆メインで作ったとは思えないほど、メニューがバリエーション豊か。人気があるのもうなずける出来栄えです。
土日・祝日以外にも桜の時期、夏休み、冬休みなどは平日でも「おてらんち」をやっています。休日の「おてらんち」は予約は必要ありませんが、繁忙期以外の平日に「おてらんち」を味わいたい場合は、事前にお問い合わせください。
<基本情報>
住所:山梨県南巨摩郡身延町身延3510
電話番号:0556-62-0014
アクセス:公共交通機関 JR身延駅から身延山(門前町)行き終点「身延山」下車
自動車:
新東名・中部横断自動車道経由で富沢ICから30分
中央自動車道・中部横断自動車道経由で下部温泉早川ICから20分
2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索