ノーベル賞作家絶賛!越後湯沢温泉「雪国の宿 高半」極上冬旅

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ノーベル賞作家絶賛!越後湯沢温泉「雪国の宿 高半」極上冬旅

ノーベル賞作家絶賛!越後湯沢温泉「雪国の宿 高半」極上冬旅

更新日:2016/02/23 12:39

水津 陽子のプロフィール写真 水津 陽子 地域活性化・まちづくりコンサルタント

「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった」という書き出しで始まる川端康成の小説『雪国』は、越後湯沢温泉「雪国の宿 高半」で書かれました。高半には今も、川端康成が逗留した「かすみの間」が往時のまま保存されています。また高半は、自然湧出かけ流し100%の温泉。浴場や客室からは遠く三国山脈が一望できる、眺望も優れた温泉宿です。この冬は、『雪国』の世界にどっぷりつかって、極上の冬旅を楽しんでみませんか。

川端康成が小説『雪国』を執筆した「かすみの間」を今に

川端康成が小説『雪国』を執筆した「かすみの間」を今に

写真:水津 陽子

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小説『雪国』を書いた川端康成は、日本初のノーベル文学賞作家です。川端康成は小説の舞台となった越後湯沢温泉「雪国の宿 高半」に、昭和9年から12年にかけて逗留、『雪国』を執筆しました。

高半の現在の建物は、近年建て替えられたもので、川端康成が逗留した当時のものではありませんが、「かすみの間」に関しては、往時のまま展示室の一角に移し保存公開されています。実際に部屋に入ってみることもでき、間近にその装飾や小物を見ることもできます。掛け軸や机、脇息、火鉢、座布団などは、古色蒼然としつつも鮮やかで、若い頃、川端作品を読み込んだ者には、その作品を鮮やかに思い出すものです。

ひととき、そこに佇み、窓越しに雪に覆われた山々の景色を見ていると、心静かになり、普段忘れている自分の内面との対話もできるようです。

かすみの間は『雪国』の世界にどっぷりはまる時空間

かすみの間は『雪国』の世界にどっぷりはまる時空間

写真:水津 陽子

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特に、この主人公、駒子を思わせるこのファー付のオレンジの衣装はビビットで、洒落ています。昔もこうした衣装があったのかはわかりませんが、まるで今、この雪の中を駒子が駆けて来たのではないか、と思える世界を創り上げています。

「かすみの間」は、二方に窓がある展示室の一角におかれており、この日は前夜に降った雪が山肌を覆っていましたが、空は晴れ、青空が見えて、その対比も美しく、駒子の衣装には朝日が差し込んで、それが得も言われぬ風情を醸し出していました。

川端康成や雪国ゆかりの貴重な資料展示コーナー

川端康成や雪国ゆかりの貴重な資料展示コーナー

写真:水津 陽子

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ちなみにまだ『雪国』を読んだことがない方に、かんたんにあらすじを紹介すると、主人公は、親から譲り受けた財産で気ままな生活を送る島村。湯沢温泉で芸者の駒子と出会い、一途な駒子に惹かれていくが・・・というお話。何度も映画やドラマにもなった不朽の名作です。

高半では、1957年東宝で、往年の映画スター池部良さん、岸恵子さんが主演した映画の撮影も行われてました。高半では、この映画の上映も行っています。資料展示コーナーには、川端康成や雪国ゆかりの貴重な資料も多数展示されています。小説を読みたい方には本の貸出しやロビー横の売店で購入もできます。

■かすみの間 
入館時間:9:00〜17:00
入館料:大人500円 (宿泊者無料)

■映画「雪国」の上演時間
16:00〜18:15,20:30〜22:45

天然不老不死と詠われた、自然湧出かけ流し「卵の湯」

天然不老不死と詠われた、自然湧出かけ流し「卵の湯」

写真:水津 陽子

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高半の温泉は、湯沢の他の源泉井と異なる湯元源泉を使用しています。約900年前に発見されたという自然湧出の源泉は、飲泉できるほど清潔だとか(保健所の規制で飲泉はできないそうです)。かけ流し100%の温泉です。泉質は無色透明、アルカリ線単純温泉で、お肌がツルツルとし、僅かな硫黄臭とお湯の中でとき卵を入れた様な湯花が咲くことから、別名「卵の湯」と呼ばれています。

■泉質…単純硫黄温泉
■日帰り入浴…昼1:00〜5:00 ¥1,000
出典:雪国の宿 高半HP

源泉かけ流しで泉質が素晴らしいだけでなく、大浴場もどこか小説『雪国』の風情があります。高半では男女湯の入れ替えをしていません。豊富な湯量があって数時間で入れ替わるとはいえ、気にする女性もいることに配慮しているとのことです。

男湯はまた別の世界があるかもしれませんが、女湯はかけ流しの湯が起こす、濃い湯気が霧のように立ちこめて、幻想的ですらありました。

三国山脈、湯沢温泉を一望する、高半からの眺め

三国山脈、湯沢温泉を一望する、高半からの眺め

写真:水津 陽子

こちらヒマラヤ杉のある高半の客室からは、湯沢温泉が一望できます。また、この右手に迫る山は、手が届きそうなほど近くて、山の上に出た星空や朝日に輝く雪に思わず、手を伸ばしてしまいました。ヒマラヤ杉については、客室に案内がありました。

≪ちょっと気になる木のお話≫
窓から見える、この大きな木は何でしょう?実は今から130年前、ヒマラヤ地方から日本にやってきたヒマラヤ杉という名の「松の木」なのです。枝にのっている茶色の楕円は松ぼっくりです。秋に熟しはじめると、果鱗が次々にはがれて、ヘリコプターのようにクルクル回転しながら、風に乗って遠くへ飛び散ります。

この光景も見てみたいですね。湯沢は紅葉も素晴らしいところです。またいつか、ご紹介できたらと思っています。

冬こそ、北へ。極上の冬旅に出掛けよう!

みなさんは、冬は暖かい南の島へ旅する派ですか?それともスキーなど、冬のレジャーを楽しむ派ですか?確かに、冬の寒い日、あったかい南の島に行くのもいいものですが、冬だからこそ味わえる極上の旅もあります。

日本の魅力の一つは、四季があることですよね。季節によって、観光地や温泉は全く異なる顔を見せます。越後湯沢は、冬スキーで賑わいますが、それ以外にも、こんな素敵な楽しみ方があります。是非、この冬、都会の喧騒を離れ、静かな冬の温泉に出かけてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/11/28−2012/11/29 訪問

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