瀬戸内海を泳ぐこいのぼりは癒し系。小豆島「旧戸形小学校」

瀬戸内海を泳ぐこいのぼりは癒し系。小豆島「旧戸形小学校」

更新日:2017/04/18 13:38

凜風 杏花のプロフィール写真 凜風 杏花 ライター
瀬戸内海・小豆島で今回ご紹介するのは、映画「八日目の蝉」などの撮影が行われた「旧戸形小学校」で、毎年4月上旬から5月初旬までかけられる“海上を泳ぐ鯉のぼり”。穏やかな瀬戸内の景色とマッチした癒し系の鯉のぼりはいつまでもながめていたいほど素敵ですよ。ゴールデンウイークの思い出作りにお子様と一緒にぜひ!

八日目の蝉のロケ地「旧戸形小学校」は目の前が海

八日目の蝉のロケ地「旧戸形小学校」は目の前が海

写真:凜風 杏花

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「旧戸形(とがた)小学校」は、映画「八日目の蝉」や「魔女の宅急便」の撮影が行われたこともある廃校。土庄港から西浦線・西廻りのバスで8分ほどの停留所・戸形のすぐそばにあって、現在は戸形公民館として使われています。

小豆島西端の戸形崎に位置しているので、校庭前に広がるのは瀬戸内海と砂浜の景色。目の前に海があるって、なんて素敵な小学校だったのでしょうね! この景色を見て、きっと「通ってみたかったな」と思う人も多いはず。

八日目の蝉のロケ地「旧戸形小学校」は目の前が海

写真:凜風 杏花

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静かな雰囲気の校庭。今はブランコなどの遊具は取り払われ、オリーブや桜の木が季節を感じさせてくれます。

※旧戸形小学校は現在、戸形公民館として管理されていますので、建物に勝手に入ったりはできません。

八日目の蝉のロケ地「旧戸形小学校」は目の前が海

写真:凜風 杏花

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校庭前の景色。ウミガメが産卵にきたこともあるというほどきれいな海と砂浜は、夕陽が美しく見える場所としても人気のスポット。

新入生の健やかな成長を願ってかけられた鯉のぼり

新入生の健やかな成長を願ってかけられた鯉のぼり

写真:凜風 杏花

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この旧戸形小学校前の海に、毎年4月上旬から5月初旬まで鯉のぼりがかかります。こいのぼりの設置は新入生らの健やかな成長を願って1990年から行われている伝統行事。2005年に戸形小学校が土庄小学校と統合して廃校となった後も、村里づくり委員会や自治連合会などが中心となって継続されているんです。

海の上を泳ぐこいのぼり、例年はGW最終日頃まで見ることができますが、年によって多少日程が前後しますのでお気をつけください。

味わいのある癒し系鯉のぼり

味わいのある癒し系鯉のぼり

写真:凜風 杏花

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小学校体育館の裏山から約80メートル沖合の岩礁までを潮風に乗って泳ぐこいのぼり。天候によって雰囲気が変わる鯉のぼり達ですが、写真のような干潮時には鯉のぼりの真下近くでながめることもできます。

“豪華絢爛”とか“すごく大量”というのとはまたちょっと違った、風情ある鯉のぼりの様子は、瀬戸内の島々を望む景色とマッチしてとっても癒される!

味わいのある癒し系鯉のぼり

写真:凜風 杏花

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小学校すぐ前のきれいな砂浜は近所の方のお散歩コース。こんなところが遊び場所という子供達ってホント幸せですよね。鯉のぼりも暖かく見守ってくれています。

戸形崎の海岸は映画「八日目の蝉」のロケ地でもありますが、この砂浜を散歩したり、瀬戸内の景色をながめたり、美しい夕陽を見に行くだけでも充分立ち寄る価値があります。

瀬戸内海を泳ぐ鯉のぼり

瀬戸内海を泳ぐ鯉のぼり

写真:凜風 杏花

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期間中の風が強い日には旅立ってしまう鯉のぼりもいるようですが(笑)、その際には掛け替えなども行われるそう。海上を泳ぐ鯉のぼりは行き交うフェリーや高速艇からも見え、今ではすっかり瀬戸内の春の風物詩として親しまれています。

お子様連れにおススメスポット

旧戸形小学校は土庄港からバスで8分という便利さがうれしい。ゴールデンウイークにはお子様と一緒に出かけて、鯉のぼりを見ながら砂浜を散歩してみてください。素敵な思い出がまたひとつ増えるに違いありません。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/15 訪問

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