神戸南京町はJR・阪神元町駅の南側、元町商店街のさらに南に位置し、東西約270m、南北約110mの範囲に100を超える店舗が軒を連ね、異国情緒あふれる神戸の人気観光スポットです。
また、神戸南京町は、横浜中華街、長崎新地中華街と共に、日本三大中華街の一つに数えられます。南京町の誕生は、明治元年(1867年)の神戸港開港からといわれています。 当時の清国は日本と条約非締結国であったため、外国人居留地に住むことが出来ず、その西側に隣接する現在の「南京町」のあたりに居を構え、雑貨商、豚肉商、飲食店などを始めたことから、中国人が多く住む町として「南京町(なんきんまち・なんきんちょう)」「南京街(なんきんがい)」と呼ばれるようになったのです。
南京町にある、老舗広東料理店「民生」は、旬の素材を活かした料理の中でも、創業以来の看板料理「イカの天ぷら」が名物メニュー。イカの女王と呼ばれている「アオリイカ」を使用した、イカ本来の味が楽しめるシンプルな味付けが絶品です。
他にも、「フカヒレの刺身」や「ピーフォンタン」など、本場中国の味を再現した料理数々。旬の食材を使用した季節限定メニューもあります。エビのマヨネーズソースやミンチのレタス包みも人気があります。家族や、友人と何皿か注文し、みんなで取り分けながらいろんなメニュー楽しむのがお勧めです。
40年以上、神戸の地で愛されてきたその味をぜひ!
南京町で30年以上愛され続ける、家庭的な広東料理店。今もオーナー自ら腕をふるう店は南京町でも珍しく、開店以来変わらぬ味を守り続けています。
口コミで広まったという中華粥は、中国南部のさっぱりした塩味がベース。代々受け継がれた家庭の味です。お肉や魚など数種類あり、お好みでご注文を。どれも人気があります。
おかず4品+中華粥の「パラダイスランチ」をはじめ、季節の焼きそばや汁そば、炒飯などなど…昼と夜で変わるメニューには、美味しい食事と健康へのこだわり、もてなしの心があふれています。
気さくで親しみやすい雰囲気は、まるで気心の知れた家族を訪ねるよう。小さなお店ならではの、古き良き食卓がここにあります。
行列をなす南京町の元祖豚まん専門店、大正4年創業の“老祥記”。“豚まん”の名前は老祥記創業者が命名したもの。開店当時は中国の船員さんが故郷の味を求めて集まる憩いの場でもあり、広く神戸の人々に『神戸のぶたまんじゅ屋』と呼ばれ親しまれてきました。麹で発酵させている皮はコシがあり、中の具と絶妙なハーモニーを醸し出します。食べやすいやや小ぶりな大きさで、できたてはもちろん、冷めても中の肉の具がしっかり味がついているのでおいしくいただけます。
特に、土曜日、日曜日は長い行列が。観光客のみならず、地元周辺の住民も南京町を訪れた際には、家族へのお土産にまず思いつく1品です。何十個単位で買う人も少なくないので、売り切れる前に早めにお買い求めを。
中華街を散策した後にお勧めのスイーツをご紹介しましょう
民生の通り向かい側にある、「エストローヤル」は、神戸っ子の中でも有名な洋菓子店です。
1番人気のシュー・ア・ラ・クレーム(シュークリーム)には香りがバツグンのレ・ユニオン産バニラビーンズで練り上げたカスタードを使用してあり、あっさりながらコクはしっかり。外側のシュー生地はパリパリ、中のクリームはたっぷりで、食べ応えがあります。
お土産はもちろん、南京町の広場で腰かけながら、テイクアウトで1つからでも気軽に購入して味を楽しめます。
南京町には、「春節祭」、「中秋節」、「ランターンフェア」、「興隆春風祭」といった年中行事があります。
特に「南京町春節祭」は、旧正月を祝うお祭りで、1997年に神戸市地域無形民俗文化財に指定されるなど、神戸市のみならず全国から多くの方が観光に来る一大イベントになっています。
中国の歴史上の人物「楊貴妃」や「孔明」「劉備」などに扮した一般参加者と実行委員たちによるパレードをはじめ、獅子舞などの伝統芸能が催されます。開催期間中は、限定品や豪華景品が当たるポチ袋くじなども販売され、毎年多くの人で賑わいます。
2014年の開催期間は1月31日から2月2日まで。1月26日にはプレイベントもあります。
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