チェコ作曲家スメタナ尽くしの徹底ルート!生まれ故郷リトミシュルの巡り方

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チェコ作曲家スメタナ尽くしの徹底ルート!生まれ故郷リトミシュルの巡り方

チェコ作曲家スメタナ尽くしの徹底ルート!生まれ故郷リトミシュルの巡り方

更新日:2017/04/20 12:21

浅井 みらののプロフィール写真 浅井 みらの 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者、通訳案内士(英語)、世界遺産検定2級

列強国による支配が続いていた19世紀のヨーロッパ。まだ見ぬ独立を夢見ながら、自分たちの歴史や伝説、それに豊かな自然を音楽の調べに託した作曲家がいました。“チェコ音楽の父”と国民から親しまれている、ベドルジハ・スメタナ。彼が生まれた町リトミシュル(Litomysl)は、スメタナ好きなら一度は訪れたい場所です。スメタナの生きた世界にどっぷり浸れる、彼にまつわる場所をご紹介します。

ベドルジハ・スメタナってどんな人?

ベドルジハ・スメタナってどんな人?

写真:浅井 みらの

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1824年3月2日、草原に囲まれたのどかな町リトミシュルでスメタナは誕生しました。子供の頃よりピアニストとして活躍しますが、のちに作曲家へ。当時、支配されていたチェコの独立への願望を掲げ、チェコをテーマにした曲を精力的に作り続けます。

その働きがチェコ音楽の確立に大きく貢献したことから、“チェコ音楽の父”や“チェコ音楽の創始者”として、現在もチェコの人たちから親しまれているのです。その気持ちは、リトミシュルでも同じ。町の中心地にはスメタナの銅像が建てられ、スメタナ広場と呼ばれています。

世界遺産の中にも潜むスメタナの関連品

世界遺産の中にも潜むスメタナの関連品

写真:浅井 みらの

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スメタナが生まれた町・リトミシュルを代表するのが“リトミシュル城(Zamek v Litomysli)”。16世紀に建設されたルネサンス様式とバロック様式のお城で、城壁のズグラフィトという装飾が美しく、1999年にユネスコ世界遺産に登録されました。

城内は見学することができ、19世紀ごろに使われた家具や装飾品も展示されています。豪華な雰囲気が感じられる城内に、実はスメタナにまつわるものが残されているんですよ。

世界遺産の中にも潜むスメタナの関連品

写真:浅井 みらの

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上品な花柄のデザインで統一された団らん室。城主だったヴァルドシュテイン伯爵が客人を招き、優雅なひとときを過ごしたのではないでしょうか。こちらのお部屋の中央に置かれているピアノ、実はスメタナが演奏したといわれています。幼少時代より音楽の才能に注目されていたスメタナは、お城で度々演奏をするよう伯爵に要請されていたほどなんですよ。

またお城で催された音楽会や演劇など、スメタナは頻繁に出席したと聞きます。幼い時に蓄えた一流の音楽経験が、のちに作曲家として大いに影響を与えたのではないでしょうか。

スメタナの生家は必ず訪れたい場所

スメタナの生家は必ず訪れたい場所

写真:浅井 みらの

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スメタナの父親は、リトミシュル城が管轄していたビール醸造所に勤めていたため、一家は城の敷地内で暮らしていました。現在、“スメタナの生家(Rodny byt Bedricha Smetany)”として一般公開されている場所はリトミシュル城の目の前。入り口横には作曲した楽譜が飾られているなど、家だけでなく、彼にまつわるものも展示されています。

スメタナの生家は必ず訪れたい場所

写真:浅井 みらの

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特に思い出深いものが、引っ越しの度に必ず持参した机。小さな傷やなめらかな木の艶から、使い込んだ年月の長さと机に対する愛情が感じられます。備え付きの棚も細かな装飾が施されているので、ぜひ間近で見てみてくださいね。

スメタナの生家は必ず訪れたい場所

写真:浅井 みらの

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机の上にはスメタナが書いたとされる楽譜や手紙が展示されています。羽の先にインクをつけて書かれた筆記体や音符は、水の上を流れるかのように優雅に紙の上を走っています。

スメタナが実際に生まれた部屋へ

スメタナが実際に生まれた部屋へ

写真:浅井 みらの

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スメタナの生家で見学できる部屋は3室。机が置かれた1室のほかに、スメタナが生まれた部屋がこちらの寝室になります。木でつくられたゆりかごや壁に架けられた風景画から、当時の雰囲気が感じられます。

スメタナが実際に生まれた部屋へ

写真:浅井 みらの

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最後の部屋は、子供用にデザインされたもの。チェコ語で紹介されてますが、イラストで描かれている部分もありますので眺めてみるのも面白いですよ。

スメタナが実際に生まれた部屋へ

写真:浅井 みらの

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世界中で有名なスメタナ。その人気は日本でも高いです。団体ツアーで訪れることも多く、日本語の説明書き(無料)があります。リトミシュルで過ごした幼少時代について詳しく書かれ、よりどんな子供だったのかを知ることができますよ。

リトミシュルの歴史に刻まれたスメタナの所有物

リトミシュルの歴史に刻まれたスメタナの所有物

写真:浅井 みらの

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リトミシュル城、生家に続いて訪れたいのが、町の歴史などが展示されている“リトミシュル博物館(Regionalni muzeum v Litomysli)”。中世の城壁跡や讃美歌の楽譜、19世紀に作られたチェコ最古のカメラなど様々な展示品があるなかで、必見なのが“リトミシュルの天国(Litomyslske nebe)”と呼ばれる展示エリア。

リトミシュルの歴史に刻まれたスメタナの所有物

写真:浅井 みらの

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リトミシュルにゆかりのある著名人たちの所持品が展示されています。そのなかには、もちろんスメタナも。エリア中央に置かれたスメタナの細長い柱時計は、時計周辺の細かい金細工だけでなく、文字盤の上には笛を吹くケンタウロスが描かれています。

スメタナのリトミシュルに対する想い

スメタナの祖国に対する愛情は深く、その代表作といえるのが“わが祖国(Ma Vlast)”。特にチェコ国内を流れるヴルタヴァ川の優雅さを表現した第2曲を聞いたことがある人は多いはず。スメタナがリトミシュルに暮らしていたのは7歳までと短期間ですが、その後、彼は2回ほどリトミシュルを訪れています。毎年夏には町全体が舞台となる音楽祭が開かれ、彼の希望で“スメタナのリトミシュル(Smetanova Litomysl)”と名付けられるほど。わが祖国で流れる、ゆるやかで穏やかな音が似合う町リトミシュル。スメタナの作曲家人生で、欠かせない生まれ故郷です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/12/18 訪問

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