写真:麻生 のりこ
地図を見る静岡県西部に位置し4つの枝湾と多くの入り江を持つ浜名湖。その枝湾の1つ・庄内湖と浜名湖の間に大規模都市公園「浜名湖ガーデンパーク」はあります。
四季折々の花が咲き緑豊かな同園は、平成16年(2004年)に開催された「浜名湖花博」の会場となり、以来、地域の人々や観光客が訪れる人気のスポット。
園内は駐車場周辺の「西側エリア」、出入口となる橋を渡った先の「街のエリア」、かえで橋と展望塔から奥に広がる「里のエリア」の3エリアに分かれています。
今回紹介する「花の美術館」はその「里のエリア」の一番奥。喧噪を感じさせない庭園で「花の庭」と「水の庭」から成ります。
こちらは街と里のエリアとの間にある展望塔。足元の広場ではネモフィラやヒマワリ、コスモスなど、季節に応じた花を見ることができます。
提供元:浜名湖ガーデンパーク
http://www.hamanako-gardenpark.jp/花の美術館は浜名湖花博開催後、平成21年(2009年)3月までは「モネの庭」と呼ばれていたエリア。
淡いピンク色の外壁と緑色の窓枠&鎧戸が目を惹く建物の正面が「花の庭」、その奥が「水の庭」です。バラ以外にも1,000品種ほどの花が咲き、来園者を楽しませています。
建物の前面奥、四角の支柱に絡まっているピンクのつるバラはアンジェラ。花付きが良く、絶好の撮影スポットです。
写真:麻生 のりこ
地図を見る花の庭は中央にバラの大アーチ。その左右にはジギタリスやデルフィニウム、黄色くて丸い形状のクラスペディアなどがバラを引き立て、より色彩豊かな庭を演出してくれます。
紫色の巨大ネギ坊主のような花はアリウム・ギガンチウム。クリーム色のバラや黄色系の花が多い場所に植えられていると、その鮮やかなコントラストに目を奪われてしまうでしょう。
画家クロード・モネが愛したと伝えられる、黄色い一重咲きのつるバラ・マーメイドの姿を見ることもできます。
提供元:浜名湖ガーデンパーク
http://www.hamanako-gardenpark.jp/バラの大アーチは毎年5月中旬から下旬にかけて年に一度、期間限定で通り抜けができます。左右から色とりどりのつるバラが伸びて、頭上を覆う大アーチは圧巻!
写真:麻生 のりこ
地図を見るただ通りぬけるだけではもったいないので、首をぐるりと回して花の美しさを堪能してくださいね。
2023年の通り抜け期間は5月13日(土)から21日(日)まで。水の庭から建物方向への一方通行なので擦れ違う人もいないため、その分、落ち着いて観賞できますよ。
写真:麻生 のりこ
地図を見る光に透けた花びらや葉、香り。歩き進めるともに変化していくアーチの表情。見ているだけで思わず笑みがこぼれてしまう、そんなバラの大アーチです。
写真:麻生 のりこ
地図を見るかつては「モネの池」とも呼ばれていた水の庭。春になると池には睡蓮の花が咲き、周囲の竹林などと相まって和風庭園の趣を醸し出しています。
池に架かる橋には藤が絡まり、花見時となる4月下旬から5月上旬には絵画的な風景に。西洋的な花の庭と対照的なこちらへも、ぜひ足を延ばしてみては。
写真:麻生 のりこ
地図を見る東京ドーム約12個分という広大な敷地を持つ浜名湖ガーデンパーク。園内の通路は勾配も緩やかでウォーキングに適しています。
とはいえ、駐車場がある西側エリアと街のエリアとの間にある橋から花の美術館までは1キロ以上。「歩くのはキビシイけどバラの大アーチはくぐりたい」という方には「遊覧船ガーデンクルーズ」がお勧め。
航路は水遊び広場付近にある船着場から花の美術館付近の船着場まで。園内を流れる水路をゆっくりと移動し、片道だけの利用も可能です。
住所:静岡県浜松市西区村櫛町5475-1
電話番号:053-488-1500
アクセス:東名高速道路「浜松西」ICから約25分
※4月・5月の土日祝日、特定日にはJR舞阪駅から直行バス(有料)運行
※入園無料・駐車料金無料(一部有料施設あり)
なお、花の美術館は庭園の維持管理のため、毎週火曜日の午後は休館です(5月14日除く)。
2023年4月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/5更新)
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