アメリカジャスミンが香る了仙寺へ!下田「ペリーロード」をレトロ散歩

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アメリカジャスミンが香る了仙寺へ!下田「ペリーロード」をレトロ散歩

アメリカジャスミンが香る了仙寺へ!下田「ペリーロード」をレトロ散歩

更新日:2017/05/11 11:08

波奈 美月のプロフィール写真 波奈 美月 旅行ブロガー

「ペリーロード」とは、幕末に伊豆下田港へ来航したペリー提督一行が、日米下田条約締結のために了仙寺に向かって行進した道です。平滑川沿いに700mほど続き、幕末〜大正時代に建てられた石作りの洋館や古民家が数多く残るレトロな雰囲気が人気!

松田松陰やお吉など、幕末史に残る著名人とゆかりがあり、花の名所としても有名。5月中〜下旬は了仙寺のアメリカジャスミン、6月は隣接する下田公園のアジサイが見事です。

ペリー提督一行が行進した道!

ペリー提督一行が行進した道!

写真:波奈 美月

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「ペリーロード」は伊豆急下田駅から徒歩12〜3分のところにあります。
柳並木と石畳が続く美しい道で、ガス灯のある風景はどこか異国情緒が漂い、格子模様の「なまこ壁」や伊豆で取れる「伊豆石」で造られた古い建物が多く残ります。
端から端まで歩いても10分程度。ほど良い距離であることも人気の理由でしょう。

その出発点は下田港。1854年(嘉永7年)、この地に黒船が来航し、了仙寺まで砲兵隊や軍楽隊を含む300人を超える大行列が行進していきました。
下田公園下の鼻黒には、ペリー提督一行が来航したことを記念して、「ペリー艦隊来航記念碑」が了仙寺の方角を向いて建てられています。

幕末〜大正時代のロマン漂うカフェやショップ!

幕末〜大正時代のロマン漂うカフェやショップ!

写真:波奈 美月

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ペリーロードの大きな魅力は、幕末〜大正時代の古民家や洋館を利用したレトロなカフェやショップ。
その中でもひときわ目立つのは「草画房(そうがぼう)」です。逢坂橋のたもとにあり、美しい古民家と伊豆石造りの蔵は1914年(大正3年)の建造。現在は、書家の竹澤尚生氏のアトリエとなっています。

土日祝(土日に続く祝日)のみ、"古民家ギャラリー兼喫茶室"としてオープン!大正ロマンが漂う店内で、墨作品の展示や、染め付けした器・手描きのハガキ等を販売しています。カフェのメニューは、マンゴーカレーや抹茶セット(お菓子付き)など。営業時間は10:00〜17:00、不定休があるのでご注意を!

幕末〜大正時代のロマン漂うカフェやショップ!

写真:波奈 美月

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草画房の蔵と隣接するのは、緑の窓枠が目印の「パスタと雑貨 ページワン」。築150年の石造りの洋館を利用したイタリアン・レストランです。

特に4種類のパスタはどれも美味しくてお薦め!ピザやパスタに欠かせないトマトにこだわり、選び抜いたものをトマト農家から直接仕入れています。営業時間は11:00〜20:00。定休日は水・木曜日です。

幕末〜大正時代のロマン漂うカフェやショップ!

写真:波奈 美月

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ペリーロード一帯は、もとは下田の花街でした。寺小路橋のたもとにある董品屋兼喫茶店「風待工房(かざまちこうぼう)」の建物はかつての遊廓。1909年(明治42年)の建造で、粋なデザインの2階の窓も当時のままです。

明治〜昭和の骨董品や古陶磁を眺めながらお茶ができ、時間が止まったような不思議な感覚を味わえます。メニューはケーキやコーヒーなど。営業時間は10:00〜18:00、定休日は水曜日です。

ペリーロードゆかりの幕末の著名人をチェック!

ペリーロードゆかりの幕末の著名人をチェック!

写真:波奈 美月

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開国の舞台となったペリーロード。この地を訪れた幕末の著名人はペリー提督だけではありません。
幕末の志士 吉田松陰も、黒船乗船を嘆願するために下田に訪れ、回船問屋の「土佐屋」に兄への日記と手紙を託しています。

現在残る「土佐屋」の建物は、1854年(安政元年)の建造。赤い柳橋のたもとにあり、"なまこ壁"が印象的です。趣のある建物は、2012年放送のアニメ「夏色キセキ」など、数々のテレビや映画に登場!
現在はソウルミュージックの流れる創作料理のお店「SOULBAR 土佐屋」となっています。

ペリーロードゆかりの幕末の著名人をチェック!

写真:波奈 美月

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ペリー提督が日本を去って4か月後、今度はロシア使節プチャーチンが軍艦ディアナ号で下田へ来航。風待工房の奥にある「長楽寺」で、1854年(安政元年)12月に「日露和親条約」が調印されました。(※和暦では11月27日より安政元年)
その2週間後、日米和親条約の批書交換もこの地で行われています。

日露和親条約交渉中に安政東海地震が起こり、津波により下田の町が壊滅、ディアナ号も遭難した事件は有名です。

ペリーロードゆかりの幕末の著名人をチェック!

写真:波奈 美月

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草画房の角を左折して1〜2分歩くと、「唐人お吉」の名で知られるお吉が小料理屋を営んだ「安直楼(あんちょくろう)」へ行くことができます。

お吉(本名 斎藤きち)は下田一の人気芸者でしたが、玉泉寺に駐在した初代米国総領事ハリスに仕えたことにより差別され、薄幸な生涯を送りました。

小料理屋を営んだのは1882年(明治15年)から2年間ほどですが、お吉の没後、この建物で寿司店が開業し、1999年まで108年にわたって営業を続けました。現在、内部の見学はできませんが、2階に安直楼時代の客間とお吉の遺品が残されています。

終着点!アメリカジャスミンの香りに包まれる「了仙寺」

終着点!アメリカジャスミンの香りに包まれる「了仙寺」

写真:波奈 美月

ペリーロードの終着点「了仙寺」は、ペリー提督一行の応接所となり、1854年(嘉永7年)5月、日米和親条約の細かい取り決めである「日米下田条約」が締結された所です。

境内には、約1300年ほど前の洞窟古墳である「了仙寺横穴遺跡」や、下田繁栄の基礎を築いた第二代下田奉行 今村伝四郎正長の墓などがあるのでぜひ見学しましょう。
本堂の梁に、安政東海地震(1854年)による津波の際、流された櫓船が衝突した痕が残っており、その凄まじさを伝えています。

終着点!アメリカジャスミンの香りに包まれる「了仙寺」

写真:波奈 美月

了仙寺は、アメリカジャスミンの名所としても有名。約1000株あり、5月中下旬の見頃の時期になると、白と紫の可愛らしい花で境内が埋め尽くされる様子は圧巻!毎年「了仙寺 香りの花まつり」も開催され、2017年は5月11日〜31日の実施となります。

アメリカジャスミンは、咲き始めの花は紫色ですが、だんだん白く変わっていくのが特徴。美しいだけではなく、香りの良い花で、ほっと心をなごませてくれます。一番香りが強い時は、白色に近づいた時だそうですよ。7月と9月にも三分咲きとなります。

終着点!アメリカジャスミンの香りに包まれる「了仙寺」

写真:波奈 美月

境内にある「Mobs(モッブス) 黒船ミュージアム」は、国内最大級である約3,000点を超える黒船・開国コレクションを所蔵。シアターもあり、黒船来航時の模様をわかりやすく知ることができます。(入場料:大人500円・小中高生250円)

一歩中に入ると、ど〜んと巨大なペリー提督の顔がお出迎え。幕末の雰囲気に浸れるような記念撮影用のパネルも用意されています。
エントランスとショップは無料で入ることができるので、お土産探しに寄るだけでも大丈夫!黒船にちなんだ「Mobs」オリジナルグッズなどがありますよ。

アジサイの時期は「下田公園」と併せていかが?

アジサイの時期は「下田公園」と併せていかが?

写真:波奈 美月

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6月もぺリーロードを訪れるお薦めの時期です。アジサイは下田市の花。ペリーロードの石畳の道でも、色とりどりのアジサイを見ることができます。

隣接する「下田公園」はアジサイの名所。日本一の株数である約15万株300万輪が咲き誇り、6月いっぱい「あじさい祭り」も開催されます。公園内の散策路から直接ペリーロードへ降りていくことができるので、この機会に併せて訪れてはいかがでしょうか?

「下田公園 あじさい祭」については"たびねす"の別記事で紹介しています。下記のMEMOよりぜひご覧ください。

「ペリーロード」訪問のポイント!

ペリーロードを訪問するとき、まず困るのが駐車場。「下田公園」の無料駐車場を利用するのが一番のお薦めです。(※「下田公園 あじさい祭」の時期は1日500円の臨時駐車場が用意されます)

駐車場の近くにある「ペリー艦隊来航記念碑」に寄り、そこから了仙寺まで歩けば、ペリー提督一行の気持ちになれて、ますますテンションが上りそうですね。
事前に、下記のMEMO「伊豆下田観光協会公式サイト」より「下田ガイドMAP」をダウンロードしておくと便利です。

「了仙寺」には、県道117号線沿いに専用駐車場(無料:乗用車10台)がありますが、1時間を超える利用は不可になっています。山側にある駐車場(無料:乗用車20台)は、1時間以上でも利用できますが、境内の中を通るのでご注意を!5月のアメリカジャスミンの時期は、使用を避けたほうが良いでしょう。

ペリーロードの東端には、1915年(大正4年)建築の、なまこ壁と伊豆石を使用した古民家「旧澤村邸」があります。入場無料の休憩・案内施設になっており、お茶のサービスもあります。建物の案内もしていただけますよ。疲れたとき、気軽に寄って一服してはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/05/16−2017/06/18 訪問

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