立山黒部アルペンルート「雪の大谷」で大迫力の雪壁を体感!室堂の春の楽しみ方

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立山黒部アルペンルート「雪の大谷」で大迫力の雪壁を体感!室堂の春の楽しみ方

立山黒部アルペンルート「雪の大谷」で大迫力の雪壁を体感!室堂の春の楽しみ方

更新日:2018/04/03 14:04

まきの つぐみのプロフィール写真 まきの つぐみ 旅行ライター

富山県と長野県の県境、3000m級の名峰を貫くように作られた立山黒部アルペンルートは、北アルプスの絶景を間近に体験できる人気の観光ルートです。
毎年4月中旬から6月中旬まで体験できる「雪の大谷ウォーク」は、大迫力の雪の壁の間を歩くことができる期間限定イベント。その魅力と、室道平散策のポイントをご紹介します。

立山の春を告げる風物詩、「雪の大谷」を体感できる雪の大谷ウォーク

立山の春を告げる風物詩、「雪の大谷」を体感できる雪の大谷ウォーク

写真:まきの つぐみ

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「雪の大谷」がある室堂付近の標高は2450mで、立山黒部アルペンルートの中でも最高所に位置します。世界有数の豪雪地帯なのですが、中でも「大谷」と呼ばれる場所は吹きだまりになるため特に積雪量が多く、冬季は雪に閉ざされ通行できません。しかし、春が近づくと除雪車が入り、約2ヶ月かけて大迫力の雪の壁が作られるのです。

「雪の大谷ウォーク」は、室堂から約500mの区間に作られた歩行者専用通路を歩くことができる期間限定イベントです。高さ20mに迫るほど高い雪の壁を見られるのは、日本でもここだけ!
「雪の大谷ウォーク」が25周年を迎える2018年は、特別記念イベントも開催されます。

立山の春を告げる風物詩、「雪の大谷」を体感できる雪の大谷ウォーク

写真:まきの つぐみ

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室堂ターミナルの目の前にある中央広場では、ロータリー除雪車「熊太郎」も展示されています(4月中旬〜5月下旬頃まで)。毎年1月末頃からブルドーザーによって除雪が始まり、ブルドーザーで削った雪をこのロータリー除雪車が上部へ吹き飛ばし、高い壁を作るのです。

立山で活躍する除雪車は、通常の除雪車よりも吹き上げるパワーが強力な、アルペンルートの専用除雪車。「立山熊太郎」と名付けられた除雪車にはボディに熊の絵が描かれていて、その熊の指の数を見れば、何代目の除雪車なのかがわかります。

立山連峰を一望!パノラマロードのすすめ

立山連峰を一望!パノラマロードのすすめ

写真:まきの つぐみ

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雪の壁の間を歩く「大谷ロード」は左右とも雪の壁がとても高いため、他の景色はほぼ見えません。そこでおすすめしたいのが、往路は大谷ウォークを楽しんで、復路ははパノラマロード経由で室堂に戻るルートです。

パノラマロード(雪原の迂回路)は大谷ロードの西側に作られた散策路で、雪の壁の外側を通るため、雪の壁で見えなかった立山連峰が一望できます。大谷ロードと違い、パノラマロードは雪上ウォークになるので、トレッキングブーツやスノーブーツがあると安心です。通行可能期間は、4月中旬から5月上旬頃までです。

出会えたらラッキー!ライチョウの探し方

出会えたらラッキー!ライチョウの探し方

写真:まきの つぐみ

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天然記念物のニホンライチョウは、主に中部山岳エリアと北海道に生息しています。中でも、立山黒部エリアは生息数が最も多く、観光客が間近で観察できるエリアとして知られています。
野生動物保護エリアには立て看板がありますので、散策路から外れたり、立入禁止区域に入ることのないようご注意ください。野生動物のほか、高山植物の宝庫でもあります。動植物のためにも、ルールを守って楽しみましょう。

出会えたらラッキー!ライチョウの探し方

写真:まきの つぐみ

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ライチョウは雪のシーズンは真っ白い冬毛に覆われ、夏になると冬毛が抜けて茶色の夏毛に変わります。保護色なので見つけにくいかもしれませんが、実は探すのにちょっとしたコツがあります。

まず、雪の中からハイマツの出ている場所を探すこと。ライチョウにとってハイマツは食事ができる上に、身を隠すことができる絶好の場所でもあります。そして、もう一つのコツは、人だかりができている場所を見つけること。ライチョウがいる場所の近くには、写真を撮る人たちが集まることが多いからです。

もちろん、見物する際はマナーを守るのを忘れずに。ハイマツが出ている場所まで踏み入ったり、むやみに近づいたりせず、遠くから静かに見守りましょう。人に慣れているライチョウは、すぐそばまで近づいてきてくれることもありますが、決して手を出さないようにご注意ください。

白銀の世界を歩こう!室堂平をゆったり散策

白銀の世界を歩こう!室堂平をゆったり散策

写真:まきの つぐみ

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雪の大谷を満喫したら、室堂平の散策に出かけましょう。室堂平は春山シーズンになると、観光客が自由に散策できるエリア、登山届の提出が必要なエリア、立入禁止のエリアがきっちりと定められています。室堂ターミナルで地図を配布していますので、出発前にご確認ください。

積雪のあった翌日などは、コースがわかりにくくなっていることがあります。また、日中に防寒着がいらないほど暖かく感じても、山の天気は急激に変化することがありますので、防寒着は必携です。雲の動きを見ながら、余裕を持って散策を楽しみましょう。

白銀の世界を歩こう!室堂平をゆったり散策

写真:まきの つぐみ

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たっぷりと時間が取れるなら、「みくりが池温泉」で日帰り入浴&食事をするのがおすすめです。すぐ隣で活動している地獄谷から引かれた温泉は白濁しており、源泉かけ流しという贅沢さ。まさに雲上の楽園です。レストランもメニューが豊富で、富山の海の幸、山の幸を堪能できます。
山小屋なので、予約すれば宿泊も可能です。室堂で1泊すれば、立山の春をゆっくりと楽しめるでしょう。

情報収集ならここ!「立山自然保護センター」

情報収集ならここ!「立山自然保護センター」

写真:まきの つぐみ

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室堂ターミナルに隣接して建てられた立山自然保護センターは、毎年立山黒部アルペンルートが開通している時期にオープンする施設です。ニホンライチョウやオコジョといった野生動物や高山植物、立山の歴史などに関する資料が多数展示されているほか、野生動物の保護活動や観察マナーについても知ることができます。

情報収集ならここ!「立山自然保護センター」

写真:まきの つぐみ

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もし室堂を散策中に野生動物に出会ったら、3階カウンターで何時頃どのあたりで目撃したかを報告してみましょう。目撃情報は立山自然保護センターのホームページに掲載され、野生動物の保護活動のほか、室堂を訪れる人たちが野生動物をより観察しやすくするための情報としても役立てられます。

時間に余裕を持った計画を立て、準備は万全に

立山黒部アルペンルートは観光客の団体も多く、週末ともなると、すべて通り抜けるには一日がかりになることもあります。
限られた時間で「雪の大谷」だけを目当てに行くのであれば、富山側から往復する方法もあります。富山駅からは、富山地鉄と立山ケーブルカー、立山高原バスを乗り継げば室堂へアクセス可能。ちょっとお得な往復きっぷや、混雑時に運行されるケーブル立山駅から室堂への直通バスを利用しても良いでしょう。

また、春とはいえ、天候によって山の様相は刻一刻と変わります。室堂平の散策であっても、天候によっては雪山装備が必要となる日もあります。天気予報やライブカメラをこまめにチェックし、悪天候が予想される時は諦めて日を改めるのも手です。
「雪の大谷ウォーク」が開催中止になることもありますので、出発前に室堂のイベント状況を確認してからお出かけくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/16 訪問

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