写真:安藤 美紀
地図を見る重厚な雰囲気を醸し出す慈眼寺の本殿。この本殿は、明治11年の秩父大火災の時に一度焼失しましたが、明治34年に再建されました。
本殿の正面の上にある彫刻は、龍や仙人が描かれていて、小さいながらも、堂々とした印象の建物になっています。
慈眼寺は市街地にありますが、路地裏から眺めた観音像は、まさに絵になる風景。全体的にコンパクトにまとまっているので、境内も歩きやすくなっていますよ(^o^)/
写真:安藤 美紀
地図を見る礼所巡りで証明書とも言える納経帳に朱印をもらう場所、納経所には、「目のお寺」と書かれていました。ここ慈眼寺は、眼病にご利益があるというお寺なので、分かりやすく「目」だけ赤字で書かれています。その名の通り、慈眼寺は「目に霊験あらたか」とされているお寺。
薬師縁日になると、ぶっかき飴という飴が人気になるそうですが、この飴を食べると目の病が治るのだそう。ちょっとユニークな名前の飴ですが、これは飴を作る時に、ナタでかき割ることからつけられたんです。
本殿の横にある薬師堂には、“め”と書かれた絵馬がたくさんありました!さすが「目のお寺」と言われているだけあります。
写真:安藤 美紀
地図を見る山門をくぐって右手にあるのが、大火災の被害を逃れた境内唯一の建物「経蔵」。13体のお坊さんの像が置かれていて、その下にあるのは秩父34箇所の観音霊場が描かれた、絵額。慈眼寺なら、一度に昔の絵額34ヶ所分すべて見ることが出来ます。
写真:安藤 美紀
地図を見るこちらは輪蔵という建造物。中には、大量のお経が入っていて、回転できるように赤い紐がついています。この輪蔵を回しながら礼拝をすれば、一切経すべてを読破したのと同じような徳が得られるといいます。
中を覗いてみましたが、下から積まれた大量のお経の数に圧倒!よく見てみると回転式だから必要な時に、探しているお経が取り出しやすそう。考えられて作られているんですね。
眼病でお悩みの方、先を見通す力を手に入れたい方は必見の「慈眼寺」。輪蔵が置かれている建物も、見応えがありますよ!
【慈眼寺(じげんじ)】
埼玉県秩父市東町26−7
0494-23-6813
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
安藤 美紀
1975年愛知県生まれ。東京や埼玉に移り住み、エンジニアと二足のわらじで「新しいトキメキと癒し」を求めて飛び回っていました。現在は、フリーライターとして独立。まったりした静岡に移住しています。非日常感…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索