1853(嘉永6)年、アメリカ合衆国のペリー艦隊・黒船4艘が久里浜に上陸し、明治に入ると海軍工府が設置されて軍港として発展を遂げました。横須賀は日本の近代化を推し進めた4港・舞鶴、呉、佐世保とともに「日本遺産」にも認定されています。
現在、横須賀本港は海上自衛隊とアメリカ海軍が利用し、同港から出発する「YOKOSUKA軍港めぐり」のクルーズ船に乗って両国の艦船を眺めることができます。
写真1枚めは「YOKOSUKA軍港めぐり」のクルーズ船「シーフレンド7」と右奥に自衛隊の艦船。2枚めはクルーズ船から見たアメリカのイージス艦。2枚の写真は撮影時間は20分ほどの差ですが、海の色が違います。
横須賀美術館は横須賀市制100周年を記念して2007年に開館し、全国の絶景美術館ベスト5にもランクインしています。海岸からゆるやかに上る芝生の上に建物があり、半分が地下に埋まっているので周りの自然に溶け込んで見えます。
展示室に向かう丸い入口を入ると、高い天井と地階の展示室も見える大きな空間があり、やわらかな光が射しこんで開放的です。
横須賀・三浦半島を題材にした作品や海を描いた作品などが常設展示されています。
屋上広場からは東京湾が一望でき、備え付けの望遠鏡で沖を行く船を追うこともできます。「恋人の聖地」の銘板と記念撮影ができるデートスポットでもあります。
屋上からは「森の散歩道」を通って観音埼灯台まで散策もできます。海を見ながら食事ができるレストラン「アクアマーレ」は大人気です。展示室以外は無料です。
春はポピー、秋はコスモスで有名は「くりはま花の国」は起伏に富み、高いところからは海が見えます。ハーブ園に近い、レストラン・ロスマリネスからは久里浜港を見下ろし、遠方には千葉県も望めます。海と季節の花を眺めながらのカフェ、ランチやバーベキューも楽しみです。
冒険ランドにはゴジラ型の滑り台、ハーブ園には大きくてカラフル的な遊具「アドベンチャーツリー」「フラワーネット」もあります。自然のなかで思いっきり楽しんでください。
ペリーが上陸した久里浜海岸からは千葉県房総半島、金谷行のフェリー乗り場、火力発電所が見えます。
海岸のすぐそばにはペリー公園、園内には伊藤博文筆の碑文があるペリー上陸記念碑、歴史資料を展示するペリー記念館も。毎年7月中旬にはペリー上陸を記念した式典、パレードや花火大会が開催されます。
公園から海を眺めて、黒船来航の当時を想像してみてはいかが。
三浦半島の西側、相模湾に面する秋谷海岸には、高さ12m周囲30mの巨岩「立石」があります。立石は2500万年前に海底の地層が固まってできた凝灰岩です。ここは立石と岩場の松、その先に江の島、富士山も望むまさに絶景です。江戸時代の歌川広重も《相州三浦秋屋の里》と題してこの風景を描いています。
空気が澄んでいる晩秋から冬が特別美しく、夕日を浴びる富士山のシャッターチャンスを狙うカメラマンが大勢やってきます。
横須賀市は神奈川県の南東、東京湾と相模湾に挟まれた地域です。東京湾を望む海からは房総半島が、相模湾を望む海からは富士山が見えます。季節や時間によって色が変る海を見に何度も訪れたくなる場所です。
海辺にはさまざま文化歴史の施設があり、お出かけには関連MEMOの情報をご覧ください。
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(2024/4/20更新)
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