最北鉄路の冬の風物詩…「排雪列車」を見に行こう!〜JR宗谷本線乗り撮り歩き

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最北鉄路の冬の風物詩…「排雪列車」を見に行こう!〜JR宗谷本線乗り撮り歩き

最北鉄路の冬の風物詩…「排雪列車」を見に行こう!〜JR宗谷本線乗り撮り歩き

更新日:2016/02/04 17:42

もんTのプロフィール写真 もんT チューター、フリーライター

北海道最北の地を走る宗谷本線。冬の厳しい風雪にも負けず、鉄路を守るために毎日「排雪列車」が走ります。今やその注目度はSL以上かも? 今回は旭川からちょっと宗谷本線に乗って、この珍しい排雪列車を見に行く旅を紹介します。

宗谷本線と「排雪列車」

宗谷本線と「排雪列車」

写真:もんT

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宗谷本線は道央の旭川から道北の稚内までを結ぶ全長259.4kmの路線です。道内でも冬の寒さがもっとも厳しいエリアを走ります。

積雪の多い地域において鉄路を守るために欠かせない存在なのが「排雪列車」。ディーゼル機関車が特殊なラッセルヘッドを装着して走り、除雪作業を行います。線路上の雪を掻き分け、跳ね飛ばしていくので、一般的には「ラッセル車」と呼ばれています。

本州の豪雪地帯では、積雪時のみ、しかもたいていは未明から早朝にかけての暗いうちに、旅客列車の始発前に走るのが普通…。それで「見たい!」と思っても日中は普通見られないものなのですが、ここ宗谷本線は特別! 12月中旬から3月中旬にかけて、ラッセル車が毎日! しかも白昼! 堂々と(?)走るんです。

原則として毎日走るものは「定期排雪列車」と正式には呼ばれるのですが、降雪がなくても本当に毎日、しかもほぼ全区間で日中走行が見られるというのは、全国でもここ宗谷本線だけ。確実に見られる、そして走行シーンも写真に撮れるということで、シーズン中は大勢の鉄道ファンが宗谷本線を訪れます。

2016年1月の時点でのおよそのダイヤは…

下り
旭川14:30頃発→和寒16:05頃着/16:30頃発→名寄17:45頃着/23:20頃発→南稚内5:00頃着

上り
南稚内8:15頃発→音威子府12:20頃着/13:45頃発→名寄15:15頃着/4:30頃発→旭川6:40頃着

特に下りの旭川から和寒までの走行区間は時間帯が良く、旭川からちょっとお出かけ…のコースで帰って来られるのでお勧め!列車の本数も比較的多くて便利です。

まずは旭川駅6番線へ!

まずは旭川駅6番線へ!

写真:もんT

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旅の始まりは旭川駅。2011年11月に新駅舎が完成し、高架駅となりました。旭川は木工産業が盛んなこともあり、駅構内は随所に木材が用いられ木の温もりが感じられます。

改札を入ってまずは6番線ホームの名寄寄り先端を目指しましょう。14:00頃に車両基地からゆっくりと7番線の線路にラッセル車が入線…。7番線ホームの手前で停まります。6番線ホームの先端からじっくりと観察や撮影を楽しんで♪

ラッセル車は各装置の動作点検・確認の後、14:30頃に出て行きます。

走行シーンを見るには…

走行シーンを見るには…

写真:もんT

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実際に雪を跳ね飛ばしているシーンを見たい! という場合は、14:18発の幌延行き普通列車に乗って先回りです。

永山駅を過ぎると、列車は北海道らしい雄大な風景の中を走ります。

気に入ったところで下車すれば良いのですが、お勧めは快速列車も停車する比布(ぴっぷ)駅です。比布には14:47着。到着後、ちょっと急ぎ足で線路沿いの道を北へ…。

400メートルほど行くと1つ目の踏切があり、さらに200メートルほど歩くと2つ目の踏切が…。この2つ目の踏み切り手前あたりがお勧めのポイント。駅を出て加速を始めたラッセル車がウィングも広げて雪を跳ね飛ばしていくシーンが見られます。

ただし、注意を一言…。

踏み切り待ちをしている人や車がある場合は、ウィングは閉じたまま、雪を飛ばさずに静かに通過していきます…。雪をかけないように…という安全上の配慮からです。ですので、ラッセル車の走行シーンの観察や撮影はぜひ、線路から十分に距離をとって行いましょう。

ここ比布駅北の一つ目の踏み切りと二つ目の踏み切りの間、線路に並行する車道・歩道はその点で線路との距離も十分…。135ミリ相当の望遠レンズを使うと、上のような構図のカットが撮れます。比布駅通過は15:00頃。

大事な排雪作業の邪魔にならないようにして、楽しんで!

○乗車券
  旭川→比布 ¥360

塩狩峠を越えて和寒へ…

塩狩峠を越えて和寒へ…

写真:もんT

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撮影後は来た道を比布駅へ引き返し、後続の15:21発名寄行き快速列車に乗りましょう。雪深い塩狩駅にて停車中のラッセル車を追い抜きます。

かつては難所であった塩狩峠を快速列車は軽快に駆け抜け、和寒(わっさむ)に15:50到着。ここで下車してホームで待つこと10分…。16:05頃にラッセル車がやってきます。ラッセル車はここ和寒駅で約25分停車し、上りの普通列車旭川行きと行き違いをします。
雪と戦い、雪まみれになったラッセル車をここでじっくり観察…。

ここからは下り列車がしばらくないので、ラッセル車の追いかけは和寒にて終了です。16:29発の上り旭川行き普通列車に乗車すれば、17:22には旭川に戻れます。

日が長くなる2月下旬頃からは、17:34発の上り普通列車で帰ることにして、もう少し粘っても良いでしょう。駅から北へ800mほど行ったところ、国道が線路を跨ぐ陸橋にて和寒駅を出て加速していくラッセル車を撮影できます。ラッセル車の和寒発車は16:30頃です。

○乗車券
  比布→和寒 ¥360
  和寒→旭川 ¥740

おわりに

排雪列車ウォッチングの小旅行はいかがでしたか?
今回紹介した区間は車がなくても列車利用で追いかけて、いろいろな撮影シーンが楽しめるので特にお勧めです。
国鉄時代から続く鉄路を守るための伝統…。
雪煙を纏う真っ赤なディーゼル機関車…。
旭川に行った折には宗谷本線に乗って、ここでしか見られないこの冬の風物詩をぜひ見てきてください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/12/26−2011/12/27 訪問

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