開発が進むマカオのコタイ地区では豪華なホテルが建ち並ぶ。そんな中でも特にインパクトあるのがハリウッド映画をテーマにしたホテル「スタジオ・シティ・マカオ」。タワービルの中央部の8の字型の観覧車「ゴールデン・リール」を見上げれば度肝を抜かれるだろう。
この観覧車はスチームパンク風のゴンドラ。スチームパンクと言えば、産業革命の時代にSFやファンタジーの世界観を組み込んだレトロフューチャーな世界観で歯車がつきもの。この奇想天外の観覧車は遠くから見るだけでなく、ぜひとも乗っておきたい!
写真:旅人間
地図を見る3階にあるエレベーター入口のロビーから標高130メートル地点の23階まで行くと、そこには産業革命をモチーフにした世界観が広がる。そして歯車のように目の前には大きなゴンドラが上から降りて来て、そして再び上に向かって行く。
ゴンドラの数は計17個、約15分間で8の字の軌道を一周する。一般的に観覧車と言えば、低い場所から高い場所に円を描くように回るのが普通だが、これは既に乗り場が迫力ある展望所のように見晴らしが良い。高さアジア1だ。更に8の字を描くとなれば、テーマパークに来たようなワクワク感が止まらない。さすがスタジオ・シティ!やる事がスゴイ。
写真:旅人間
地図を見るゴンドラは想像以上に中は広く10人まで乗ることが出来る。ガラス部分が広く外の景色は360度しっかりと見えるのが嬉しい。
ゴンドラが外側に剥き出しの一般的な観覧車に比べ、建物の中に埋め込みタイプだと少々視野が狭くなりそうだが、そんな事も一切ない。とにかく座る暇が無いほどキョロキョロしてしまい、ゴンドラの中では落ち着くのが難しいほどテンションが上がる。
写真:旅人間
地図を見るゴンドラの中は一部スケルトンで足元から下までしっかり見えるのもポイント。ちなみに下部に広がる景色はスタジオ・シティ・マカオの庭園で、1枚目の写真は庭園から撮ったもの。真下もハッキリ見えるのも楽しみの一つと言えるだろう。
写真:旅人間
地図を見るこのゴンドラは一体どのような動きをするのか?気になるところ。例えば8の字の中央部分はクロスするのか、それとも瓢箪の淵を描くように外側を回るのかなど疑問に思うだろう。
その答えは……クロスはしない。8の字の外側をゆっくりと動くのだ。ただし8の字の中央部分に差しかかると、ゴットン!と言う振動と揺れが起きる。一瞬ドキッとするが、「あっ!8の字の、この部分や!」と誰かが言うと「おぉ〜」と歓声が上がる。
写真:旅人間
地図を見るこの観覧車から見える景色は美しい。目を見張るような巨大リゾートホテルの数々に、まだまだ建設中の風景も目に留まる。そして川の向こうは中国で、霞がかった空の下にはビル群があり、マカオと中国を往来するロータス・ブリッジも見える。
かつては島々だったマカオ近郊は埋め立てや橋で大陸と繋がり、時代の流れと共に変化と発展を遂げて来た。この8の字型の観覧車から見える景色は、レトロフューチャーな世界観に興奮しながらも、ふと情緒的な気分にもさせてくれる。ここに来ると、やっぱり旅って楽しいなって感じさせてくれるに違いない。
写真:旅人間
地図を見るスタジオ・シティ・マカオは、全部で1600室もの部屋を持つラグジュアリーホテル。館内のショッピングモールはニューヨークのタイムズスクエアなどが再現され、「バットマン・ダーク・フライト」「ハウス・オブ・マジック」などエンターテイメントも魅力。ミシュランガイド香港マカオ2017年版で星を獲得したパールドラゴンで食事も堪能したい。
尚、日本からマカオまではマカオ航空が便利で快適。成田、関空は一日一便、福岡は月・水・金。成田から出発した場合、16:00発の20:05マカオ着でフライト時間は約5時間。またマカオから成田に戻る時は09:30マカオ発の15:00成田着。関空や福岡に関しては下部MEMOよりマカオ航空公式サイトにてご確認を。
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(2025/2/16更新)
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