京都嵯峨野で一押し!初夏の新緑が美しい5つの寺院

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京都嵯峨野で一押し!初夏の新緑が美しい5つの寺院

京都嵯峨野で一押し!初夏の新緑が美しい5つの寺院

更新日:2017/05/07 15:08

島野 佳幸のプロフィール写真 島野 佳幸 京都写真家、フリーライター

京都嵯峨野は、嵐山渡月橋をはじめ、京都を代表する人気観光地として、世界各国からの観光客が押し寄せる地域です。四季が美しい観光ポイントも数多くある場所ですが、今回は嵯峨野の北地域に位置する「初夏の新緑が美しい5つの寺院」(直指庵、清凉寺、宝筐院、二尊院、化野念仏寺)を紹介します。長い期間楽しむことのできる木々の美しい新緑を満喫しながら、京都嵯峨野で、のんびりと古寺の境内を散歩してみませんか。

直指庵

直指庵

写真:島野 佳幸

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直指庵は嵯峨野の北端に位置する、数多くの木々の緑に囲われているお寺です。

JR山陰線「嵯峨嵐山駅」(トロッコ電車始発のトロッコ嵯峨駅)の北方向、直線距離で2Km弱ほどのところに位置します。歩いていく道の中ほどに日本三大名月鑑賞地の一つの「大沢の池」を持つ「大覚寺」があります。

直指庵

写真:島野 佳幸

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本堂には、訪れた人が自由に書ける「想い出草」ノートが置かれていて、そのノートがもう5000冊以上もあります。

直指庵

写真:島野 佳幸

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うまく時期をあわせると、境内奥の「開山堂」あたりに紫陽花が咲いています。静かな古寺にひっそりと咲く紫陽花は、見事に輝いています。ひっそりと咲く紫陽花を見れば、まるで心が洗われるような感じがします。

清凉寺(嵯峨釈迦堂)

清凉寺(嵯峨釈迦堂)

写真:島野 佳幸

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観光名勝地の嵐山渡月橋から徒歩15分ほどの、閑静な場所に建てられている大きな屋根の本堂をを持つお寺です。

JR山陰線「嵯峨嵐山駅」(トロッコ電車始発のトロッコ嵯峨駅)の北西方向、直線距離で1Km弱ほどのところに位置します。観光地の中心地の嵐山渡月橋を背に嵐電嵐山駅、天龍寺の前を通る道を、まっすぐ北に1Kmほど進むと清凉寺(嵯峨釈迦堂)の三門に出ます。

嵯峨釈迦堂(清凉寺)は、元は嵯峨天皇の皇子で「光源氏」のモデルともいわれる源融(みなもとのとおる)の山荘「棲霞観」が、のち986年(寛和2年)に棲霞寺となり、その棲霞寺内の釈迦堂に、お釈迦さまをお祀りしたのがはじまりです、今は国宝としてお釈迦さまが本堂に祀られています。

清凉寺(嵯峨釈迦堂)

写真:島野 佳幸

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清凉寺の西の方向には常寂光寺、二尊院、祇王寺、化野念仏寺、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている鳥居本の街並みなどがあります。また、東方向には、大覚寺、広沢の池、北嵯峨の田園風景などがあります。

清凉寺(嵯峨釈迦堂)

写真:島野 佳幸

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境内が広いので散歩に最適。仁王門を入ると広い境内の正面に大きな本堂の瓦屋根が見えます。また仁王門横にある「大文字屋」の外の椅子に腰掛けて「あぶり餅」を食べながらのんびりするのにうってつけのところでもあります。
「あぶり餅」はここと紫野の今宮神社が有名です。

宝筐院

宝筐院

写真:島野 佳幸

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清凉寺(嵯峨釈迦堂)と道路をはさんで西隣にひっそりと佇む宝筐院は、境内の新緑、紅葉が見事なお寺です。

平安時代に「善入寺」という名前の、白河天皇の勅願寺(勅願によって鎮護国家・玉体安穏のために建立されたお寺)として建てられたことから始まっています。貞治五年(1367)、室町幕府の二代将軍足利義詮(あしかが・よしあきら)が没すると、「善入寺」はその菩提寺となり、八代将軍義政の代になって義詮の院号の宝筐院にちなみ、寺名を宝筐院と改められています。

上の写真の正面が宝筐院です。右手の塀は清凉寺(嵯峨釈迦堂)です。

宝筐院

写真:島野 佳幸

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入口の寺門は開いていません、門の横の木戸から中に入ります。ぼんやり歩いていると、ここが公開されているとは知らずに通り過ぎてしまうかも知れません。

宝筐院

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静かな境内で見る新緑の色は見事です。

二尊院

二尊院

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二尊院は、清凉寺・宝筐院から西に500mほどの場所にあります。二尊院は、平安時代はじめの承和年間に、慈覚大師円仁が開いたという古い歴史をもつお寺で、本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀るので、二尊院と呼ぶそうです。

二尊院

写真:島野 佳幸

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総門入口から約200mほどまっすぐ本堂の白塀に向かって続く、二尊院の参道(紅葉の馬場)は、京都を代表する紅葉名所で、紅葉の時期には大勢の観光客でにぎわう場所です。

二尊院

写真:島野 佳幸

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境内からは、市内を見渡すこともできます。

化野念仏寺

化野念仏寺

写真:島野 佳幸

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化野念仏寺は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている、瓦屋根の民家や茅葺屋根の農家が建ち並んでいる「鳥居本の街並み」を、二尊院から800mほど北西に行った場所にあります。

化野念仏寺が建立されたのは、約千百年前、弘法大師が、五智山如来寺を開創され、後に法然(平安時代末期から鎌倉時代初期)が念仏道場を開き、念仏寺となったと伝えられています。嵯峨鳥居本化野は、東の鳥部野(今の清水寺の南あたり)、北の連台野(今の船岡山あたり)と共に、西の化野(あだしの)として、平安時代に京都の風葬の地でした。

化野念仏寺

写真:島野 佳幸

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毎年地蔵盆の8月23・24日に、境内の西院の河原(さいの かわら)に祀られている数千体の無縁仏にろうそくに灯して供養する「千灯供養(せんとうくよう」)が行われています。

化野念仏寺

写真:島野 佳幸

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竹林もあって、嵯峨野の雰囲気をじっくりと感じることのできる場所でもあります。

ほかにも見どころいっぱい

自然あふれる嵯峨野には、嵐山渡月橋を中心に、四季のどの季節でも楽しめる見どころがいっぱいあります。

渡月橋近くには、法輪寺、天龍寺、野宮神社があって、さらに野宮神社から散歩道を西方向に進むと嵯峨野の人気スポットの数万本の竹が生い茂る竹林、亀山公園、大河内山荘、トロッコ嵐山駅などに行くことができます。

トロッコ嵐山駅の近くには、落柿舎、常寂光寺、二尊院、祇王寺、滝口寺、などがあって、そこからさらに北方向に「鳥居本の街並み」を進むと、化野念仏寺、鮎料理の平野屋、愛宕念仏寺、清滝に行くことができます。二尊院から東方向に進むと嵯峨釈迦堂(清涼寺)、宝筐院、大覚寺、直指庵、広沢の池にも行くことができます。

とても一日では巡れない地域です、桜が散ったころから、7月頃まで楽しめる新緑の美しい季節に、ぜひ自然と歴史を満喫しながら歩いてみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/05/20−2015/05/27 訪問

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