写真:盛 千夏
地図を見るスペインは誰もが知る世界有数のワインの産地ですが、最近は特に若者の間でビールが人気でワイン離れが進み中。そんな中2017年3月に若いオーナー・アルバさんがワイン専門店「ボデガス・アルバリサス」(Bodegas Albarizas)をオープンしました。
お店はサッカーチーム・バレンシアCFの本拠地・メスタージャ(Mestalla)からほど近く、ここ数年密かに新しい飲食店がたくさんオープンし盛り上がっている地区にあります。ただしバレンシア中心部からは徒歩15分の立地なので観光客ほぼゼロ! まさにワイン好きの地元民のためのお店です。
写真:盛 千夏
地図を見るオーナーのアルバさんは、スペインの大学でワイン醸造学を学んだワインのプロ。ワイナリーやレストランでも働き、「ボデガス・アルバリサス」をオープンするにあたってワインだけではなく、お店で提供するおつまみを選ぶために2か月間スペイン中を旅したというこだわりよう。
お店の名前の由来は、アルバさんのAlbaと、シェリー酒の原料となるブドウを育てるのに最適な土壌Albarizas(アルバリサス)が掛け合わされています。
写真:盛 千夏
地図を見るワインはその日のおススメが1杯2.5ユーロで小さなおつまみもつきます。赤・白・ロゼや自分のワインの好みを告げれば希望に近いワインをサーブしてくれます。
店内に置いてあるワインや缶詰そしてオリーブオイルは全て購入可能。ここで素敵なスペイン土産をゲットするのもいいですね。スペインらしい賑わいを感じたいのであれば、19時以降がおススメ。美味しいスペイン料理をランチに食べすぎて、ちょっとだけつまみたい...と言う人にも最適のお店です。
お店は不定休ですが、ランチ時間はクローズしていることが多いのでお気を付け下さい。
写真:盛 千夏
地図を見る日本と同じく、スペインでもご当地ビールやクラフトビールの人気はうなぎのぼり。最近では有名なクラフトビールであればスーパーでも購入が可能になりました。
バレンシアの中央市場と世界遺産ラ・ロンハ(La Lonja)に近い「ティリス・オン・タップ」(Tyris on Tap)は、バレンシア旧市街らしいグラフィティが特徴のテラス席がユニークなお店。自社工場で作った多数のクラフトビールと美味しいタパスを同時に楽しめる直営バルです。
写真:盛 千夏
地図を見る「ティリス・オン・タップ」の一押しと言えば、こちらのお試しビール4杯セット!
常時8〜10種類のクラフトビールを揃えていますが、普通サイズのグラスよりも少し小さめで1度に4種類が楽しめます。
もちろん2人で1セット頼んでシェアしてもOK。メニューには各ビールの原材料やアルコール度数も書いてあるので好みのビールを選ぶのも簡単です。おススメは看板ビールの「ティリス」(Tyris)!
写真:盛 千夏
地図を見るそして忘れてはいけないのが、美味しいビールのお供のタパスや食事。クラフトビール工場の直営店ですが、食べ物の充実っぷりもなかなか。写真のようなスペインならではのチョリソーやサラミの盛り合わせ、スペインの定番タパス、ボリュームあるバゲットサンドなどをお試し下さい。
開放的なテラスでゆったりビールとスペイン料理を楽しむ...まさに極楽の飲兵衛バカンスですね。
写真:盛 千夏
地図を見るバレンシアの中心部にある美しいモデルニスモ様式が特徴のコロン市場(Mercado Colon)は、かつては市場として利用されていました。現在は、バレンシア名物のオルチャタ(タイガーナッツドリンク)専門店、フレッシュジュースの店、アジアン・エスニック料理店から和食レストランまであるオープンエアーのバレンシア市民憩いの場に改装されています。
ここでビールを飲むなら「ミ・クッブ」(Mi Cub)がおススメ。バレンシアでは前述の「ティリス・オン・タップ」と同じ、いえそれ以上有名なクラフトビール「トゥリア」(Turia)があります。バレンシア人曰く、「トゥリア」ビールは軽いラガービールとは違いしっかりとした風味が特徴で、バレンシア名物のバレンシア風パエリアとの相性は抜群だとか。
写真:盛 千夏
地図を見る「ミ・クッブ」(Mi Cub)ではバレンシアで採れるムール貝「クロチナス」(clochinas)や美味しいイベリコ豚の生ハムをあてに「トゥリア」(Turia)を是非お楽しみ下さい。
ちなみ「トゥリア」(Turia)ビールの瓶や缶がスペイン唯一のデパート「エル・コルテ・イングレス」(El Corte Ingles)内のスーパーで販売されています。飲兵衛仲間にスペイン・バレンシアのご当地ビールをお土産にいかがでしょう?
「ボデガス・アルバリサス」(Bodegas Albarizas):スペインサッカー1部リーグの有名クラブ・バレンシアCFの本拠地メスタージャ(Mestalla)が徒歩5分。スタジアムで試合がない時は見学ツアーもあります。
「ティリス・オン・タップ」(Tyris on Tap):バレンシア市内観光の目玉、バレンシア中央市場と世界遺産のラ・ロンハ(La Lonja)から徒歩2分程度。旧市街観光のついでに利用に便利!
「ミ・クッブ」(Mi Cub):バレンシア中心部のショッピングエリアにあり休憩にぴったり。またガウディ時代のモデルニスム様式の建物自体が観光名所とも言えます。
「飲み」と「観光」をうまく組み合わせ、バレンシアを満喫して下さい!
この記事を書いたナビゲーター
盛 千夏
スペイン生活20年目に突入した、ちゃきちゃきの江戸っ子。スペイン歴の始まりは、アイルランド留学中にバケーションで訪れたアンダルシア地方。その後スペインの友人に誘われ、「火祭り」、「パエリア」、「トマト…
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