写真:沢原 馨
地図を見る「ときがわ花菖蒲園」はときがわ町役場の“裏手”、都幾川(ときがわ)河畔の遊休農地を利用して設けられています。地元住民の有志グループ「花菖蒲を育てる会」によって、地域活性化のために始まったものです。1ヘクタールほどの花菖蒲園に8000株を超える花菖蒲が育てられ、梅雨空の下で美しく咲き誇って見事な景観を見せてくれます。
写真:沢原 馨
地図を見る6月は梅雨の時期、雨が続いてお出かけしようという気分にならないことも多いですね。でもそんな時期にしか出会えない風景を求めて、出かけてみましょう。花菖蒲は明るい晴天の日より、小雨や曇り空の方が似合います。湿り気を帯びた空気の中で、しっとりとした風情を漂わせる花菖蒲は何とも言えない美しさです。
写真:沢原 馨
地図を見るときがわ町はそもそも自然の豊かな町ですから、花菖蒲園の周囲も緑濃い風景が広がっています。特に役場側から都幾川の方を向いて眺めると、花菖蒲園の背景には木々の緑が見えるばかり。花菖蒲の花そのものが美しいのはもちろんですが、“花菖蒲の咲く風景”の美しさも存分に楽しめる花菖蒲園なのです。
写真:沢原 馨
地図を見る花菖蒲園の横を流れる都幾川は、河岸も自然のままで、大きく蛇行して流れていきます。こんな川の風景は、都市部ではすっかり見ることができなくなりましたね。都幾川の風景も楽しんでおきましょう。
写真:沢原 馨
地図を見るときがわ花菖蒲園の中は車椅子も通れる木道が整備されており、転落防止用のガードも取り付けられています。車椅子を利用している方や、お子さん連れでベビーカーを利用している方でも、支障なく花菖蒲を観賞できるのが嬉しいですね。
写真:沢原 馨
地図を見る花菖蒲を満喫したら、周辺へと散策の足を延ばしてみるのもお勧めです。役場前の道路を少し北へ辿ると、都幾川を渡ります。架けられている橋は玉川橋。埼玉県で最初の鉄筋コンクリートアーチ橋として大正10年に竣工したものですが、今では埼玉県で最古の鉄筋コンクリートアーチ橋になってしまいました。玉川橋は美しいデザインの橋です。橋マニアでなくても、ぜひ見ておきましょう。
写真:沢原 馨
地図を見る玉川橋の袂から、都幾川の河岸を辿ってみましょう。遊歩道が整備され、のんびりと河岸散歩が楽しめます。河原に降りてゆくこともできますし、川床に設けられた飛び石で川を渡ることもできて楽しいですよ。河原から上流側を見れば、玉川橋の姿がよく見えます。これもなかなか“絵になる”風景です。
写真:沢原 馨
地図を見る河岸には長閑な田園風景が広がっています。6月、田植えが終わったばかりの田圃では若い苗が風に揺れています。田圃と玉川橋がひとつのフレームに収まる景観も素敵ですね。
花菖蒲園は来園者で賑わっていますが、この辺りへ足を延ばす人はほとんどいないようです。緑濃い風景の中で、静かにのんびりと散策を楽しみたい人にはお勧めです。周囲を見渡してみても人の姿がない。その中をのんびり歩く。日々の喧噪をすっかり忘れてしまいますよ。ぜひ足を延ばしてみましょう。
写真:沢原 馨
地図を見る「ときがわ花菖蒲園」の花菖蒲の見頃は、例年6月上旬から下旬。見頃を迎える時期の週末には「ときがわ花菖蒲まつり」が開催されて賑わいます。地元物産の販売などの他、地元団体による和太鼓演奏や流し踊りなど、さまざまなイベントが行われて盛り上がります。「ときがわ花菖蒲まつり」の開催日に合わせて訪ねるのも楽しいですよ。
周辺に長閑な田園風景が広がっているのも、「ときがわ花菖蒲園」の魅力のひとつ。花菖蒲を観賞するだけでなく、さらに足を延ばして、のんびりと散策を楽しむのがお勧めです。お弁当を持って出かければ、ちょっとした遠足気分で楽しめます。
「ときがわ花菖蒲園」は前述したように、ときがわ町役場の“裏手”に設けられています。JR八高線の明覚駅から歩いて15分ほど。隣接する施設の駐車場が解放されますので、車での来訪も便利です。
住所:埼玉県比企郡ときがわ町玉川
電話番号:0493-65-1521(ときがわ町役場)
アクセス:JR八高線明覚駅から徒歩約15分、または東武東上線武蔵嵐山駅からバス、「ときがわ町本庁舎」バス停下車
2018年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/3/28更新)
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