平成6年(1994年)、ユネスコの世界遺産に登録された糺の森。下鴨神社の参道に広がる広大な森で、広さは東京ドームの約3倍!京都の街にそのような森があることを知らない方も多いかもしれません。
糺の森には何か所か出入り口がありますが、南側の出入口から下鴨神社に向かって歩くのがおすすめ!森を歩くというと服装や装備が気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、参道は平坦で整備されていますので、観光をされる服装のままで大丈夫です!
下鴨神社の参道を包み込むように高い木々が生い茂る糺の森はまるで緑のトンネル!なんと紀元前3世紀頃の原生林と同じ植生を今に伝えます。静寂と神聖な雰囲気に包まれ、神が宿るとも言われる糺の森は京都随一の癒しスポットと言っても過言ではありません。
春は新緑、秋は紅葉と歩きながら四季折々の美しい自然が楽しめるのが魅力で、京都府民や観光客にも人気の散策スポットとなっています。
広大な糺の森には小川がいくつか流れていますが、参道に沿って流れる「瀬見の小川」は「方丈記」の著者である鴨長明が詠んだ和歌にも登場します。清らかに澄んだ小川のせせらぎも癒し効果抜群!心が落ち着くという方も多いことでしょう。魚も泳いでいますので探してみてくださいね!
参道を少し逸れたところに下鴨神社の第一摂社「河合神社」があります。河合神社は女性の守り神で美麗の神様「玉依姫命」(たまよりひめのみこと)が祀られ、京都の美の聖地として女性に大人気!
河合神社は鏡の形をした「鏡絵馬」を奉納することで有名!社務所で鏡絵馬を購入したら、自身のメイク道具で鏡絵馬にお化粧を施し、奉納をして美麗祈願するというものです。縁結びのパワースポット下鴨神社と合わせてぜひ参拝してみてください。
美しくありたいという女性の気持ちは古今東西変わりませんね!なお、メイク道具は鏡絵馬御化粧室に用意されていますので持っていなくても大丈夫です!
休憩をするなら糺の森の中にある甘味処「さるや」がおすすめ!さるやは京都の人気和菓子店「宝泉堂」が手掛けるお店で、緑が生い茂る糺の森に溶け込むような落ち着いた佇まいをみせています。
さるやの名物といえば小さくて丸い「申餅」(さるもち)!下鴨神社の例祭「葵祭」期間中の申の日に、神前にお供えされていたお餅を宝泉堂が下鴨神社の宮司の口伝を頼りに約140年ぶりに復元した和菓子です。粒あんを柔らかいお餅で包んださる餅は糺の森散策の休憩にぴったり!
美容成分がたっぷりのまめ豆茶(黒豆茶)とのセットがおすすめです。なお、さるやで販売されている宝泉堂の和菓子は京都土産に最適!ぜひ立ち寄ってみてください。
糺の森には下鴨神社の摂社である「相生社」(あいおいのやしろ)があります。こちらの相生社も京都屈指の縁結びのパワースポットとして大人気!女性の参拝客で常に賑わいをみせています。
相生社が縁結びのパワースポットと呼ばれる理由は縁結びの神様「産霊神」(むすびのかみ)を祀っているということに加え、縁結びにご利益があるとされるご神木「連理の賢木」(れんりのさかき)があるからなのです!この連理の賢木はなんと2本の木が途中から1本に結ばれている霊験あらたかな木で、その姿は縁結びの象徴!ぜひこのご神木にもお参りしてみてください。
なお、相生社では可愛らしいお守りや絵馬などが授与されています。絵馬の奉納方法については境内に詳しい説明書きがありますので、ぜひ参照してくださいね!
約1キロメートルにも渡る下鴨神社の参道は糺の森の美しい自然に囲まれ、終着地の下鴨神社に着く頃には心がスッキリとし、心静かにお参りすることができるでしょう。
糺の森同様、下鴨神社も京都が誇る世界遺産!正式名称は「賀茂御祖神社」(かもみおやじんじゃ)、創建は紀元前とも言われる歴史ある神社です。京都有数の縁結びのパワースポットとして人気ですが、ご利益は縁結びの他にも厄除けや学業成就、交通安全など様々!女子旅でも家族旅行でもおすすめの観光スポットです。
境内の社務所には、ひとつとして同じ柄の無い世界にひとつのお守り「媛守」(ひめまもり)が販売されており、こちらは縁結び祈願の女性に大人気!明るい色合いの、とても可愛らしいお守りです。
太古の原生林の姿を今に伝え、下鴨神社参道に広がる糺の森は自然のパワーに満ちた京都随一の癒しスポットです。また糺の森には美の聖地・河合神社や甘味処のさるや、また縁結びの御霊験あらたかな相生社など必訪スポットもいっぱい!神が宿るとも言われる糺の森で自然を満喫し、素敵な旅行の思い出を作ってください。
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