和歌山県田辺市秋津川は、古くから炭焼きの里として知られ、昔ながらの製法の炭焼きが現在も盛んな紀州備長炭発祥の地です。そんな秋津川には「道の駅・紀州備長炭記念公園」があり、ここでは最高品質を誇る紀州備長炭を身近に感じる事が出来ます。
ここに来ると、カランコロン、カランコロンと…素敵な音色が聞こえてきます。その音色の正体は炭で作られた風鈴の音。カランコロン、カランコロン、実に耳心地が良い音です。
写真:旅人間
地図を見るこの風鈴は売店でも販売されていますが、人気が高くスグに売り切れてしまいます。そこで敷地内にある「炭工房」にて自分で作る事も出来ます。所要時間は約30分。簡単に作る事が出来て、それでいて音色のクオリティーは最高! もし時間があるなら自ら作って自宅用の土産してみましょう。
この「紀州備長炭風鈴づくり体験」は2名から参加でき、金額は一人1800円。この備長炭の合わさった音色は巷で売っている風鈴の音には決して負けません。それを自分で手作りできるのも楽しいですね。
写真:旅人間
地図を見るこの「道の駅・紀州備長炭記念公園」には、お食事処としてログハウス調の茶房「備長の郷」があります。こちらでは備長炭を入れたお湯で淹れた「備長炭コーヒー」もおすすめ。備長炭のマドラーに炭クッキーが付き、ミネラルが豊富でまろやかな味は評判です。
そして店内には備長炭が所々にインテリアとして飾られ、大きく深呼吸すると、お店の中の空気は清々しくて気持ちが良い。備長炭発祥の地にこの店あり!と感じ入ります。
写真:旅人間
地図を見る「備長の郷」は珈琲や軽食を販売する喫茶店ですが、実はラーメンが一番人気。備長炭発祥の地の喫茶店で販売されているラーメンと言えば、想像がつくと思いますが、実は麺が真っ黒。つまり備長炭の粉末を麺に練り込んだ珍しい”炭めん”を使った「備長炭ラーメン」(650円)が食べられます。これぞ見事なご当地ラーメンですね!
インパクトある黒い麺は奇をてらったかのようなビジュアルのですがツルツルっと喉越しが良くて食べやすく、スープはあっさり醤油味。仮に空腹でなくとも、これは話のネタにぜひ食べておきたい。本当に美味しいので、あっという間にペロリって食べてしまうはず。
写真:旅人間
地図を見る各テーブルには「ラーメンのお味はいかがでしたか?」「風鈴に吊るすかも」と書かれたケースに色紙がはいっています。なるほど!これは先ほど見かけた音色の良い炭の風鈴の短冊として使われると言うワケですね。この試みには温もりを感じます。
店内には風鈴の短冊候補なのでしょうか?壁には短冊に書かれた沢山の「美味しかったよ」のメッセージが多数書かれています。確かにこの店のラーメンの味は間違いありません。
写真:旅人間
地図を見るこの道の駅には、既に紹介した喫茶店「備長の郷」や「炭工房」、備長炭の工芸品や地元野菜などが買える「産品直売店」、他には「バーベキュー施設」や「炭窯と体験窯」、そして木炭の歴史や文化など分かりやすく解説した「紀州備長炭発見館」があります。
「紀州備長炭発見館」は大人210円、高校生から小学生までは100円です。休館日は水曜日。ここまで来たら、ぜひ入館し紀州備長炭の通になって帰りましょう。
写真:旅人間
地図を見る今回紹介した茶房「備長の郷」で備長炭ラーメンを紹介しましたが、他にも「冷炭めん」「きつね炭そば」と言ったメニューもあります。また「備長炭の粉末を練り込んだ麺」は3食入りで持ち帰る事も出来ます。ご当地の個性的なメニューって面白く魅力的ですね。尚、本文中に表記した価格は全て2017年8月現在のものとなります。
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(2025/2/12更新)
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