五智結びの特別な御守りで日々を安らかに!上越市「五智国分寺」

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五智結びの特別な御守りで日々を安らかに!上越市「五智国分寺」

五智結びの特別な御守りで日々を安らかに!上越市「五智国分寺」

更新日:2017/05/21 16:50

松縄 正彦のプロフィール写真 松縄 正彦 ビジネスコンサルタント、眼・視覚・色ブロガー、歴史旅ブロガー

新潟県上越市の「五智国分寺」は奈良時代に建てられた寺です。地震や度重なる火災などで被害が出るたびに再建され、現在に至っています。これも安置されている五智如来(五体の如来)様のおかげです。この五体の如来様には紐が結ばれ、本堂で紐に触れる事ができます。触れる事で仏縁が結ばれるのです。この紐で作られたのが、特別のお守り”五智結び五鈷杵守り”。持つことで日々安らかに生きてゆけます。さあご参拝しましょう。

古い歴史の国分寺、地震や火災も経験

古い歴史の国分寺、地震や火災も経験

写真:松縄 正彦

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新潟県、上越市にある五智国分寺は、あの東大寺大仏を建てた指導者、“行基”が創建したとされる歴史のあるお寺です。奈良時代、この地に越後国の国府がおかれ、国分寺が設置されました。しかし当初の建物は863年の大地震で失われ、当初の設置場所は分かっていません。

その後、鎌倉時代に再建立されましたが、朽ち果ててしまい、1562年に上杉謙信公が現在の地に改築されたといわれます。ちなみに謙信公は真言宗の高僧の資格、真言阿闍梨(アジャリ)をもっており、落慶法要時には自ら真言密教の法を用いて法要されたと伝わっています。

古い歴史の国分寺、地震や火災も経験

写真:松縄 正彦

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その後、何度か火災にあいましたが1841年に本堂と山門が、明治になって三重の塔(写真)が再建されました。現在は天台宗の寺院になっています。

境内には、経堂や白山神社などもあります。ちなみに経堂は上越市内で最古の建物です。また三重の塔の壁面には十二支などの細かな彫刻がなされています。この三重の塔は県の指定文化財で、五智国分寺のシンボルともなっている建物です。

本堂には五智如来、また神仏習合の寺

本堂には五智如来、また神仏習合の寺

写真:松縄 正彦

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写真の本堂内には五智如来、つまり大日如来、薬師如来、宝生如来、阿弥陀如来、釈迦如来の5体の如来様が安置されており、見るだけで圧巻です。また、五智国分寺と名前がつけられたのは、この5体のご本尊に由来しています。

ところで創建当時の本尊は釈迦牟尼尊であったようです。これが前記の地震で一瞬のうちに失われたため、再建の際に本尊を五智尊に変えたといわれます。災害を受けた時に本尊を変える例は他の国分寺などでも見られるようです。

本堂には五智如来、また神仏習合の寺

写真:松縄 正彦

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境内には白山神社(御旅所)があり、五月には五智まつり(春季例大祭)が開催されます。火焔太鼓、~馬、猩猩(ショウジョウ)、神鶏、アメノウズメノ命の5基の山車が勢ぞろし、本堂正面で神様と五仏が向かい合うのだとか。

五体の如来様と5つの山車が対峙するのは面白い場面ですね。ちなみに中央の大日如来様に対応しているのは写真の火焔太鼓です。この五智祭りは神仏習合の伝統的な祭りで、前掲の本堂写真は本堂前に神馬などが並べられたものです。

この神社は、もとはここ国分寺の守り神であったといわれますが、江戸時代に境内から出て行き、代わりに御旅所がおかれたという歴史があります。また当初、この祭礼を近くの居多神社が主催したともいわれます。ちなみに居多神社は越後守護の上杉家や上杉謙信が尊崇した、越後国の一之宮です。

本堂には五智如来、また神仏習合の寺

写真:松縄 正彦

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本堂には先に述べた五智如来が安置されていますが、各々の仏像に色付きの紐が結ばれ、堂内でこれらの紐に触る事ができるようになっています。触る事で仏縁が結ばれるのです。

この五色の紐を組み合わせて作られたのが、写真の“五智結び五鈷杵守り”です。これを持つことで、日々安らかに生きられるといわれます。地震や火災などの災害にもめげず、いままで続いてきた歴史のある寺だけに、五智如来様があなたを守ってくれるはず。

五智とは密教曼荼羅思想を表現したものでもあり、平安時代中期に藤原氏が心酔していたといわれます。このお守りで仏様との繫がりを感じて下さい。

親鸞聖人や松尾芭蕉も関係

親鸞聖人や松尾芭蕉も関係

写真:松縄 正彦

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実はこの寺の本堂横には越後に流された親鸞聖人が最初に住んだ場所といわれる“竹之内”草庵があり、すぐ傍に写真のような聖人像が建てられています。
親鸞聖人はここで、国分寺所蔵の多くの仏書を読みあさったといわれます。これが後に、浄土真宗の聖典として有名な「教行信証」を表す基礎となったのです(MEMO欄の「たびねす」記事参照)

また境内には、松尾芭蕉の句碑も建てられています。奥の細道の旅路の帰途、当地に立ち寄り句を詠んだのです。

仏縁で日々安らかに生きる

五智国分寺、ここは歴史上著名な人物達が関係した神仏習合の名残が残る寺院です。また幾多の災害を乗り越え、“常に再建”されてきた、特別の歴史をもつ寺院です。これも五智如来との仏縁なのかもしれません。
ご紹介した御守りは特別な紐で作られています。持つ事で、山あり谷ありの長い人生を安らかに生きられるはず。ぜひご参拝ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/06 訪問

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