写真:津田 泰輔
地図を見る山口県の絶景スポットでまず外せないのがここ「角島大橋」。数々のCMの撮影に使われた本州と角島を結ぶ橋で、魅力はなんといってもコバルトブルーの海。遠浅の砂浜に光が射し込むと、まるで南国に来たかのようなブルーの海が広がります。
本州の最北西にあたりますので、下関から車で1時間以上かかる場所ですが、近年はかなり人気のスポットになってきていますので、できるだけ朝早くに訪れることをおすすめします。橋の近くには海士ヶ瀬公園駐車場があって50台近く車を停められますが、すぐにいっぱいになってしまいます。
写真:津田 泰輔
地図を見る海士ヶ瀬公園駐車場からでも絶景を楽しめますが、駐車場に隣接する展望台まで行くと、ブルーの波が打ち寄せる白い砂浜の絶景を見ることができます。沖に行くと急に海の色が変わっている境界線があって面白いです。
せっかく車で来たのならぜひ角島大橋も渡ってみたい。車窓の両側はコバルトブルーの海。まるで海の上を飛んでいるような感覚でドライブできます。橋を渡るのも駐車場も無料で、橋を渡った角島側にも駐車場がありますので、角島観光が目的でなければそこでUターンして戻ってくると良いでしょう。
写真:津田 泰輔
地図を見る角島大橋から国道191号線経由で約45分の場所にある、海に向かって100基以上の鳥居が並ぶ「元乃隅神社」もぜひ訪れておきたい絶景スポットです。海に向かって100基以上の鳥居が並ぶ景観は、CNNが2016年にウェブサイトで公開した「日本の最も美しい場所31選」に選ばれて一躍脚光を浴びた場所です。
この地域の漁師の枕元に白狐が現れ「吾を此の地に鎮祭せよ」と告げたのがはじまりで、海から小高い山に続く鳥居の道が特徴的の神社です。元々は「元乃隅稲成神社」という名前でしたが、2019年に「稲成」が取れて「元乃隅神社」という名前になっています。
また、裏参道出口に設置された5メートルほどの鳥居の上には賽銭箱が設けられていて、日本一入れにくい賽銭箱として有名だったのですが、2016年11月に場所を少し移設して高さも1メートルほど高くなり、入れにくさもパワーアップしています。
写真:津田 泰輔
地図を見る元乃隅神社と一緒に立ち寄りたいのが「東後畑棚田」です。青い海をバックに緑の棚田が広がる絶景が楽しめる場所で、元乃隅神社から少し山手に車で登るとすぐに到着します。少し道が細くなる場所もありますが、東後畑棚田まで足をのばす人は少ないので、静かにのどかな田園風景を楽しむことができます。
田んぼに水が張られるシーズンには、イカ釣り漁船と漁火を撮影しにくるカメラマンが集まる有名なスポットでもあります。
写真:津田 泰輔
地図を見る東後畑棚田の近くにある千畳敷でも絶景が楽しめます。車なら10分かからないぐらいで到着します。
標高333メートルの高台にある、空と海が一望できる草原の高台。360度の一大パノラマが広がります。広大な景色を楽しみながら休憩して、ほっと一息つくのも良いかもしれませんね。
写真:津田 泰輔
地図を見る山口県の絶景スポットといえば、秋吉台を中心としたカルスト台地は外せない場所です。そのカルスト台地から湧き出る美しい水を湛えた池があります。
長門市内から南下して美祢市へ。車なら30分ぐらいで「別府弁天池」にたどり着くことができます。ナビで検索できないようなら「別府養鱒場」で設定すると良いでしょう。
写真:津田 泰輔
地図を見る見ての通り青く神秘的にも感じられる水で、なんと毎分11トンもの水が湧き出ているます。水には、カルスト台地特有のカルシウムと炭酸水素塩が豊富に含まれていて、体にもとても良いとされています。採水場で水を汲んで帰ることができますので、訪れた際はぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
吸い込まれるような透明な水に癒しを求めて、たくさんの人たちが池の周りに集まってきます。光の当たり方によって青い水の見え方も変わってきますので、ドライブの疲れを癒しながら、しばらく黄昏れてみるのも良いかもしれませんね。
写真:津田 泰輔
地図を見る山口県で最も有名な観光地と言えば、やはり「秋芳洞」は外せません。日本一のカルスト台地の地下にある巨大空間は圧巻の一言です。
入り口で入場料を払って進むと、青い水が流れ出す巨大な穴が見えてきます。ここまでくると洞内からの冷んやりとした空気が流れてきて、夏に訪れれば絶好の避暑地になります。また、鍾乳洞の中は想像以上に広く、足場も整備されているので快適に歩くことができますので、女性や足腰の弱い人でも安心です。
写真:津田 泰輔
地図を見るしばらく進むと秋芳洞の代名詞でもある百枚皿が現れます。水が石灰石を溶かしながら何万年もかけて造り上げた自然の芸術作品です。入り口付近はただただ広大な空間に圧倒されますが、奥に行けば行くほど巨大な石筍や複雑な造形を見せる鍾乳石が現れてきて、飽きさせません。
写真:津田 泰輔
地図を見る洞内の観光コースは約1km。温度は四季を通じて17℃で一定し、夏涼しく冬は温かくて快適なため、1kmのウォーキングもあまり気にならないでしょう。
車で来ると、正面入口から入って一番奥の黒谷入口から出るのが一般的なのですが、駐車場まで戻るのにまた正面入口に戻ってこなければなりません。黒谷入口から正面入口まで地上を歩いて帰ることもできますし、夏休みシーズン中なら循環バスを利用することも可能です。でも、せっかくなので鍾乳洞の中を戻って正面入口に戻ってはいかがでしょうか。方向が変わると見え方も変わってきますし、なによりこれが最短ルートです。
秋芳洞の次は秋吉台を訪れてみましょう。秋芳洞から続くカルストロードは秋吉台の広大な台地の上を走る快走路です。見渡す限りの平原の中をドライブできるのは、北海道をのぞいてなかなかお目にかかることはできません。
また、秋芳洞からすぐ近くにカルスト展望台があり、間近でカルスト台地を見て触れることが可能です。遊歩道も整備されていますので、白い石灰岩と緑の平原だけの世界に迷い込んでみてはいかがでしょうか。
写真:津田 泰輔
地図を見る絶景巡りの旅の最後は夕日でしっぽり終えるのはいかがでしょう。今回紹介した場所を巡って最後に秋吉台に訪れたら、かなりいい時間になっているはず。夕日に映し出されたシルエットが、きっと感動的に旅を締めくくってくれることでしょう。
今回紹介したのは、山口県の北部をぐるっと1周まわるドライブプランです。かなり距離がはありますが、至る所に絶景スポットがあるので退屈になることはないでしょう。
本州の一番端っこで、しかも新幹線の駅からも遠い山口県北部。なかなかアクセスが悪くて気軽には行きにくい場所ではありますが、美しく魅力あるスポットがたくさんあります。
期待を裏切らない絶景の数々に出会えることは間違いありません。
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