写真:吉川 なお
地図を見る「CARAMEL PARK」は台南出身の創業者、黄玠源(ホアン・ジィエユァン)さんが2011年10月に台南市東区に1号店を立ち上げ、わずか5年あまりで中部、南部に20店舗を展開する人気チェーンに成長。2017年1月、満を持して台北に進出し、MRT市政府駅近くに台北忠孝店を出店しました。
続いて3月には台北市の隣、新北市に2号店の盧州光華店がオープン。来年2018年には台湾最大手の百貨店「新光三越」の誘致を受け、信義新天地A11館での開店が決まっており、さらに人気が高まること必至です。
写真:吉川 なお
地図を見る台北忠孝店はMRT市政府駅4番出口から徒歩3分、大通りの忠孝東路から道路1本入ったところにあり、旅行者の方にも分かりやすい場所に位置しています。店内は清潔感ある内装で、テーブル席が7卓と通りに面してカウンター席があり、席の間隔も広いのでゆったりと過ごすことができます。
座席を決めたら中央にあるカウンターでオーダーするシステムで、日本語メニュー完備、スタッフは全員日本語が話せるのも強みです。
マンゴーかき氷は今では1年中食べられる店も多い中、「CARAMEL PARK」は旬のシーズンのみ、4月下旬から9月下旬までの期間限定で提供しています。
オーナーの黄さん一番のこだわりはマンゴーの品質。果肉が多く甘みが強い愛文マンゴーを各産地で食べ歩き、南から順に屏東産、高雄産、そして台南産とその時々で一番美味しいマンゴーを厳選して使用しています。そのこだわりはマンゴーの格付けにも。一番上質の海外輸出用の次のランクの高級品を仕入れて、素材の良さで勝負しています。
温室栽培の日本産と異なり、太陽を浴びてすくすく育った台湾南部の愛文マンゴーは甘さも格別。旬の時期、選び抜かれたものが食べられるのもこの店ならではと言えるでしょう。
写真:吉川 なお
地図を見るその厳選マンゴーがざくざく入った「大和芒果雪綿冰(250元)」はその時期の店のイチオシ品。果肉ひとつひとつが大きく、食べるたびに濃厚な甘みが口の中に広がります。日本では高価な上質の完熟マンゴーが雪のようなマンゴー味の氷とバニラビーンズ入りのアイスと一緒にたっぷり堪能できます。一緒に出てくるマンゴーソースと練乳をかけるとまた違った味が楽しめます。
写真:吉川 なお
地図を見る開店と同時にSNSで評判となり話題を独占してきたのが、メロン山盛りの「池田哈密瓜雪花冰(260元)」。メロン半玉を器にして、丸くくり抜いた果肉が山のように盛られており、見た目も食べ応えも充分な人気メニューです。
使用しているメロンは日本種を台湾で栽培したもので、当初は3月までの予定でしたが、マンゴーと同じく屏東、高雄、台南、嘉義、雲林など産地を開拓したことで、うれしいことに1年中食べることができるようになりました。
写真はメロンとスイカのコンビネーションですが、訪れた時の旨味の具合でトッピングが変わることもあり、いつ行ってもその豪華さにびっくりします。
メロンの上にはバニラアイス、トッピングでゴマ団子やメロン味の棒アイス、団子のように串刺した果肉が添えられており、遊び心もたっぷり。一緒に出てくるメロンジュースと練乳をかけるとよりクリーミーになり、こんなに実だくさんでもたちまち完食できてしまいます。
写真:吉川 なお
地図を見る豪快にもスイカ半玉を使った「西瓜太郎雪花冰(180元)」は4月から夏までの限定商品。ネーミングも愉快なこのかき氷は、くり抜いたスイカの中にバニラミルクのかき氷が隠れていて、黄色と赤色の丸い果肉、その上にバニラアイスがちょこんと載っています。
台湾の赤いスイカは日本と違って超特大の横長サイズ。黄色いスイカは日本と同じ球体で果肉はみずみずしく、同じスイカでも異なる食感が味わえます。
盛られたものを食べ終わった後は、器部分の果肉もスプーンですくえるのでお得感もあり、添えられた練乳を入れると溶けた氷と合わさってやさしいミルク味になります。
マンゴー、メロン、スイカの各かき氷には、店手作りのプリンまたはミルクプリンがセットでついてきます。どちらも滑らかでコクがあり、これにも大満足です。
台湾では縁起ものとして重宝されているパイナップルもかき氷に変身!台湾語で繁栄・財・幸福などおめでたい意味を持つ「旺來(オンライ)」と同じ発音のパイナップルが「鳳梨焦糖牛ナイ冰(180元)」となって本物そっくりの姿で登場します。
キャラメルソースに練乳で格子模様が描かれ、大きなパイナップルを半切りしたものの中にはジューシーな果肉がごろごろ入っています。キャラメル味とパイナップルの甘さが見事にドッキングし、別皿で団子状に串刺したものとパイナップル味の棒アイスが出てきて、まさにパイナップル尽くし。パインジャム、練乳をかけると異なった味も楽しめます。
こちらも食べ頃のパインを各産地から調達しているので、1年中いつでも食べることができます。
写真:吉川 なお
地図を見る同じキャラメル味でも、この「麻糬焦糖牛ナイ冰(120元)」はまるでメロンパンのよう。中南部の各店の看板メニューで、自家製キャラメルソースは濃厚でありながら、とても優しい味に仕上がっています。
これと一緒にサーブされるのは、天然原料で作られた芋園やゴマ入り白玉団子。冷たいものと合わせると固くなってしまうので、かき氷には入れずに食べましょう。素朴な味のかき氷と台湾伝統スイーツの組み合わせはまさに通好みの組み合わせです。
写真:吉川 なお
地図を見るこれらのアイデアかき氷を全て考案した37歳の若きオーナーの黄さんは、軍隊を除隊後すぐさまこの業界に飛び込み、あくなき探求心によって短期間でお店をここまで大きくしました。
日々新しい商品のアイデアを考えており、人気の果物をミックスしたかき氷も将来的にはメニューに載せたいと話していました。
大の日本好きでもあるオーナーの夢は日本での出店。こんなに豪華なフルーツかき氷が日本でも食べられるようになったらいいですね。
写真映えし、食べて大満足の「CARAMEL PARK」のフルーツかき氷。量が多く2人ぐらいでシェアするのがお勧めで、一度で何種類も食べるのが難しいため足繁く通うリピーターが日々増えています。ひとつ食べると別のかき氷も食べたくなるのが「CARAMEL PARK」のすごいところ。冬場は台湾産のフレッシュなイチゴが載ったストロベリー雪花かき氷がお目見えし、オールシーズン目玉商品が揃っています。
店のモットーは作りたて。あらかじめ果物を切って用意することなく、全てオーダーが入ってからひとつひとつ丁寧に作られます。そのため少し時間がかかるので、お時間に余裕を持ってお出かけくださいね。
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(2025/2/8更新)
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