約1000株のあじさいが咲く「奈良県・談山神社」は新緑のパワースポット

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約1000株のあじさいが咲く「奈良県・談山神社」は新緑のパワースポット

約1000株のあじさいが咲く「奈良県・談山神社」は新緑のパワースポット

更新日:2017/05/24 15:24

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

奈良県桜井市多武峰(とうのみね)にある談山神社は紅葉の名所として知られています。紅葉の時期になると境内は紅葉狩りに訪れる大勢の観光客で賑わいます。しかしここは「あじさい」の隠れた名所であることはあまり知られていません。境内は毎年6月中旬から7月中旬にかけて約1000株のあじさいに彩られます。「青もみじ」と「あじさい」を鑑賞に静寂に包まれた新緑の談山神社へ行ってみませんか?

中臣鎌足を祀る「大化の改新」謀議の地

中臣鎌足を祀る「大化の改新」謀議の地

写真:モノホシ ダン

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談山神社はもともと神仏習合の寺院であり多武峰妙楽寺(とうのみねみょうらくじ)といいました。祭神は中臣鎌足(なかとみのかまたり)で、645年に中大兄皇子とともに飛鳥板蓋宮で時の最高権力者の蘇我入鹿を誅殺し大化の改新の偉業を成し遂げた人物です。

明治に入り1869年に神仏分離令によって「談山神社」と改称しました。社号の由来は、中臣鎌足と中大兄皇子が大化の改新の談合を多武峰で行ったことによります。旧社格は「別格官幣社」で、これは国家のために功労のあった人臣を祭神とする神社です。

中臣鎌足を祀る「大化の改新」謀議の地

写真:モノホシ ダン

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神社への入山は紅葉の時期以外は正面入山受付ではなく西入山受付からになります。受付を入り上がってすぐのところが「蹴鞠(けまり)の庭」と呼ばれる写真撮影のベストスポットです。正面の「権殿」と「十三重塔」と右手の「神廟拝所」をバランスよく収めることができます。

蹴鞠の庭では、毎年4月29日(昭和の日)と11月3日(文化の日)に「蹴鞠祭」が行なわれます。中臣鎌足と中大兄皇子が飛鳥法興寺の蹴鞠会(けまりえ)で初めて出会った故事にちなんだものです。

中臣鎌足を祀る「大化の改新」謀議の地

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談山神社の発祥は、中臣鎌足の長男の定慧(じょうえ)和尚が父の鎌足の供養のため十三重塔を造立したのが始まりです。写真の神廟拝所には中臣鎌足の木造が祀られています。ちなみに中臣鎌足は死の間際に天智天皇となった中大兄皇子から藤原姓を賜り、のちに隆盛を極めた藤原氏の始祖となっています。

談山神社のシンボル「十三重塔」

談山神社のシンボル「十三重塔」

写真:モノホシ ダン

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談山神社のシンボルともいえる高さ17mの「十三重塔」は678年に創建された塔婆で現在の物は1532年に再建されたものです。木造十三重塔としては世界唯一の貴重な建造物です。

談山神社のシンボル「十三重塔」

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楼門前にはピンク色のあじさいが咲きます。朱色の楼門とピンクのあじさいはとても良く似合います。

談山神社のシンボル「十三重塔」

写真:モノホシ ダン

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あじさいとカタツムリのコラボも狙ってみましょう。探すと意外に見つけるのが難しいカタツムリですが、それだけに見つかった時の喜びは大きいです。ちなみにカタツムリの殻の巻き方は右巻きと左巻きがありますが右巻きのほうが圧倒的に多いです。

日光東照宮のモデルになった豪華絢爛の本殿

日光東照宮のモデルになった豪華絢爛の本殿

写真:モノホシ ダン

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談山神社の建築物で十三重塔についではずせない見どころが、本殿(左)と拝殿(右)とぐるりとめぐらされた東西透廊です。中臣鎌足を祀る本殿は朱塗極彩色の豪華絢爛たる様式で、日光東照宮のモデルになったとも言われています。ここで靴を脱いで内部を拝観しましょう。

日光東照宮のモデルになった豪華絢爛の本殿

写真:モノホシ ダン

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拝殿は清水寺と同じ舞台造りになっています。そして拝殿にめぐらされた回廊の吊燈籠はひとつひとつの柄が違います。中臣鎌足にちなんだ「鎌」の柄もあります。また高廊下に映る吊燈籠のシルエットも美しいです。

日光東照宮のモデルになった豪華絢爛の本殿

写真:モノホシ ダン

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拝殿からの眺めも見事です。とくに「生の額縁」越しの青モミジは素晴らしい絵になります。心ゆくまで鑑賞と撮影を楽しみましょう。

恋愛成就のパワースポット「恋神社」

恋愛成就のパワースポット「恋神社」

写真:モノホシ ダン

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恋愛成就のパワースポットとして人気のある摂社の東殿は「恋神社」として親しまれています。中臣鎌足の奥方である鏡女王(かがみのおおきみ)を祀っています。鏡女王は容姿端麗で和歌の才もあり、興福寺の建立に関わるなど才色兼備の女性で、鎌足とともに藤原氏の繁栄の礎となりました。

恋愛成就のパワースポット「恋神社」

写真:モノホシ ダン

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恋神社の絵馬は、中臣鎌足と鏡女王のイラストが描かれた可愛らしいものです。境内にある「むすびの岩座(いわくら)」は神の宿るという磐座です。ぜひじかに触れてパワーをいただきましょう。

恋愛成就のパワースポット「恋神社」

写真:モノホシ ダン

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恋神社から舞台造りの拝殿と回廊を眺めてみましょう。アジサイとのコラボも美しいです。

多武峰観光ホテルからの眺めも見逃せない

多武峰観光ホテルからの眺めも見逃せない

写真:モノホシ ダン

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談山神社の拝観のあとは反対側にある「多武峰観光ホテル」の5階のレストランでランチタイムを楽しみましょう。このレストランのバルコニーからの談山神社の眺めは秀逸です。これだけでもレストランを利用する価値は十分あります。

多武峰観光ホテルからの眺めも見逃せない

写真:モノホシ ダン

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レストランのバルコニーからは、談山神社の十三重塔が手に届くような近さに見えます。多武峰の清々しい空気と談山神社の神気を存分に感じ取りましょう。

談山神社を満喫するならあじさいの咲く初夏がおすすめ

いかがでしたか。紅葉の名所として有名な談山神社の秋はたしかに観光のベストシーズンでしょう。しかしそれだけに観光バスでやってくる団体客やマイカーの観光客で大混雑を覚悟しなければなりません。しかしシーズンをはずせば訪れる人もまばらで、写真のような落ち着いた雰囲気に包まれています。

いちばんのおすすめはあじさいの咲く初夏です。青モミジとあじさいの花に癒される初夏の談山神社をぜひ訪れてみませんか?

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/06/14 訪問

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