首都圏屈指の景勝地・西沢渓谷へ、美しい滝に会いに行く

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首都圏屈指の景勝地・西沢渓谷へ、美しい滝に会いに行く

首都圏屈指の景勝地・西沢渓谷へ、美しい滝に会いに行く

更新日:2017/05/28 19:37

田中 佐代子のプロフィール写真 田中 佐代子

秩父多摩甲斐国立公園内にあって、原生林に囲まれた渓流や滝などを、トレッキングしながら楽しめると人気の山梨県西沢渓谷。死ぬまでに行きたい日本の絶景として、ネットでも多数紹介されています。
10kmを歩くコースが人気の定番トレッキングコースで、巨大な花崗岩を渓流が浸食してできた渓谷は、様々な地形を生み出し見応えがあります。特にクライマックスに登場する「七ツ釜五段の滝」は必見。是非会いに行って下さい。

日帰りで行ける、お手軽トレッキング

日帰りで行ける、お手軽トレッキング

写真:田中 佐代子

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都心から2、3時間程で行ける事もあって、大変人気の西沢渓谷。
その西沢渓谷の主な見所が滝。日本の滝100選にも選ばれた名瀑「七ツ釜五段の滝」を筆頭に、「三重の滝」「竜神の滝」「恋糸の滝」「貞泉の滝」などさまざまな滝があり、特に紅葉の頃は、紅葉狩りを兼ねて訪れる人が多く、山道が渋滞する程。

混雑を避けたいのなら初夏がオススメ。森の緑が映え、滝壺のターコイズブルーも更に美しい。

日帰りで行ける、お手軽トレッキング

写真:田中 佐代子

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トレッキングのスタートは「道の駅みとみ」。広い駐車場があり、バスで来た人もマイカーで来た人も、ここで車を降りる事になります。
5分程歩いて森の中に分け入ると、最初の内は遊歩道がきちんと整備されていて、とても歩きやすいと感じるでしょう。緩い下り坂が続き、段々と渓流に近づいてくると「二俣吊り橋」が見えてきます。

日帰りで行ける、お手軽トレッキング

写真:田中 佐代子

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吊り橋というだけあって、少々揺れますが(笑)、ここからの眺めも最高。そしてこの橋の下に、東沢と西沢の2つの川の合流地点があります。二俣吊り橋という名は、そこから付いたものと思われます。

吊り橋を超えて最初の滝「大久保の滝」が見えてくる頃になると、徐々に道は険しくなってきます。

美しいターコイズブルーの水をたたえる渓谷に癒される

美しいターコイズブルーの水をたたえる渓谷に癒される

写真:田中 佐代子

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アップダウンの山道が続き、息が少々あがりますが、踏ん張って進んでいくと、素晴らしい景色が待っています。

美しいターコイズブルーの水をたたえる渓谷に癒される

写真:田中 佐代子

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ひと山登りきると、眼下に青く澄んだ水が見えてきます。それが「三重の滝」です。
その名の通り三重(三段)になっていて、全体は10m程度の落差。青々とした釜から、溢れるように流れ落ちる水量はかなり多く、轟々と音を上げて落ちて行く水に、迫力と清涼感を感じずにはいられません。
下流側には、しっかりとした滝見台があって、そこからの眺めが特にオススメ!

道は険しくとも、美しい風景に癒される

道は険しくとも、美しい風景に癒される

写真:田中 佐代子

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道は更に険しく、渓流沿いの足場の悪い岩の道を歩く事になり、本格的なトレッキングが「三重の滝」を過ぎた頃から始まると言って良いでしょう。
しかし坂道には、しっかりとした鎖の手すりが設置されているので、安全性は確保されています。

道は険しくとも、美しい風景に癒される

写真:田中 佐代子

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「三重の滝」から歩いて約20分、標高1200mまでやって来ると、3つ目の名滝「龍神の滝」が登場。6m程の落差で、決して大規模なものではありません。流線型に流れる水が龍に似ている事から、その名が付けられました。
派手さは無いものの、周囲の風景に溶け込んだ造形美が、見る者に深い感動を与えてくれます。

道は険しくとも、美しい風景に癒される

写真:田中 佐代子

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激しい水音と共に見えてきたのが、「貞泉の滝」。
どちらかと言うと小さな滝ではありますが、かなり激しい流れだとわかります。それもその筈、この滝の上流は川幅が特に狭くなり、蛇行しているので、水の流れが速くなっているのです。

滝以外にも驚きがある道中

滝以外にも驚きがある道中

写真:田中 佐代子

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いわゆる奇岩と言われるものもたくさんあります。長い時間をかけて激流によって変化したものや、岩肌に自然が刻んだ模様など。
例えば「フグ岩」「ウナギ床」「人面洞」。納得できるできないは別として、その1つ1つを探し当てて歩くのも、また楽しいでしょう。

滝以外にも驚きがある道中

写真:田中 佐代子

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後半になって現れるこれには、ちょっと納得がいくでしょう。正面から見ると三角の岩が3つ、ちょうど顔をあげてこちらを向いている3匹の親子ガエルの様に見えるところから、「カエル岩」と名付けられている岩。
薄らと苔が生えた岩は、その色からかなりリアルに見えますね。

クライマックスに待ち受けている絶景・七ツ釜五段の滝

クライマックスに待ち受けている絶景・七ツ釜五段の滝

写真:田中 佐代子

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「カエル岩」から20分程。その間の道のりが一番大変だと思われます。鎖の手すりを頼りに急勾配な山道を一歩一歩進み、クライマックスへと近づいていきます。

クライマックスに待ち受けている絶景・七ツ釜五段の滝

写真:田中 佐代子

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目の前が開けると現れる「七ツ釜五段の滝」。七つの釜と五段の滝とで成るこの滝。滝全体の落差は約50m、上から滝の落差は3m、4m、2m、9m、10mとなっています。何故か滝は五段なのに対し、釜が七つあるのが面白いですね。
残念な事に、滝の姿を一望することは難しく、トレッキングコースからは、上段部と下段部を分けて眺められる場所があります。

クライマックスに待ち受けている絶景・七ツ釜五段の滝

写真:田中 佐代子

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さすが、日本の滝100選に選ばれただけあって、豪快で優美な滝。いつまで眺めていても飽きがきません。

渓谷入り口から、健脚な人なら2時間弱でここに辿り着く事が出来ますが、実はここが折り返し地点ではありません。少し上にある「不動滝」を過ぎると、道は急な斜面を登る階段となり、ひたすら上を目指して階段を登って行くと折り返し地点の「滝の上展望台」に到着。
展望台と言っても、簡単なベンチとトイレがあるのみ。周りの景色と川のせせらぎを聞きながら一休みしましょう。

身も心も癒してくれる西沢渓谷

復路は、嘗て周辺の木材搬出に利用されていた旧森林軌道(トロッコ道)に沿って、緩やかな下り道を歩く事になります。
変化に富んだコースは約4時間。初心者でも、少しの頑張りで制覇できる道のりですが、岩あり、崖ありのハードな道もあるので、足元はしっかりとしたトレッキングシューズが必要。

また、12月以降は山開きの4月29日(昭和の日)まで入山ができません。しかし山開きがスタートすると、春は新緑とツツジやシャクナゲなどの花々、夏は森林浴、秋は紅葉と、四季折々に楽しむ事が出来ます。

森林セラピー基地としても認定されているこの森。ぜひその大きな懐に抱かれに行って下さい。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/21 訪問

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