イタリアの「美味しい!」を求める食の旅〜ジェノヴァ&パルマ&ボローニャ〜

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イタリアの「美味しい!」を求める食の旅〜ジェノヴァ&パルマ&ボローニャ〜

イタリアの「美味しい!」を求める食の旅〜ジェノヴァ&パルマ&ボローニャ〜

更新日:2017/05/30 16:52

空下 遥子のプロフィール写真 空下 遥子 トラベルライター

イタリアにはイタリア料理はなくあるのは郷土料理だけ、といわれています。1861年イタリア王国として統一されるまで小国分立の状態が続き郷土意識が高められたため、料理にも強い郷土色が反映されたのでしょう。なので色々な街を巡ると、その土地の人々が食す美味しいものが待っています。中でも、その一品のために訪れたいと思える「美味しい!」がある街、ジェノヴァとパルマとボローニャへ食の旅に出掛けてみませんか?

ジェノヴァの「美味しい!」は何でしょう?

ジェノヴァの「美味しい!」は何でしょう?

写真:空下 遥子

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ミラノから快速電車で約2時間のところにある街、ジェノヴァ。リグーリア海と小高い丘に挟まれ、海岸線に沿うように広がるイタリア最大の港街です。ジェノヴァを州都とするリグーリア州の海岸地帯はイタリアン・リビィエラと呼ばれ、光に恵まれている温暖な気候で、オリーブオイルの一大産地となっています。またかつてこの地を航行する船は、港から漂ってくるハーブの香りで陸に近づいたことを知ったといわれるほどハーブの産地でもあります。

「美味しい食材あるところに、美味しい食あり」を感じさせる土地柄です。それでは、この土地で美味しいものとは何でしょう?ジェノヴァという名前から何かピン!ときた方、正解は・・・。

ジェノヴァの「美味しい!」は何でしょう?

写真:空下 遥子

ジェノヴェーゼです。日本でもお馴染みなので、味は知っていると思われる方も多いかも知れませんが、ジェノバのジェノヴェーゼを味わった瞬間、食の世界も広いのだなと味の違いにきっと驚かれるでしょう。レストランでテーブルに運ばれてくると、ペーストの材料であるバジルの風味がふわっと香り立ち、食欲がフルアクセルで刺激されます。

リグーリア州では温暖な気候の恩恵を受けて、香り高いバジルがよく育つそうです。そして、一口食べてみるとバジルの爽やかな味が口一杯に広がり、その日に収穫した新鮮なバジルの食材としての力を思い知らされます。さらに、お店の方にお願いしてこの絶品料理に合うワインがあれば、最高の食卓の出来上がりです。

ジェノヴェーゼは、正式には「パスタ アル ペスト ジェノヴェーゼ」と呼ばれます。バジルに松の実、ニンニクやチーズを加え、すり潰し、オリーブオイルで伸ばしたペースト(イタリア語でペスト)を絡めたパスタなので、ジェノヴェーゼペーストのパスタという名前になっています。

お肉好きには”Dream comes true”

お肉好きには”Dream comes true”

写真:空下 遥子

ミラノから快速電車で約1時間半のところにある街、パルマ。パルマといえば「パルマハム」、お肉好きにははずせない場所です。世界三大ハムの一つといわれるほど質の高いハムが生産されるのは、リグーリア海からの適度な湿度を持った風と砂利質の川沿いの土地がハム作りに適した局所気候(ミクロクリマ)を作っているため。ハム作りのルールに従い、同じパルマの中でも指定された生産地域で、決められた豚を使って、伝統的な方法で作り、検査に合格して出来たハムのみが、「プロシュット ディ パルマ」、別名「パルマハム」と名付けられます。

「それだけ特別なパルマハムを産地で食す」、この目的のためにパルマを訪れたくなるほど「美味しい!」が待っている予感がしてきませんか?

お肉好きには”Dream comes true”

写真:空下 遥子

予感は的中間違なしです。お肉好きにはdream comes true、こんなに美しいピンク色の「プロシュット ディ パルマ」が食べられます。注文すると、お店に置かれた塊がスライサーでスライスされ自分のテーブルに運ばれてくるため、肉としてこれ以上ない最高の状態です。味は過度に肉肉しくなく上品で甘みがあり、ほのかにハムのいい香りもしてきます。

パルマの人々の家では毎日の食卓に欠かせない食べ物で、家にもスライサーがあるようです。特別な時にしか食べられないものではなかったのですね。世界の食卓も色々だと感じる発見も、食の旅の楽しみに。

美食の街「ボローニャ」のパスタ料理に舌がとろける!

美食の街「ボローニャ」のパスタ料理に舌がとろける!

提供元:Pixabay

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美食の街として知られる、ボローニャ。その美食のルーツは、ボローニャを州都とするエミリア ロマーニャ州にはポー川流域に大平原が広がり、イタリアきっての豊かな穀倉地帯にして酪農・畜産地帯でもあるところからもたらされたもの。小麦の栽培や稲作、牛や豚の飼育が盛んに行われています。

地元の特産品に小麦と肉があるなら、パスタ×肉のソースで美味しいパスタ料理が生まれるのも自然の流れ。そして生み出されたのが、日本人もよく食べるボロネーゼ(ミートソーススパゲッティ)。

美食の街「ボローニャ」のパスタ料理に舌がとろける!

提供元:Pixabay

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しかしボローニャでは、ボロネーゼではなく「タリアテッレ アル ラグー」という名前で呼ばれています。それは、パスタは細いスパゲッティではなく平麺の「タリアテッレ」で食べるのが伝統であり、ミートソースは「ラグー」と呼ばれているところからその名前に。

本場のボロネーゼは、日本のミートソースとは違い、トマトが少なめのお肉が主役のパスタ料理です。ソースにはこれでもかというくらい肉が入っていますが、その肉が「美味しい!」のです。初めは肉のうまみがジュワッ―と口一杯に広がり、次に噛めば噛むほど肉の甘みが出てきます。肉の味に奥深さがあり、ゆっくりと味わいたいパスタ料理です。

「その一品のために!」訪れたい街、ジェノヴァ&パルマ&ボローニャ

イタリア料理は郷土色が強く各郷土料理の集合体のようなものであるということなので、色々な街を巡るとそれだけ美味しいものに出会えるということになります。イタリア縦断の旅に出ると、ジェノヴァではジェノヴェーゼに、パルマではパルマハムに、そしてボローニャではボロネーゼに出会うことができます。ローマやミラノでもそれぞれを食べられますが、きっと同じ美味しさは味わえないのではないでしょうか。その土地の食材を存分に活かした料理は、その土地に行って食べるのが一番。せっかくイタリアへ旅に出るなら、地方の街にも出掛けてみよう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/08−2014/08/18 訪問

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