写真:さと しほ
地図を見る印象派の巨匠「クロード・モネ」の作品「睡蓮」。サイズや構図は違えど、モネが描いた睡蓮は、世界中あちこちの美術館が所蔵しているので、ご存じの方も多いはず。日本では、箱根のポーラ美術館も所蔵しています。
世界中に睡蓮は多々あれど、今回ご紹介するパリ「オランジュリー美術館」所蔵の「睡蓮」は、別格です!オランジュリー美術館に展示されている「睡蓮」ほど、観る者がド胆を抜く作品はありません。特徴は、なんといっても「作品の大きさ」です。
写真:さと しほ
地図を見る「オランジュリー美術館」は、2006年に改装を済ませ、リニューアルオープンしました。印象派が描く作品は「光」が重要です。オランジュリー美術館は、自然光がさしこむ展示室になっています。
作品の前に立っている人とくらべると、オランジュリー美術館所蔵の睡蓮がどれだけ大きいのか、わかりますよね。他のどの美術館でも、こんなに大きな睡蓮を見ることはできません。しかも、オランジュリー美術館は、この特大サイズの睡蓮を8点も展示しているんです。
写真:さと しほ
地図を見る印象派の作品を近くで見ると、筆のタッチが雑で「なに、これ?」と思う方もいらっしゃるのでは?
そんな方におすすめの鑑賞の仕方は、まず作品から離れて立ち、遠目でじっと作品を眺めます。睡蓮が咲いている水面に着目しましょう。モネの睡蓮は、水の上に咲いているものだけを描いているわけではありません。作品をじっと眺めていると、ぼんやりと水面との境目が認識できるようになり、どこからが水面上で、どこからが水面下なのかがわかるようになってきます。
そこに気づいたら、次は作品に近づいて、筆のタッチを確認しましょう。荒いタッチで絵具をキャンバスに塗りたくっただけのように見えていたものが、実は計算されて描かれていたんだということがわかってきます。
モネの作品の素晴らしさは、遠近遠近…と、何度も自分が前後に動いてこそ、発見できるんです。オランジュリー美術館の展示室は、大きな睡蓮を見やすくするために、楕円形に造られているんですよ!
写真:さと しほ
地図を見る外からの光が差し込む美術館内は、まるでサロンのよう。自然の光の中に作品が展示されているような美術館は、なかなかありません。とても気持ちのいい場所です。
オランジュリー美術館の見どころは、なんといってもモネの大作「睡蓮」ですが、時間があれば、他の所蔵品も鑑賞していきましょう。
写真:さと しほ
地図を見るモネの作品以外に、優し気な印象のルノワール、セザンヌ、マティス、モディリアーニ、ピカソの作品も展示されています。
写真:さと しほ
地図を見るオランジュリー美術館は、ルーブル美術館やオルセー美術館からも近い距離にあります。ルーブル美術館を見た後に、散策しながらオランジュリー美術館に向かってみてはいかがでしょう?
ルーブル美術館からオランジュリー美術館まで、リヴォリ通りを散策しながら行くのがおすすめ。道すがら、観光地にはかかせない土産物屋さんが見つかります。定番のポストカードや、パリのロゴが入ったグッズでも、かわいいものがありますよ!
写真:さと しほ
地図を見る日本でも有名な「アンジェリーナ」もオランジュリー美術館に向かう途中にあります。日本ではモンブランが有名ですが、本場のアンジェリーナには、モンブラン以外のスイーツもたくさん!店内も素敵で、いつも混んでいます。
写真:さと しほ
地図を見るアンジェリーナから2本道を奥に入ったところに、「ジャン=ポール・エヴァン」のチョコレートショップもあります。スイーツ好きにはたまらないエリアですよね。
歩き疲れたら、ちょっと休憩してスイーツをいただいてみては?
写真:さと しほ
地図を見るリヴォリ通りを歩いていくと、左側にチュイルリー公園があります。正面奥のほうにうっすらと凱旋門が見えます。どこまでも歩いていけそうな気がしませんか?「パリに来たんだなぁ」と実感できる場所です。わくわくしますよね!
ここまで来たら、オランジュリー美術館はすぐ近くです。
オランジュリー美術館、いかがでしたか?
クロード・モネの睡蓮は、あちこちで見ることができますが、これほど大きな睡蓮を見ることができるのは「オランジュリー美術館」ならではです。
なぜなら、オランジュリー美術館は、クロード・モネが晩年に描いた大きな「睡蓮」を飾ることを目的に造られているからなんです。
小さな美術館なので、作品数では近くにある「ルーブル美術館」「オルセー美術館」にはかないません。でも、睡蓮のすばらしさでは負けていません!
ぜひ、お出かけくださいね!
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(2024/12/14更新)
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