写真:Mayumi Kawai
地図を見るフィリピン、ルソン島北部、パンガシナン州リンガエン湾にある「ハンドレッド・アイランズ国立公園」。その名の通り、この国立公園には123の大小の島が点在し、その中でも観光地化されている島はたった3島のみです。
ここは外国人にはきわめて知名度が低いですが、マニラっ子なら誰でも知る、地元に愛された未開発リゾートなんです。
島の起源は遡ること200万年前、島を形作るサンゴ礁と石灰岩は気の遠くなるような年月をかけて島の根元が浸食され、まるできのこのような丸っこい形が特徴です。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るハンドレッド・アイランズでは、それらの島をボートで巡るアイランド・ホッピングが一般的。このアウトリガーというアメンボみたいな足がくっついた、フィリピン独特のバンカーボートで移動します。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るハンドレッド・アイランズを代表する島が、ガバナーズ島、ケソン島、チルドレンズ島の3島。写真はガバナーズ島にある展望台からのパノラマ絶景。この風景、まるで南洋の楽園パラオに似ていませんか?
パラオへは直行便でもおおよそ9時間、フィリピンなら4時間程度です。こちらは近くて安く行ける楽園とも言えますね。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るこちらはハンドレッド・アイランズ最大の島・ケソン島。島の名前「ケソン」は、「フィリピン語の父」とも称えられるフィリピン元大統領が由来で、島内には銅像も設置されています。ケソン島はもっとも観光地化が進んでおり、島内には宿泊できるキャンプサイトやコテージのほか各種アクティビティの拠点にもなっています。
また、遠浅のビーチが広がるチルドレンズ島もまたキャンプが可能で、お子様のいるファミリーに人気です。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るこちらは上陸こそできない島なのですが、ぜひご紹介したい島の一つ。目を凝らして写真をよーくご覧ください。木の枝に無数の黒い点が密集しているのに気づきましたか?
この黒い点、おびただしい数のコウモリです。その名も「バット・アイランド」。コウモリは暗く湿った洞窟内の生き物かと思っていましたが、何故かこの島のコウモリは島の外で生息しています。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る小さな無人島・マルコス島にあるイメルダ・ケイブには、高さ6〜7mの高台からジャンプする人気の飛び込みスポットがあります。(ライフジャケット着用必須)
写真:Mayumi Kawai
地図を見る透き通る遠浅のマリンビーチでは、シュノーケリングからカヌー、パラセイリングなどのアクティビティが充実しているほか、美しいサンゴ礁に集まる熱帯魚への餌付けが楽しめる水中ウォーキングも人気です。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るガバナーズ島やケソン島にある「ジップライン」も人気のアクティビティ。これは、島と島の間に張られた長いワイヤーロープを一気に滑り降りるスリル満点の海上アクティビティです。
提供元:Ramon FVelasquez via Wikipedia CC BY-SA 3.0
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:100Islands…マニラからはクバオ(Cubao)バスターミナルより、アラミノス(Alaminos)行きのバス「ビクトリーライナー」で所要約4〜5時間。到着後は三輪タクシーのトライシクルに乗り換えて、公園事務局のあるルカップ(Lucap)港へ向かいます。所要10分。
写真:Mayumi Kawai
地図を見る公園事務局で上陸料、環境税、保険、ボート代を支払い受付します。もし一人や少人数でも他のグループとのボートシェアも可能です。事務局が振り分けてくれるのでご安心を。
なお、ハンドレッド・アイランズは人気のスポットのため、特に週末は混雑します。午前中を狙った早めの行動がベストです。
メジャーなリゾートは、華やかでおしゃれでサービスが完成されていて、旅人にとって楽に旅できるというメリットはありますが、刺激性は少ない気がします。
もしそんなリゾートにちょっと物足りなさを感じていたら、現地人にまみれた、ローカルな未開発リゾートの旅もたまにはいかがでしょうか。そこには、華やかなホテルもお洒落なバーもプールもないですが、あったかい人たちと抜群のビーチと、安くて美味しいトロピカルなグルメにであえますよ!
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(2024/9/12更新)
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