写真:フルリーナ YOC
地図を見る会津-鬼怒川温泉-今市間を走る東武野岩鉄道は関東No1の秘境駅「男鹿高原駅」があることでも知られています。今回ご紹介するのは、その南隣の駅「上三依塩原温泉口」から徒歩7分の位置にある「上三依水生植物園」。
秘境感溢れる広い園内に、約300種・約3万本の植物が栽培され、栃木県をはじめ、世界各国の高山植物や湿生・水生植物が可憐な花々を咲かせます。中でも栽培が非常に難しい幻の花「ヒマラヤの青いケシ」は、多くの人々を魅了。TVのニュースでも開花が取り上げられることもあり、遠方からも毎年たくさんの人々が訪れます。
ヒマラヤの青いケシの学名は「メコノプシス」。ヒマラヤなどの高山地帯に生息するこの花は栽培が難しいことでも知られています。日本では、北海道・東北・長野の高山地帯、関東では「上三依水生植物園」が「ヒマラヤの青いケシ」のフォトスポットとして有名。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るこちらの青いケシは「メコノプシス・グランディス」。大きな花を咲かせます。「ヒマラヤの青いケシ」の特徴は、毛が生えており、丈に比べて大きな花を咲かせること。花弁は四弁花で、時に五弁・六弁の花もあります。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るメコノプシスの萼片は花を守るように毛でおおわれています。この写真は萼片を落としたばかりの花弁を、いっしょうけんめい開いている途中の「青いケシ」。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るそして花びらを広げた青いケシ。花びらが光に透けるほどに薄くてきれいです。
メコノプシスの花は「ヒマラヤの青いケシ」と言われますが、他にも濃いブルー・薄いブルー・ピンク・黄色などの花もあり、また青い種類でも夏日が続くとピンク色になる事もあります。
ヒマラヤの青いケシは天候にもよりますが、暑くならなければ6月中旬頃まで楽しめます。しかし花の開花状況は日によって違い、咲いていない可能性もあるのでMEMOの「上三依水生植物園」HPにある電話で、開花状況を確かめてから来園してくださいね。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る「上三依水生植物園」には、日光に咲く人気の花も。こちらは初夏の日光を華やかに彩るクリンソウ。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る群生するクリンソウはピンク・白・黄色と色彩々でとても綺麗!クリンソウは2019年5月26日現在見頃となっています。クリンソウが見たい方はお早めに。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るこちらは夏の日光を彩るキスゲの花。濃い黄色の花が緑に美しく映えます。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るこちらは絶滅危惧種となっている「丁字草」。薄いブルーと細い花びらが清楚で美しい湿生植物。
写真:フルリーナ YOC
地図を見るこちらは福島県南部や新潟県に咲く高山植物「ヒメサユリ」。名前の通り、お姫さまのように可愛らしいユリの花。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る「上三依水生植物園」の周りには、男鹿川の清らかな水が流れ、深い緑の原生林に囲まれています。散策しているだけで、木々の生み出す清涼な空気と、名水が生み出すマイナスイオンに包まれ、体も心も元気になっていくよう。
この写真は駐車場から植物園に向かう入り口。ここで車を置き男鹿川に架けられた橋を渡り右に曲がり、植物園入り口まで平坦な道を80メートルほど歩きます。上三依塩原温泉口駅からは徒歩7分程。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る植物園入り口では、かかし夫婦が「よーぐ!きらしたない」と尻上がりイントネーションでお出迎え。入場料は大人500円。70歳以上一割引き。80歳以上は無料です。70歳・80歳以上の方は年齢を証明できる保険証などを持参してください。
写真:フルリーナ YOC
地図を見る園内は、高山のお花畑・水生植物池・湿生植物池、そして高山植物が咲くロックガーデン、和風庭園など8つのゾーンに分れ、季節季節の花々を楽しめます。
三脚を使って花々の撮影を楽しむ写真愛好家の姿も見られます。花々の愛らしい表情を、写真に、そして心にしっかりと映し込んでくださいね。撮影時には植物を傷つけないよう、マナーを守って撮影しましょう。
住所:栃木県日光市上三依682番地
電話番号:0288-79-0377
アクセス:野岩鉄道・会津鬼怒川線「上三依塩原温泉口駅」から徒歩7分
駐車場:無料(乗用車50台、大型バス10台…バスは要予約)
無料貸出:車椅子5台、雨傘
開園日・開園時間・入場料は、関連MEMOより上三依水生植物園HPでお確かめください。
2019年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
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(2024/3/19更新)
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