世界でここだけ!?セブ島オスロブで超ド級のジンベエザメウォッチング

世界でここだけ!?セブ島オスロブで超ド級のジンベエザメウォッチング

更新日:2018/08/14 09:51

Mayumi Kawaiのプロフィール写真 Mayumi Kawai 絶景ハンター、トラベルライター、自称ミステリーハンター
世界最大の魚類にしてサメのトップに君臨するジンベエザメ。サメといっても攻撃性はきわめて少なく、ゆったり水中を漂う姿を沖縄県の美ら海水族館で見かけた方も多いのではないでしょうか。

そんなジンベエザメと一緒に泳げたり、水中で記念撮影までできちゃう熱いスポットがフィリピン・セブ島にあるんです。今回はその舞台・オスロブをご紹介します。

ダイバーの憧れ「ジンベエザメ」とは

ダイバーの憧れ「ジンベエザメ」とは

提供元:Zac Wolf via Wikimedia Commons CC BY-SA 2.5

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Whale_shar…

この世に現存する魚類で最大の種であるジンベエザメ(英語名はWhale Shark)は、最大のもので体長15m近くに及ぶものもいます。ただし、ホオジロザメと違って攻撃性はきわめて少なく動きは緩慢で、人に対しても非常におとなしい性格であることからダイバーにとって一緒に泳いでみたい憧れの存在となっています。

ダイバーの憧れ「ジンベエザメ」とは

提供元:Schützenhofer Christoph via Wikimedia Commons CC BY-SA 3.0

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Whaleshark…

ジンベエザメは主に熱帯や亜熱帯、温帯地域に生息する回遊魚として世界各地に分布しています。また基本的には単独を好み、群れを作ることは非常に稀。そういった意味でも、このオスロブだけで多いときには一度に5〜6頭もの群れを成して集まってくる姿は圧巻!ジンベエザメの餌付けに成功した、世界でここだけの貴重なスポットなんです。

まずはジンベエザメウォッチングに申込み

まずはジンベエザメウォッチングに申込み

写真:Mayumi Kawai

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オスロブに到着したらビーチ前の受付会場でエントリーを済ませます。続いてジンベエザメウォッチングに当たっての注意事項を含めた5分程度のオリエンテーションがあり、終了後にようやく料金を支払います。

料金は3タイプあり、ボート上で眺めるだけなら500ペソ、シュノーケリングは1,000ペソ、ダイビングは1,500ペソです。いずれもボート代、ライフジャケット、シュノーケルギアが含まれています。

まずはジンベエザメウォッチングに申込み

写真:Mayumi Kawai

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料金を支払うと係からボートの整理番号を言い渡されます。番号の札が渡されるわけではないので自分の番号は忘れないようにしましょう。あとは自分のボート番号が呼ばれるまでひたすらビーチで待機です。

午前8時以降は外国人観光客の団体が押し寄せる傾向にあります。そういった意味でも、できるだけ早朝に到着した方が待ち時間が少なくて済みますよ。

いよいよジンベエザメウォッチング!!

いよいよジンベエザメウォッチング!!

写真:Mayumi Kawai

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いよいよ待ちに待ったジンベエザメウォッチングスタートです!ライフジャケットとシュノーケルのギアを受取りその場で装着します。フィリピン人ガイド2名が前後挟むように乗船し、手漕ぎで海上沖合まで漕いで向かいます。

いよいよジンベエザメウォッチング!!

写真:Mayumi Kawai

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ボートを漕いでわずか5分ほどでポイントに到着。ビーチからそれほど離れていない水面下に、ジンベエザメがうようよ泳いでいます。ボートはそのポイントを取り囲むように停泊し、ここで30分間ジンベエザメウォッチングを楽しみます。ガイドの合図で一斉に水中に飛び込みます。

いよいよジンベエザメと遭遇!

いよいよジンベエザメと遭遇!

写真:Mayumi Kawai

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いました!ジンベエザメです!!全長12〜13mはあろう巨体を揺らして泳いでいます。海上では餌やり担当がボートの上から餌であるオキアミを撒いてジンベエザメを巧みに誘導します。そのため、わざわざ泳いで近づく必要がなく、観光客はボートの縁にしがみついてプカプカ浮いているだけでも楽しむことができます。

いよいよジンベエザメと遭遇!

写真:Mayumi Kawai

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ここでは、ジンベエザメから半径4mは近づいてはいけない、触れてはいけないという決まりになっています。ところが、向こうからすごい勢いで突進してくるため、あわやぶつかるというところまで大接近します。もう目と目が合ってしまうぐらいの距離で、美しいを通り越して恐怖すら感じてしまうほどです。

いよいよジンベエザメと遭遇!

写真:Mayumi Kawai

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運が良いとジンベエザメを一度に4〜5頭あるいはそれ以上見ることができます。大人の巨大なジンベエザメもいれば子どものジンベエザメもいます。ジンベエザメの泳ぐ姿もダイナミックで美しいのですが、彼らのおこぼれにあずかろうと群がる魚の大群もまた美しいの一言です。

オスロブまでのアクセス

オスロブまでのアクセス

写真:Mayumi Kawai

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ジンベエザメウォッチングは朝6:30から12:00頃までの午前中しか行われていません。オスロブへはセブ島のサウスバスターミナルから直行バスが運行されていますが、オスロブまでは最低でも所要3時間はかかるため、遅くとも5〜6時台のバスに乗車することをおすすめします。バスの車掌に一言「Whale Shark」と告げておくと受付のあるビーチ前で降ろしてくれます。

個人で行くのはちょっと…という方には、ジンベエザメウォッチングと周辺の島観光や滝見学をパックにした日帰りツアーなどもたくさん催行されていますので是非検索してみてください。

ルールを守って一生に一度の忘れられない体験を!

オスロブのジンベエザメウォッチングの人気が高まる一方で、ジンベエザメの回遊魚という本来の生態系を無視した観光資源としてのやり方に批判の声も少なくありません。また、ジンベエザメに触らない、日焼け止め等の化学成分を塗らない、カメラのフラッシュはたかないなどの厳格なルールを設けていても、ルールを無視した一部の観光客がジンベエザメを傷つけて弱らせてしまうことも懸念されています。

ジンベエザメを至近距離で見ることができる貴重な機会に感謝しつつルールをしっかり守って、一生に一度の忘れられない体験を是非味わいに行ってみてください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/06/11 訪問

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