鬼太郎とその仲間たちが天井一面を埋め尽くす 大山寺「圓流院(円流院)」

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鬼太郎とその仲間たちが天井一面を埋め尽くす 大山寺「圓流院(円流院)」

鬼太郎とその仲間たちが天井一面を埋め尽くす 大山寺「圓流院(円流院)」

更新日:2017/06/19 17:55

肥後 球磨門のプロフィール写真 肥後 球磨門

その山容から伯耆富士の異名をもつ大山の麓にある大山寺に「圓流院(円流院)」という支院があります。「ゲゲゲの鬼太郎」の作者 水木しげるが描いた108枚の妖怪の絵がお堂の天井一面に掲げられていることでこのお寺は有名になりました。
お寺と妖怪の不思議な組み合わせが、見るものを不思議な世界に迷い込ませる大山寺円流院を紹介します。

復活した200年以上の歴史がある大山寺「圓流院(円流院)」

復活した200年以上の歴史がある大山寺「圓流院(円流院)」

写真:肥後 球磨門

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鳥取県大山町にある円流院は米子自動車道 溝口ICから県道45、そして県道158号を経由しておよそ15分で到着します。

その山容から伯耆富士と呼ばれる大山の麓に建ち、奈良時代から信仰を集める大山寺。その大山寺の支院「円流院」は200年以上の歴史を持つ由緒ある寺院です。建物自体は老朽化で取り壊されましたが2009年(平成21年)に再建され、新しい円流寺に生まれ変わりました。

復活した200年以上の歴史がある大山寺「圓流院(円流院)」

写真:肥後 球磨門

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寺院そのものは新しく生まれ変わりましたが、周囲の景色は依然として緑に囲まれ、古くからの神秘的な雰囲気をそのままに残しています。さらに敷地内にある杉の木は樹齢400年を超える大木で「古木の持つ霊気や強い生命力が感じられる」ということからパワースポットにもなっています。

幹の表皮に付いた長さ6メートル、幅10〜15センチの細長い傷が「竜が空に駆け上って行くように見える」と評判になり大山寺の大館禅雄住職が「霊木昇龍杉」と命名しました。円流院を訪れたらまずこの大きな杉の木から大山の持つ霊力を感じてはいかがでしょうか。

復活した200年以上の歴史がある大山寺「圓流院(円流院)」

写真:肥後 球磨門

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杉の大木からの有難い霊気を浴びて建物の中へ入ろうとすると入り口の左側にポストがあります。なんと「妖怪ポスト」。何故こんなところに?と建物に入る前から不思議な雰囲気が漂ってきます。

広い堂内に並べられた座布団の意味は?

広い堂内に並べられた座布団の意味は?

写真:肥後 球磨門

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堂内はクラシック音楽が流れる解放的な空間になっています。お寺にクラシック音楽というのは意外ですが、心地良い響きになんともいえない趣があってなかなかいいものですよ。
堂内で目に付くのが祭壇の前に並べられた座布団。この座布団は座るためだけではなく、実は枕として使うためでもあるのです。

広い堂内に並べられた座布団の意味は?

写真:肥後 球磨門

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本堂に入ったらまず最初に祭壇の前に正座し、心を静めてご本尊である地蔵菩薩にお参りしてください。その後、並べられていた座布団のところに戻って枕にして大の字になって寝ましょう。
天井一面に圧巻の景色が広がっています。

寝転がるときはくれぐれもご本尊に向かって足を向けないように注意してください。

108の妖怪たちの妖気が降り注ぐ円流院

108の妖怪たちの妖気が降り注ぐ円流院

写真:肥後 球磨門

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円流院の天井には人間の煩悩の数と同じ108の妖怪図が天井全体を覆うように並べられています。この108の妖怪たちは「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木しげるが描いた4000種もの妖怪の中から、自身が円流院のために選出したものです。

108の妖怪たちの妖気が降り注ぐ円流院

写真:肥後 球磨門

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「鬼太郎」や「めだま親父」、「ねずみ男」などのアニメでおなじみの妖怪の他にあまり知られていない妖怪にもお目にかかれます。とにかく沢山の妖怪たちが並んでいるので、好きな妖怪を探してみるのも面白いですよ。

108の妖怪たちの妖気が降り注ぐ円流院

写真:肥後 球磨門

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108の妖怪の中で円流院のためだけに描かれた妖怪がいます。それが中央にいる「大山からす天狗」です。
天狗は伯耆富士と呼ばれる大山に住んでいて、その大きな羽で台風を遠ざけて土地を守っているのだとか。人に迷惑をかける妖怪ではなく大山を守る妖怪です。
たくさんの妖怪がいる中からぜひ見つけてやって下さい。

妖怪絵図は108なのに天井には110枚の絵 あとの2枚は?

妖怪絵図は108なのに天井には110枚の絵 あとの2枚は?

写真:肥後 球磨門

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天井に描かれた108枚の妖怪。でも天井には110枚の絵があります。あとの2枚は?

水木しげるは仏教画も描いていて、そのなかの2つ「阿弥陀(あみだ)浄土」と「補陀落(ふだらく)浄土」が中央両端に掲げられています。

妖怪絵図は108なのに天井には110枚の絵 あとの2枚は?

写真:肥後 球磨門

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2枚の仏画は、108の煩悩が妖怪シャワーで浄化された後には極楽浄土に行けるという意味ではないでしょうか。妖怪の絵とは違った有難いパワーが降り注いでくるように感じます。

身近に妖怪画を観覧できる二階にあるもの

身近に妖怪画を観覧できる二階にあるもの

写真:肥後 球磨門

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大の字に寝て妖気のシャワーを浴びたあとは二階に上がって、もっと妖怪の絵に近づいてみませんか?一階から観るよりもさらに強い妖気が迫ってくるような気がします。

身近に妖怪画を観覧できる二階にあるもの

写真:肥後 球磨門

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二階の奥のほうに進むと書庫があり、中に入ってみると沢山の仏教本や仏教画が展示されています。
そして一番奥の部屋にあるのが「ビルマの竪琴」。あまり見る機会がない楽器ではないでしょうか。ビルマの竪琴やミャンマーの鬼面、そしてインドの絵画など面白い展示物が沢山あるので、奥まで進んで観覧することをおススメします。

霊木のパワーと妖気パワーが漂う円流院

霊力を持つ杉の古木が出迎える、新しい建物の円流院は、天井にいる108種類の妖怪たちが人心の浄化を手伝ってくれます。大の字に寝転んで思う存分妖気シャワーを浴びてみてはいかがでしょうか。

円流院から石段を上っていけば、室町末期に建造された、大山寺に現存する最古の建築物で国の重要文化財「阿弥陀堂」があります。新緑の季節や紅葉の時期のすばらしい景色が特におススメです。

なお、円流院は冬季は閉鎖され4月1日から11月末までの開院ですのでご注意ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/06/01 訪問

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