写真:乾口 達司
地図を見る藤森神社(ふじのもりじんじゃ)は京都市伏見区に位置する神社。社伝によると、古代、神功皇后が山城国・深草の地に兵具を奉納し、祭祀をとりおこなったのがその起源であるとされています。
本殿は東・中・西殿の三座から成ります。なかでも、西殿にまつられている早良親王は当社を篤く敬っており、陸奥征伐の折、征討将軍となった親王は当社にて戦勝祈願をおこなっています。それにちなみ、毎年5月5日には馬にまたがり、境内を疾走する「駈馬神事」がとりおこなわれています。こういった逸話からも藤森神社の豊かな歴史をうかがうことができます。
写真:乾口 達司
地図を見るそんな藤森神社のもう一つの顔として知られるのが、紫陽花の名所としてのそれ。宇治の三室戸寺と並び、京都南部を代表する紫陽花の名所として、毎年、梅雨の季節になると、たくさんの観光客が藤森神社に参拝します。
境内には2カ所に広い紫陽花苑が設置されています。写真は南側に位置する紫陽花苑の入口を撮影したものですが、シーズン中、紫陽花苑には有料で入苑することができます。
写真:乾口 達司
地図を見る紫陽花苑のなかは狭い通路が通っており、通路を挟んで、無数の紫陽花が艶やかに咲き誇っています。その種類もさまざま。お好きな紫陽花を探してみてください。
写真:乾口 達司
地図を見るこちらは境内北側にあるもう一つの紫陽花苑。南側と同様、狭い通路の両側にたくさんの花が咲き乱れています。神社仏閣とお似合いの花ですよね。
写真:乾口 達司
地図を見るもちろん、紫陽花は紫陽花苑にだけ咲いているわけではありません。紫陽花苑に入らずとも、境内の各所で紫陽花を目にすることができます。
たとえば、写真は本殿横に並んだ摂社付近の紫陽花。同様の光景は各所で見られますが、そこからは紫陽花がいかに数多く植えられているか、おわかりいただけるでしょう。
写真:乾口 達司
地図を見る藤森神社の紫陽花まつりの特徴は、紫陽花鑑賞だけにあるわけではありません。紫陽花の開花期間中の土日を中心に、境内各所でさまざまな芸能やイベントがもよおされます。「紫陽花まつり」です。
たとえば、写真は拝殿でとりおこなわれる蹴鞠奉納の様子を撮影したものですが、蹴鞠に使う鞠に紫陽花の枝が添えられているのは、いかにも紫陽花まつりにふさわしい演出であるといえますね。
※藤森神社の「紫陽花まつり」は毎年6月上旬から7月上旬にかけてとりおこなわれます。
写真:乾口 達司
地図を見る蹴鞠は平安時代に流行した球技の一つ。鞠足(プレーヤー)が鞠を落とさずに蹴り合うところに面白味がありますが、鞠が鞠足たちから遠く離れたところまで飛んでいくようなアクシデントはかえって観客の歓声や笑いを誘います。
写真:乾口 達司
地図を見る紫陽花の咲き誇る藤森神社だけに、社務所に並べられている授与品も紫陽花にちなんだものが見られます。たとえば、写真の紫陽花鈴守もその一つ。紫陽花まつり参拝の記念に求めてはいかがでしょうか。
藤森神社の紫陽花まつり、いかがでしたか?境内には駐車場もある上、電車でのアクセスも快適。梅雨の季節、藤森神社の紫陽花まつりに出掛け、紫陽花の数々とさまざまなイベントに魅了されてください。
※紫陽花の見ごろは6月下旬から7月上旬にかけてです。
2024年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/7更新)
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