車で「若草山」へ行くには奈良市街から「奈良奥山ドライブウェイ」に入り、ひたすら山道を進みます。「奈良奥山ドライブウェイ」はカーブが多い山道ではあるものの、運転免許を持っていれば誰もが運転できるような環境!特に免許取りたての方はゆっくりと進むようにしましょう。
ドライブウェイ入口から5分ほど進むと料金所がありますので、ここにて通行料520円を払います。この金額が往復料金になりますので、帰りは同じ料金所にて通行料を払う必要はありません。料金所から更に進み、標識に従っていけば「若草山」の駐車場に着くことができます。なお、「若草山」の駐車場から先の区間は別料金になりますので、間違って入らないようにしましょう。
駐車場は結構広く、片隅にはトイレと飲み物の自動販売機が置かれているので、いざというときには役に立ちそうです。若草山の展望ポイントは駐車場の手前から専用の遊歩道を進めば簡単に着くことが可能!車道くらいの幅の遊歩道ですが、基本は歩行者専用となります。
写真:木村 優光
地図を見る写真:木村 優光
地図を見る昼間に「若草山」へアクセスしてみると、運が良ければ写真のように奈良盆地の絶景を野生のシカと一緒に観賞することが可能!「若草山」に放されているシカは奈良公園などに放されているシカと同じで人懐っこく、鹿せんべいを持っていれば喜んで近寄ってきます。
それもそのはず、「若草山」は奈良公園の一部に当たるため、脚力のある野生のシカは奈良公園と「若草山」を行ったり来たりしています。もちろん人様専用の登山コースが整備されているため、体力がある人は登山してもOK!
展望ポイントは綺麗に整備されていて、空がとても近く感じます。写真の展望ポイント以外にも緑地風になっているエリアや、小高い丘状の「鶯塚古墳」もあり、そちらに上がればさらに視界が広がりますので、是非アクセスしてみると良いでしょう。
写真:木村 優光
地図を見る写真:木村 優光
地図を見る「若草山」からの眺めはメインが西の方角になりますので、日没後は綺麗な夕焼けシーンを見ることができる日も!空気が澄んでいれば生駒山の谷間に落ちる太陽も見ることができますので、昼間から訪問した場合はサンセットを見ることをお忘れなく!
そして、「若草山」の山頂からは眼下に奈良市街の街並みをメインに、その向こうには生駒山や信貴山などの山並みが聳えます。空気が澄んでいればさらなる奥側に大阪平野を望むことも可能!視界領域の広さと抜群の開放感を持ち併せていることから、奈良県最大の展望スポット間違いなし!
写真:木村 優光
地図を見るベンチなどがある展望ポイントから眺める奈良盆地も味がありますが、ここは展望ポイント背後にある小高い丘状の「鶯塚古墳」に上がってみると、写真のように展望ポイント周辺の様子と一緒に日没後のシーンを見ることができます。キーは展望ポイントに生えている1本の大木!これを含めて観賞すると、絶景度合いをさらに感じることができるでしょう。
さらに展望ポイント周辺にはロマンチックな雰囲気を一層出してくれる照明が設置されています。単なる観光目的の展望ポイントといわけではなく、大切な人との訪問も雰囲気を盛り上げてくれるため、ドライブデートとしての利用もオススメ!
日没後時間が経った「若草山」の展望ポイントは暗いイメージを持つ方も多いようですが、それは単純な早とちり!上で紹介した通り、展望ポイント周辺にはロマンチックな照明が設けられているほか、男女で訪問しやすいように、駐車場からの散策路もロマンチックな照明が施されています。
ただ、展望ポイントまでの散策路も展望ポイント手前になると照明の数が少なくなります。それは余計な照明を省いて、目の前に広がる夜景の見栄えを良くするため!したがって展望ポイント手前では足元に気を付けながら、夜景が見える方へと進みましょう。
駐車場からの散策路を抜けた展望ポイントの雰囲気は写真のような感じで、奈良県では最大の夜景スポットであることから、必ずと言ってよいほど先客がいます。だからといって雰囲気が悪いというわけではありません。これこそが開放的な「若草山」の雰囲気であって、「新日本三大夜景」に認定されたのもうなずけるでしょう。
写真:木村 優光
地図を見る本文でも少し紹介した通り、「若草山」はその雰囲気の良さや見える夜景の視界、光量、高度を総合的に判断して、2003年に「新日本三大夜景」に認定されました。なお、残りの「新日本三大夜景」といえば、山梨県山梨市の「笛吹川フルーツ公園」、福岡県北九州市の「皿倉山」になりますので、頭に入れておくとよいでしょう。
元々、関西は夜景大国と言われていますが、この「若草山」もそのうちの一つ!お隣の生駒山からの眺めも関西では屈指の綺麗さを誇りますが、神戸にある六甲山、摩耶山は「日本三大夜景」に認定されているほど!関西を訪問したら、高いところへアクセスして夜景を見ることをオススメします!
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この記事を書いたナビゲーター
木村 優光
神奈川県横浜市出身。工学系の大学入学で大阪へ転居。以降、大阪在住歴10年の間、関西の地形を独自で学ぶ。横浜へ戻り、関東と関西の文化の違いに注目する。特に両者の文化の違いを写真で表現しようと試みている最…
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