フリヒリアナへはグラナダもしくはマラガからALSA社のバスでまずネルハへ。そしてすぐそばにあるフリヒリアナ行きの地元のバスに乗り換えます。料金は1ユーロ(2017年4月現在)、観光バスかと見間違う立派なバスです。ネルハ・フリヒリアナ間は本数が少ないので帰りのバスの時間なども確認しておきましょう。
ネルハからバスで15分程度でフリヒリアナに着きます。最初はフリヒリアナの新市街、次が旧市街ですので旧市街で降りましょう。バスを降りて向かって右の新市街入り口付近にインフォメーションオフィスがありますので、地図などをもらえばいいでしょう。インフォメーションの建物内に展望台もありますので登ってみては?
観光は旧市街(バス停を降りて左側の地域)がおススメです。
フリヒリアナは色んなデザインの小道が楽しい旧市街全体が見所ですが、具体的にはレアル通やバリオ・アルト(アルト地区)の村歩き。ちょっとした看板、素敵な植木鉢に咲く花々、色とりどりの扉、お土産物屋、高台からの絶景など立ち止まってばかりになるでしょう。坂道が多く白と黒の石で小道を可愛らしくデザインした石畳なので歩きやすい靴でどうぞ。
フリヒリアナの歴史は古く新石器時代にまで遡れますが、フリヒリアナの名前はローマ時代のFrexinius ana(フレシニウスの農場)からきています。そしてその後ここに町を築き要塞を建て住み着いたのがイスラム教徒統治時代です。他の町同様にキリスト教徒に占領された後、カトリック両王によりユダヤ教徒に譲渡されたことからフリヒリアナには3つの宗教が混在したわけです。
フリヒリアナのいい所は何かを見なきゃ、という脅迫感がないこと。
ただ気の向くまま散策ができる所です。まるで日本のレトロでお洒落な路地を歩いているようなそんなリラックス感なのです。妙に観光地化されているとちょっと興ざめですが、いい感じで放っておかれる感じというのでしょうか。
小さい村なのでここは思い切って適当に歩いて迷ってしまうのもおススメ。思いがけない所に思いがけない発見が沢山あるからです。旧市街は道の数もそんなに多くないので、ぐるぐるしている内に同じ所に出てきます。
そしておススメなのが絶景が見渡せる高台にある城跡(といっても城はどこに、という感じですが)。元気な人はResto de Castillo(城跡)と書いてある看板を目印に上ってみましょう。ちょっと急な坂道ですが、登り切ったその城跡からはフリヒリアナ新市街、ネルハ方面の地中海、そして反対側の荒々しい山という素晴らしい景色が見られます。登った人だけの特権ですね。
バスの時間は気にして欲しいですが、フリヒリアナでは自分の「好き」を見つけましょう。
旧市街に入ってすぐのところに地元の食料品などを扱うお店もありますので、ご自身へのお土産に何か買われても。アラブ人の持ち込んだ伝統的製法で作られるフリヒリアナの蜂蜜工場"Ingenio Ntra. Sra. del Carmen"のサトウキビの真っ黒の蜂蜜は和食を作るのにもいいですよ。
フリヒリアナからネルハに戻り、15分ほどで町の中心部バルコン・デ・エウロパ(ヨーロッパのバルコニー)に出てきます。写真の白い連なったアーチが特徴です。名前の通りネルハには西欧人が多く住んでいます。すぐそばにツーリストオフィスもありますので地図などをもらってもいいでしょう。コンパクトな町なので、バル街もバルコン・デ・エウロパのすぐそば。お腹がすいたときにも便利です。
この白いアーチの奥に海まで下りられる細い小道が続いています。ぜひ下りてみましょう。ビーチにも行けますし、海沿いを右手側に少し散歩することもできます。ここでちょっと休憩するのは気持ちがいいですよ。バルコン・デ・エウロパの広場にはアイスクリーム屋があるので、アイスクリームを買って海辺に下りてきてもいいですね。つかの間のリゾート気分を味わってください。
まずはバス会社ALSAのホームページへアクセス。(勿論バスターミナルでもチケット購入できます!)気になるバスの本数ですが、マラガからはネルハへは頻繁にバスは出ています。所要時間90分前後、バスによって異なります。値段は5ユーロ弱。グラナダからは1日6〜7本。所要時間2〜2.5時間で値段は11ユーロ弱。
続いてはネルハ・フリヒリアナ間のバス。下車した場所から50メートルくらいの場所です。平日は9〜10本、土曜日は7〜8本そして日曜日はありませんので、タクシーでどうぞ。下記にリンクを貼っておきますのでご覧ください。
またグラナダ日本語情報センターのタクシーツアーなどを利用する方法もあります。
それではフリヒリアナとネルハで至福のひと時をお過ごしください。
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