写真:岡本 大樹
地図を見るまずご紹介する吊橋効果スポットは、まさに吊り橋効果を試すにもってこいの場所、「祖谷(いや)のかずら橋」です。徳島西部、三好市の祖谷渓にかかるこの橋は日本三奇矯の一つとも言われ、徳島県内でも有名な観光スポット。
かずら橋はその名の通り植物のシナチクカズラで作られた橋であり、見た目にもドキドキさせる(不安を煽るとも言える)要素はバッチリ。さらに、なんといってもこの橋…相当揺れます!自分が動かなくとも橋の上で誰かが動くだけでその振動は橋全体に伝わります。
写真:岡本 大樹
地図を見る足元はシースルーでさらにスリルを感じられる…なんて生易しいものではありません。もちろん橋の板と板の間は何もなくスカスカです。子どもはもちろん大人の足でもはまる可能性があるほど隙間が開いているので、足元に充分注意して進んでくださいね。
写真:岡本 大樹
地図を見る参考までにかずら橋の川面からの高さもご紹介しておきます。川面から橋までは14m、一般的なビルの4〜5階というところです。
吊り橋効果に必須のドキドキを生み出す要素として、揺れ・高さ・足元の見た目といった点、どのポイントにおいてもこれほど最適な場所は他にはあまりないと言えます。
写真:岡本 大樹
地図を見るここでそもそも吊り橋効果ってなんだ?ということを簡単にご説明したいと思います。といっても、言葉自体はかなりの認知度があり、その内容も大体理解されている方がほとんどだと思います。
ただ、吊り橋効果とは言いますが、吊り橋に限らないということもご存知でしょうか。似たような言葉にゲレンデマジックというものがあります。そのどちらにも共通しているのが「ドキドキしている」ということ。
つまり吊り橋効果というのは、吊り橋やゲレンデでのドキドキを脳が恋のドキドキと勘違いしてしまうことによって、本当に恋心が芽生えてしまうというもの。初めて聞いたら「そんなバカな!」と思ってしまうような話ですが、心理学者の行った「生理・認知説の吊り橋実験」によって実証されているのです。
写真:岡本 大樹
地図を見るでは、ここからはその吊り橋効果の原理を知った上でオススメする応用編となります。
こちらもかずら橋に劣らない知名度を誇る徳島の観光地、鳴門です。淡路島と徳島をつなぐこちらの大鳴門橋、下から見上げるとかなり水面から高さがありますよね。残念ながら大鳴門橋自体は高速道路なので駐停車は禁止、橋の上から水面を覗くといったことはできません。
しかしながら足元に直接水面を見られる場所があるのです。
写真:岡本 大樹
地図を見るそれが大鳴門橋の道路の下に造られた「渦の道」です。鳴門海峡は世界最大規模の渦潮が発生する場所であり、その渦を眼下に眺められる場所を、ということで2000年に造られました。
海面から渦の道まではなんと45m、こちらはガラス越しになるのでかずら橋ほどのスリルはないかもしれませんが、高さだけで言えば3倍以上にもなります。しかも海面は渦やら急流があるので、恐怖がさらに上乗せされること間違いなしです。
ぜひガラスの上に立ってそのドキドキを体験してみてください。もちろん気になっている人と一緒に。
写真:岡本 大樹
地図を見る写真:岡本 大樹
地図を見る最後にご紹介するのは「阿波の土柱」という場所です。土柱というのは文字通り土の柱なのですが、その柱が連なったように並び少し変わった風景を造り出しています。わかりやすく言うと、土でできた崖といったところ。
あまりメジャーではない観光地なのですが、チロルやロッキー山脈の土柱と並ぶ世界三大土柱の一つに数えられる程、地質学的に珍しい場所なのです。そんな阿波の土柱でも吊り橋効果を試すことができます。
写真:岡本 大樹
地図を見るここは単純に土柱の上を歩けるという一点に尽きます。土柱それぞれの高さは10m程度ですが、山のように連なっている頂上まで歩いていくことができ、そこからの眺めはかなり怖いものとなっています。
柵も何もない上に地面はボロボロと崩れやすいので、くれぐれも足元にはご注意くださいね。これまでご紹介した2つの吊り橋効果スポットはいくら恐怖心を煽られる場所であっても安全性が確保されていますが、阿波の土柱に関しては本当に危険な場所ということをご理解ください。
ですが、それは裏を返せば最大級のドキドキを体験できる場所であるとも言えます。かずら橋や渦の道では物足りない、さらなるドキドキを求めている強者にはここがベスト吊り橋効果スポットなのです。
以上、徳島で吊り橋効果を試すのにピッタリな場所3選のご紹介でしたが、渦の道以外の2つはふざけていると危険な場所でもあるので、くれぐれもご注意ください。
また吊り橋効果というのはあくまでもきっかけの一つでしかありません。あまりに頼りすぎると恋が遠ざかるということにもなりかねませんので、要点と使いどころを見極めて使うことをオススメします(笑)。
ぜひ徳島の渓谷・海峡・土柱の上で気になっている人とドキドキしてみてくださいね。
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(2024/4/19更新)
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