悠久の時を越えた光景!大阪・四天王寺「七夕のゆうべ」

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悠久の時を越えた光景!大阪・四天王寺「七夕のゆうべ」

悠久の時を越えた光景!大阪・四天王寺「七夕のゆうべ」

更新日:2017/06/26 20:46

古都の U助のプロフィール写真 古都の U助 ブロガー

近年では境内からあべのハルカスも見えるようになり、歴史の流れを目の当たりにする光景が楽しめるようになった大阪「四天王寺」。
見所に溢れる四天王寺ですが、「七夕のゆうべ in 四天王寺」でのライトアップされた幻想的な姿は必見!早めに来て昼間、夕刻、夜間と移り行く光景を眺めれば、悠久の時の流れを目の当たりに実感することができますよ!
2017年は7月6日(木)7日(金)、8日(土)の日程です!

明るいうちもぜひ!

明るいうちもぜひ!

写真:古都の U助

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大阪の四天王寺は聖徳太子によって創建された日本仏法最初の官寺です。
創建は推古天皇元年(593年)のことで、実に1400年もの歴史を誇る寺院。
太平洋戦争の戦災をはじめさらに古い時代にも度重なる災害があり、創建当初の建築等は現存しないものの、写真の六時礼讃堂や石舞台など江戸時代に建立され国の重要文化財に指定された建築がいくつもあり見ごたえがあります。

元和(1623)年建立された六時礼賛堂の前にはやはり国の重要文化財に指定された石舞台があり、ここでは聖徳太子太子の命日を偲んで行われる、1400年もの歴史を持ち国の重要無形民俗文化財の指定を受けている聖霊会舞楽大法要が行われています。

明るいうちもぜひ!

写真:古都の U助

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こちらは正式には黄鐘楼(おうしょうろう)と呼ばれる北鐘堂。
四天王寺の石舞台で雅楽を舞う時に鐘を鳴らし、その音は遠く極楽浄土まで響くとされています。
「高欄(こうらん)」といって上層階に取り付ける欄干部分には法隆寺と同じ卍崩しと呼ばれる装飾(高欄下部ぼ緑色の部分)が見られ、とても古い形式です。
他にも四天王寺には正式には鯨鐘楼(げいしょうろう)という南鐘堂などの個性的な建築があります。

明るいうちもぜひ!

写真:古都の U助

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四天王寺の総面積は約3万3千坪。甲子園球場のおよそ三倍の広さを有する広い境内は、大阪の都心部にありながらそれを忘れてしまうようなポッカリとしたオアシス的な空間が広がります。
 
紹介した以外も見ごたえあるお堂が多く、境内北東部には極楽浄土の庭とも呼ばれる本坊庭園や、中心伽藍そばにある宝物館など有料見学場所も素晴らしい四天王寺には、ぜひ明るいうち早めに来ることをオススメします。

休憩した後は、ライトアップへ!

休憩した後は、ライトアップへ!

写真:古都の U助

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広い境内のお参りで疲れてしまった場合は、中心伽藍の西部にある無料休憩所「和労堂」で夕刻まで一休みすることもできます。和労堂では飲み物のほか四天王寺ならではの釣鐘まんじゅうや釣鐘カステラ、亀の形をした亀あられなども販売されています。
また、南大門そばには南休憩所がありベンチや自販機の設置もあります。
「七夕のゆうべ」では15時以降、ご当地グルメやおなじみのお祭りグルメも登場する七夕縁日も建ち並ぶので、小腹が減っても大丈夫!

塵取り扁額の石鳥居!

塵取り扁額の石鳥居!

写真:古都の U助

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もちろん寺院である四天王寺には南大門の他東大門と西大門、それに中心伽藍の南部には中門もありますが、境内西部には石鳥居もあります。この石鳥居、もとは木造であったそうですが、1294年に現在の石造となり、重要文化財の指定を受けています。
鳥居の扁額は良く見ると塵取りの形をしたユニークなもので、これは全ての願いを塵取りのように救い取れるようにとの願いが込められているとか。

石鳥居は平安中期に創建され、鳥居から昭和37年松下幸之助氏の寄贈により再建された西大門や五重塔を見ることができるベストショットポジションにもなっています。

西大門からの光景

西大門からの光景

写真:古都の U助

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西大門は極楽に通じる門という意味から、別名・極楽門との別名も。その西大門をくぐると、さらに七夕飾りや笹飾りが続きます。また右手側には2017年に三周年を迎える日本一背の高いビル、あべのハルカスの姿も!

夜とはいえ暑い夏の行事ですので、門の周辺は細かな水のミストを噴霧する装置も設置もされます。カメラやデジタル機器などをお持ちの方は気をつけて下さいね。

圧倒!中心伽藍

圧倒!中心伽藍

写真:古都の U助

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美しい七夕飾りと共に、日没以降美しくライトアップされる四天王寺の中心伽藍も必見です!
現在では四天王寺の南部にそびえ立つあべのハルカスがまるでお寺の光景の一部のように見えます。
古い歴史を持つ四天王寺ですので賛否両論かもしれませんが、古代の形式を伝える寺院建築と最先端の高層ビルが同時に見える光景は歴史の流れを垣間見るような、異空間をのぞいているような、不思議な気分が味わえます。

また、中心伽藍は通常は有料の区画となっていますが、縁日など行事の際無料で開放される日もあります。「七夕のゆうべin四天王寺」でも、昼間は有料ですが、一旦閉門し夕方17時から無料となります。

圧倒!中心伽藍

写真:古都の U助

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四天王寺の中心伽藍は四天王寺式伽藍配置とよばれ、南から順に中門、五重塔、金堂、講堂が南北一直線に並び、それを回廊が取り囲む形式。
刻一刻と境内が夜を迎えると、伽藍をぐるりと囲む回廊の吊灯籠に灯かりがともされ、とても美しいです。四天王の梵字をあしらったこの吊灯籠は、七夕以外では彼岸やお盆などに点灯され、美しい光景を見ることができます。
他行事としては、毎月21日の大師会と22日の太子会、3月の春季彼岸会と、9月の秋季彼岸会では、中心伽藍が無料開放されます。

圧倒!中心伽藍

写真:古都の U助

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四天王寺の五重塔は593年の創建以来何度も焼失し、現在の塔は何と8度目に再建された建物で、高さは39.2mあります。
写真右側のお堂、金堂は昭和36年の再建で、法隆寺の夢殿の本尊と同じく救世観音菩薩を安置。

2017年の「七夕のゆうべ」では新しい試みとして、自転車をこいで逐電した人力発電で、五重塔をライトアップしようという企画も実施される予定です。会場でも体験できるそうなので体力自慢の方はぜひ参加していただけたらと思います。

その他に

四天王寺の門は24時間開いておりますので、お堂の外からのお参りならいつでも可能です。

また、四天王寺周辺は古くは西方の大阪湾に夕日が沈む絶好の眺めが楽しめたため、付近には夕陽丘町という地名も残ります。
現在では建物が林立する四天王寺一帯ですが、石鳥居や極楽門からは一部視界が開け、お天気がよければ夕焼けを楽しむこともできますよ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/06 訪問

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