時代劇の定番ロケ地!「流れ橋」は京都の木津川に架かる日本最長級の木橋

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時代劇の定番ロケ地!「流れ橋」は京都の木津川に架かる日本最長級の木橋

時代劇の定番ロケ地!「流れ橋」は京都の木津川に架かる日本最長級の木橋

更新日:2017/06/20 14:24

堤原 順二のプロフィール写真 堤原 順二

京都府南部を流れる木津川に架かる「流れ橋」は日本最長級の木造の橋です。この流れ橋は時代劇の定番ロケ地として有名で、テレビや映画で見たことがあるという方も多いはず!また川の増水時に橋桁があえて流されるように設計された特殊な橋であることでも有名で、渡ってみる価値十分!おすすめの観光スポットです。

流れ橋はその名の通り流れる橋

流れ橋はその名の通り流れる橋

写真:堤原 順二

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木津川に架かる「流れ橋」は京都府の八幡市と久御山町(くみやまちょう)を結び、正式には「上津屋橋」(こうづやばし)と言います。全長356.5メートル、幅は3.3メートルの日本最長級の木造の橋で、歩行者と自転車・二輪車が通行可能です。(自転車・二輪車は降りて通行)

この流れ橋は川が増水すると橋桁が流れるような特殊な構造をしているのがポイント!昭和28年(1953年)に初めて架けられ、過去になんと21回も水害で流されてきましたが、その度に復旧、地元京都の人々の生活道路としての役目を果たしています。流れ橋周辺は雄大な自然が広がり、リフレッシュにも最適!

流れ橋はその名の通り流れる橋

写真:堤原 順二

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流れ橋は高いところで約5メートルの高さありますが、手すり等は無いので、くれぐれも注意して歩いてください。下をのぞくとその高さを実感!ちょっとしたスリルも味わえます。ところでなぜ流れ橋は橋桁が流れる構造になっているのでしょうか。それにはなるほど!という大きな理由があります。

まず、増水時にあえて橋桁を流すことで水の圧力を受け流し、橋全体の崩壊を防ぐことができるという利点があるため。そして、増水して橋桁が流されても、ワイヤーロープで橋脚と橋桁は繋がれているため、ワイヤーロープを引き上げるだけで橋桁を橋脚の上に戻すことができ、コストや復旧にかかる時間を短縮できるためです。実際に歩いてみると、橋脚と橋桁を繋ぐワイヤーロープが足元に!手すりが無いのも流れる構造上、納得です。

時代劇の定番ロケ地として人気の観光スポット

時代劇の定番ロケ地として人気の観光スポット

写真:堤原 順二

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雄大な自然の中に木造の長い橋、という趣ある雰囲気から、「暴れん坊将軍」や「水戸黄門」など、数々の時代劇のロケ地として流れ橋は使われ、人気観光スポットとしても有名に!橋の付近には電柱が設置されておらず、景観に配慮がなされています。

流れ橋を歩くと時代劇のセットの中に迷い込んだ感覚になれるかもしれません!なお、京都は時代劇以外にも映画やドラマの舞台としてよく登場する土地であり、ロケ地巡りをする観光客も多数!俳優さんの足取りを追う旅も楽しいものですね。

時代劇の定番ロケ地として人気の観光スポット

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橋脚部分を間近で見ることができるのも流れ橋の大きな魅力!特に八幡市側は通常時には河原部分が砂浜のようになっているため、河川敷を降りて橋脚部分まで行くことができます。

木津川は広大な流域面積を誇る一級河川で、平常時は穏やかに流れていますが、台風等の大雨時には橋脚の上の橋桁を流してしまうほどの水量が!流れ橋から自然の威力のものすごさを体感する方も多いはずです。

かつては木津川を渡し舟で往来

かつては木津川を渡し舟で往来

写真:堤原 順二

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久御山町側は八幡市側と違い、美しい水の流れがすぐそばに!流れ橋ができる前、この木津川を渡るには渡し舟が必要でした。地元の人々はもちろんのこと、八幡市側にある「石清水八幡宮」にお参りする人々も渡し舟を利用していましたが、それだけでは不都合が生じたこともあって流れ橋が架けられることになりました。

なお、石清水八幡宮は日本三大八幡宮のひとつで京都府南部の人気観光スポット!厄除けや勝負事にご利益があるパワースポットとしても知られています。

かつては木津川を渡し舟で往来

写真:堤原 順二

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平成26年(2014年)8月の台風の影響で流れ橋は流失、平成28年(2016年)3月に復旧した際には従来よりも橋の高さを約70センチメートル高くし、橋脚の部分をコンクリート主体にして以前よりも流れにくい構造となりました。

しかし、流れ橋の趣ある姿はそのまま!訪れれば、遠い昔にタイムスリップしたかのような気分になる方も多いことでしょう。あえて流れるように造られている流れ橋は、昔の人々の知恵の結晶!自然の威力に逆らわず、受け入れ、共存していこうという意識が息づいています。

木津川河川敷では京都特産の抹茶の原料となる茶葉を栽培

木津川河川敷では京都特産の抹茶の原料となる茶葉を栽培

写真:堤原 順二

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京都の特産・抹茶の原料となるのは碾茶(てんちゃ)。木津川河川敷では「浜茶」と呼ばれる碾茶の栽培が盛んに行われています。流れ橋周辺にも19世紀から続く茶畑が!いかにも京都らしい風景を楽しむことができます。

木津川河川敷では京都特産の抹茶の原料となる茶葉を栽培

写真:堤原 順二

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通常、お茶の茶葉は日光のもとで栽培されていますが、浜茶の場合は茶畑の上に黒い覆いをかぶせて栽培されています。そのため木津川河川敷の茶畑は上から見下ろすと一面真っ黒状態!

こうして日光を遮って栽培すると茶葉にうまみが増し、逆に苦みや渋さの方は減って最高級の味わいの茶葉へと成長!高級抹茶へと加工されていきます。流れ橋の見学と同時にお茶の栽培の様子も見られるのも魅力的なポイント!時期によっては茶葉を収穫する光景に出会えるかもしれません。

また木津川沿いには木津川サイクリングロード(八幡木津自転車道線)が整備されており、サイクリングをしている人の姿もたくさん!京阪本線八幡駅前にある八幡市観光案内所等で自転車の貸し出しもありますので、観光の際には自然豊かな木津川沿いのサイクリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。

やわた流れ橋交流プラザ四季彩館

やわた流れ橋交流プラザ四季彩館

写真:堤原 順二

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流れ橋の八幡市側には「やわた流れ橋交流プラザ四季彩館」があります。ここには手頃な料金で利用できる宿泊施設(要予約)やレストラン「八幡家」、また八幡市周辺の農産物の販売所が併設されており、新鮮野菜や京都土産として最適な宇治茶などがずらり!観光の際の立ち寄りスポットとして便利です。また流れ橋へも徒歩ですぐの好立地!流れ橋近くで宿泊したいという方にはおすすめの施設となっています。

なお、レストランの八幡家は新鮮野菜をふんだんに使用した美味しい料理がビュッフェスタイルで楽しめる人気のグルメスポット!流れ橋の見学の際にはぜひ美味しい料理も楽しんでみてください。また、流れ橋の八幡市側には石清水八幡宮の他にも松花堂弁当発祥の地と言われる松花堂庭園など見どころがいっぱい!京都府南部の観光も楽しんでみてください。

流れ橋は時代劇の定番ロケ地にもなっている京都の人気観光スポット

木津川に架かる日本最長級の木造の橋・流れ橋は時代劇の定番ロケ地としても有名な京都の人気観光スポット!流される度に復旧し、地元の人々の生活道路として親しまれている流れ橋をぜひ訪ねてみてください。周辺に広がる美しい自然や茶畑も必見!京都府南部ならではの景色を堪能してみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/05/18 訪問

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