1日限定の特別公開!伊東市「奥野ダム一日ダム教室」

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1日限定の特別公開!伊東市「奥野ダム一日ダム教室」

1日限定の特別公開!伊東市「奥野ダム一日ダム教室」

更新日:2017/06/21 15:50

sachieのプロフィール写真 sachie 伊豆史女、伊豆専門ナビゲーター

毎年7月、1日限定で伊東市「奥野ダム一日ダム教室」が開催されます。このイベントは、普段は非公開のダム底トンネルや小水力発電設備などの施設を見学して、ダムについて学べる催し。会場では、スタンプラリーやザリガニ釣り、木工教室など、お子様に大人気のイベントも盛り沢山。普段は絶対に見られないダムを探る!ドキドキワクワクの冒険が味わえる!夏休み親子で楽しみたい一日ダム教室をご紹介します。

伊豆半島唯一!本格的なロックフィルダムに潜入できるっ!

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写真:sachie

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ご紹介する「奥野ダム一日ダム教室」は、伊東市を流れる大川の上流約6kmの地点にある奥野ダムで行われます。ダム教室は、2017年で第28回を迎える毎年恒例イベント。ダムの知識や理解を深めるため、小学生以上の親子を対象とした企画(小さなお子様は同伴者が必要となります))で、静岡県や伊東市が主催。イベント当日は、JR「伊東駅」から送迎バスが運行するなど、駅から簡単に行くことができます。

奥野ダムは、1958年に発生した狩野川台風により洪水が起き、被害を繰り返さないようにダムが建設され、1989年に完成。難しい言葉ですが「中央土質遮水壁式ロックフィルダム」と言う形式で、簡単に言えば、土と岩石を積み上げ、中心のコアと呼ばれる土をよく固め、水を通さないように作ったダムです。

ダムの長さは、323m。堤高は、20階建てのビル並みの63mあります。ダム頂から約65m下には、ダム底トンネルが設けられており、普段は一般公開されていませんが、一日ダム教室では特別に見学することができるのです。

「第28回 奥野ダム一日ダム教室」
開催日時:2017年7月26日(水) 午前10時00分〜午後1時30分
※イベント当日、伊東市に大雨警報が出ている場合は、開催を中止する場合があります。

ちょっぴりミステリアス!ダム底アドベンチャーで、まだ見ぬ未知の世界を覗いてみよう!

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写真:sachie

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ダム底トンネルは、管理事務所の横にあるこちらの階段から進みます。イベントの当日は、一方通行になっており、ここから入って、もう一方の出口から出る仕組み。階段の総数は、合計700段あるので、体力に自信のある方や健脚の方にお勧め。

右手に、なだらかに積まれた岩石のダム堤体を見ながら階段を進んで行きます。ダムは、奥野ダム耐震設計研究会を設置し、勾配を緩く作られた地震に強いダムを設計しており、階段を降りながらこだわりの技術を見ることができます。

ちょっぴりミステリアス!ダム底アドベンチャーで、まだ見ぬ未知の世界を覗いてみよう!

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階段を降りていくと、真昼なのに薄暗くうっそうとした空間が広がっています。蛍光ランプが光るだけで、中は暗くてまるで洞窟を探検しているかのような雰囲気。大人も好奇心が搔き立てられ、ワクワクしながら知らず知らず奥へと足を運ばせていきます。

真夏なのに、ダムの底は気温20度を下回り、湿度は約90%ありますがひんやりとしていて、意外にも涼を体感できるポイント。

驚きと発見の連続!工夫を凝らした見所満載のダム底トンネル

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写真:sachie

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ダム底のトンネルは、ただの点検通路と思いきや、いろいろな設備を備えている驚きの通路になっており、大人でも知らなかったような工夫がいっぱい。

水道放流などの放流施設の他、強い地震を記録する地震計や岩盤の沈下を計る岩盤変位計。20ヵ所以上もあるダム基礎の浸透水を計る浸透流観測孔。漏水を集めて排水するところや、漏水量を計る漏水量測定三角堰。コンクリートブロックの継ぎ目の開閉を計る継目計は、65ヵ所も設置され、常日頃の安全を保つように工夫がされています。

通路に案内表示があり、子供でも読めるように漢字にひらがなをふって分かりやすく説明しているので、大人も子供も納得しながら歩けますよ。

驚きと発見の連続!工夫を凝らした見所満載のダム底トンネル

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こちらは、大川へ水を放流している「低水維持放流」。ただ水を流していると思いきや、こだわりの秘策がここにあり!2014年から運用した「管理用小水力発電設備」で、簡単に言えば発電機です。

ダム管理用に自ら使用する電力を発電。余った電力は電力会社に売電し、ダム管理費のコストも抑えていて、この発電機だけで約120世帯分の電力を賄っているなど賢く画期的なシステム。ここに、係りの方がいらっしゃり、売電している金額や発電機の重さなど、クイズ形式で楽しく学ぶこともできますよ。

格納庫に収容されたマル秘船や、埋没した故郷を偲ぶ資料館

格納庫に収容されたマル秘船や、埋没した故郷を偲ぶ資料館

写真:sachie

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一日ダム教室では、ダム底トンネルの見学の他、ふるさと記念広場、管理事務所、資料館など、見所は松川湖のほとりに点在。こちらは、資料館の隣にある艇庫です。

ダムの体積は、180万4千立方メートル。松川湖は、10月から翌年6月までの非洪水期間は、常時満水位を標高138mに保ち、7月から9月末日までの降水期は、標高135.5mに下げるなどして、常時水位が保たれています。

降水期は、雨水と共に山から流木が押し寄せてくるので、瞬時にゴミを撤去できるように、ここに専用船「ゆうかり2号」が格納されているのです。いつもは閉まっていて中を覗くことができませんが、この日だけはこちらも特別公開。倉庫は、まるでメカが隠されている秘密基地みたいで、遊び心がくすぐられてしまうかのようです。

格納庫に収容されたマル秘船や、埋没した故郷を偲ぶ資料館

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ダム完成の裏では悲しい記憶も。こちらの資料館では、水没前の村の写真などを展示しています。奥野村は、明治時代に開墾され、28世帯、約100人ほどが暮らしていたそうで、古き良き時代の村を思うことができます。また、素敵な記念品がもらえるスタンプラリーのポイントになっているので、忘れずに訪れたいところです。

何を体験する?数量限定の大人気ザリガニ釣りから憧れの建設重機に大はしゃぎっ!

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写真:sachie

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会場では、男の子に大人気のザリガニが釣れる「ザリガニ釣り」や木工教室、水鉄砲を作る工作や木の名前を当てるクイズ、ペパークラフトなどのイベントが満載。会場には、伊東のご当地キャラクター「マリにゃん」や、富士山の形をした「ふじっぴー」も遊びに訪れ、催しを更に盛り上げてくれますよ。

こちらは建設機械展示会場で、建設現場で働くパワーシャベルなど、本物の重機に触れられるだけあって、ちびっ子はワイワイガヤガヤ大騒ぎ!のブースです。重機を間近に、本格的にヘルメットをかぶって操縦席に座るので、記念撮影にもってこい!

年間約11万人が訪れる!観光地「松川湖」

松川湖は、周囲約4.8km。湖のほとりを散歩できる遊歩道が設けられていて、花の広場や水遊び広場、梅の広場、展望広場などのゾーンに分かれています。1993年には建設省の「自然とふれあう水辺づくり30選」に認定され、早春は梅や蝋梅、春は桜、初夏は蛍の鑑賞スポットになるなど、たくさんの人々の憩いの場になっています。

遊歩道沿いには、書家の「内山雨海」が詠んだ「ユーカリの詩」の句碑や、その昔相撲が行われていて、相撲の決まり手の一つ「河津掛け」に因んだモニュメントなど史跡も残されています。また、野鳥の憩いの場にもなっており、バードウォッチングも楽しめ、期間限定でルアーフィッシィングもOK!(釣りをする場合は、詳しくは下記のMEMO【伊東松川漁業協同組合】よりご覧ください)

ダムに親しむ機会はそうそうないはず!この機会に親子で訪れて、ダムを体験しつくして、楽しい夏の思い出を作ってみては如何でしょうか?「奥野ダム一日ダム教室」は、無料でお得に楽しめますよ。
※イベント当日、伊東市に大雨警報が出ている場合は、開催を中止する場合があります。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/07/27 訪問

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