福井・一乗滝、一乗谷は歴史ロマンの宝庫だ!剣豪「佐々木小次郎」伝説もあるぞ

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福井・一乗滝、一乗谷は歴史ロマンの宝庫だ!剣豪「佐々木小次郎」伝説もあるぞ

福井・一乗滝、一乗谷は歴史ロマンの宝庫だ!剣豪「佐々木小次郎」伝説もあるぞ

更新日:2017/06/22 10:12

島野 佳幸のプロフィール写真 島野 佳幸 京都写真家、フリーライター

福井市の南東約10Kmほどの場所に位置する「一乗谷」は、かつて越前の国を支配した戦国時代の大名の朝倉氏の本拠地が置かれていた地域で、その栄華が偲ばれる遺跡が今もなお発掘されています。その遺跡の中を流れる一乗谷川の約4Km上流に、佐々木小次郎がつばめ返しをあみ出したとされている「一乗滝」があります。

四季の自然が豊かな一乗滝、朝倉氏遺跡を、歴史のロマンに浸りながら、のんびり歩いてみませんか?

一乗谷の歴史・自然

一乗谷の歴史・自然

写真:島野 佳幸

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福井市の南東約10Kmほどの場所に位置する「一乗谷」にある「朝倉氏遺跡」は、戦国時代に朝倉氏一族が約100年間にわたって越前の国(今の福井県)を支配した城下町跡です。1967年(昭和42年)に、発掘が開始され、庭園の整備・調査の結果、地下から見事な庭園が現れ、注目されるようになりました。

「朝倉氏遺跡」を流れる「一乗谷川」の4Kmほどの上流に、落差12mの「一乗滝」があります。巌流島で宮本武蔵と対決した、剣豪・佐々木小次郎が生まれたとされるところで、「つばめ返し」の剣の技をあみ出した場所として伝えられています。

このような歴史を持つ「一乗谷」は、自然にも恵まれ、東、西、南を山に囲まれ、北には足羽川が流れています。桜の春、新緑の夏、紅葉の秋、雪景色の冬などが美しく、四季を通じて多くの観光客を集める場所になっています。

一乗谷の歴史・自然

写真:島野 佳幸

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6月には、紫陽花も咲き誇ります。

一乗滝

一乗滝

写真:島野 佳幸

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朝倉氏遺跡を流れる一乗谷川の上流に、落差12mの一乗滝があります。このあたりは、白山を開山したと伝えられる奈良時代の修験道の僧「泰澄(たいちょう)」大師が白山大権現をまつり、滝水山浄教寺を建てたところです。また、巌流島で宮本武蔵と対決した剣豪・佐々木小次郎が、この付近で生まれ、「つばめ返し」の剣の技は、この滝であみだされたと伝えられています。

一乗滝

写真:島野 佳幸

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一乗滝は、一年中変わらぬ水量で流れ出ていて、付近は夏でも涼しく、秋は紅葉の美しい場所として訪れる人を楽しませてくれる場所になっています。

佐々木小次郎伝説の地

佐々木小次郎伝説の地

写真:島野 佳幸

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宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘を行った「巌流島の決闘」は、小説、映画、ドラマで広く知られています。「巌流島」という名は、敗者を想う地元の人により、決闘の後で敗れた佐々木小次郎の流儀「巌流」から付けられています。

「巌流」佐々木小次郎の編み出した秘剣「つばめ返し」は、ここ一乗滝で身につけたと伝えられています。「つばめ返し」は、実際は「虎切剣(こせつけん)」と言って、つばめが背をひるがえして飛ぶ姿を見てあみ出した剣法だともいわれています。

佐々木小次郎伝説の地

写真:島野 佳幸

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一乗滝の前の木々に囲まれて立つ「佐々木小次郎」の像は、時代を超えて、飛び交うつばめに思いを馳せながら剣を向けているようにも感じられます。

今は、一乗滝から下流200mのところに、「一乗滝小次郎の里ファミリーパーク」が作られ、家族・グループで、手軽にバーベキューやキャンプなどのアウトドアと、自然、歴史、が楽しめる場所にもなっています。

一乗谷朝倉氏遺跡も近い

一乗谷朝倉氏遺跡も近い

写真:島野 佳幸

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一乗谷は、福井市の南東約10Kmほどの福井平野の端の山沿いに位置し、北陸道や大野盆地(大野市)に通じる美濃街道、鹿俣峠を抜け越前府中(越前市)へ続く街道、北陸道と連絡した朝倉街道などが通る、交通の要衝をすぐ押さえられる位置にあります。

一乗谷は、戦国時代に朝倉氏五代が103年間にわたって越前の国を支配した城下町でした。1573年に織田信長との戦いに敗れ、朝倉氏は滅び、町は焼き尽くされ、田畑の下に埋もれていってしまいました。約400年後の1995年(平成7年) 発掘調査に基づき、当時の町並が約200mにわたり復元され「一乗谷朝倉氏遺跡」として再び姿を見ることができるようになりました。

一乗谷朝倉氏遺跡も近い

写真:島野 佳幸

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周辺の山峰には城砦や見張台が築かれ、この一乗谷地域全体が広大な要塞群となっていることが判明してきた大変貴重な遺跡です。いまだに発掘調査が続けられていて、「日本のポンペイ」とも呼ばれています。

また、京都の金閣寺や広島の厳島神社に並び国の三重指定(特別史跡・特別名勝・重要文化財)を受けている歴史的遺跡でもあります。

一乗谷朝倉氏遺跡の復元町並みを歩いてタイムスリップ

一乗谷朝倉氏遺跡の復元町並みを歩いてタイムスリップ

写真:島野 佳幸

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東、西、南が山に囲まれ、北には足羽川が流れる天然の要害となっているこの一乗谷地域の発掘調査の結果、南北に城戸を設けられ、長さ約1.7Kmの「城戸ノ内」に、朝倉館(武家屋敷)をはじめ、侍屋敷、寺院、職人や商人の町屋が計画的に整備されていたことがわかり、その町並みも復元され、公開されています。

朝倉氏を滅ぼし越前八郡を与えられた柴田勝家は本拠を水運・陸運に便利な北ノ庄(今の福井駅近く)に構えたため、一乗谷は辺境となり、廃れていきました。

一乗谷朝倉氏遺跡の復元町並みを歩いてタイムスリップ

写真:島野 佳幸

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武家屋敷跡地は、木々に囲まれた姿で発掘されています。

近くには歴史と自然に恵まれた観光名所もあるぞ

JR福井駅から越美北線(九頭竜線)線の普通列車に乗って約15分で一乗谷駅に到着します。その先の越前大野駅には約35分ほど、さらに終着駅の九頭竜湖駅には約30分ほどで行けるので、一乗谷の見学と一緒に、越前大野城、九頭竜湖など福井県の歴史、自然の散歩もできます

越前大野には、織田信長より越前一向一揆を平定した恩賞として、越前国大野郡の内の3万石を与えられた金森長近が築城した「越前大野城」があります。その後、焼失、破却が繰り返されて、現在の山頂に建つ天守は1968年再建されたものですが、歴代の城主に関する資料を展示した資料館として利用されています。近年は雲海の中に浮かび上がる「天空の城」としても有名です。

九頭竜湖には、瀬戸大橋のテストケースとして掛けられた「夢の掛け橋」があり、山岳風景と広大なダム湖の豊かな自然の中で、四季折々の美しさを楽しむことができます。

佐々木小次郎が「燕返し」を編み出した「一乗滝」、戦国大名の朝倉氏五代の栄華をしのぶ「一乗谷朝倉氏遺跡」で、自然と歴史を満喫したら、一足伸ばして「越前大野城」、「九頭竜湖の雄大な風景」を楽しんでみませんか?


掲載内容は執筆時点のものです。 2015/06/16−2017/05/06 訪問

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