フランスで最も有名な巡礼地であるモンサンミッシェルは、8世紀に初めてこの地に礼拝堂が建てられてから、長い年月をかけ16世紀に現在の形となりました。大きな海の上にそびえたつ様子からもわかる通り、モンサンミッシェルは満潮時には陸から切り離されます。
しかし、かつては堤防道路によって陸と結ばれていたため、堤防による土砂の堆積が積み重なり、海に浮かぶ様子が見られなくなってしまいました。そこで、美しい景観を取り戻そうと2006年に復元工事が始まり、2015年新たに橋がかけられリニューアルが終了しました。
太陽が沈み始めた夕方に、陸と修道院を結ぶ橋からまず見られるのが赤く染まり始めた夕日。周囲に視界を遮るものが何もなく、どこまでも続く地平線と普段より一段と大きく見える太陽を眺めることができます。目の前に建つ大きな修道院と、いつもと変わらぬ太陽の存在感を感じてみましょう。
モンサンミッシェル観光の起点となるインフォメーションセンターと修道院は無料シャトルバスで結ばれていますが、この夕暮れの景色を楽しみながら40分ほど歩くのもおすすめです。
修道院から夕陽を楽しむなら、入り口からメインストリートであるグランド・リュ(Grand Rue)から西(左)の方に進むと、城壁内のどの道へ行っても、夕日を見ることができます。歴史を感じる城壁や木々、そして夕日がたまらないほど美しく、シャッターを切る手が止まらないでしょう。修道院の上方に位置する「西のテラス」も夕焼けスポットとしておすすめです。
日がかなり沈んできたころ、何とも言えない幻想的な景色を見ることができるのが、ここ「レ・ファニル」という通り。潮が引いた海と日が沈んでオレンジ色に染まった空、そして16世紀に城壁の守りを固めるために建てられた「ガブリエル塔(Tour Gabriel)」とのコントラストが見どころです。モンサンミッシェルに来てよかったと改めて感じることのできるスポットです。
あまり知られていないのか、あまり人の気配はあまり多くありません。空がだんだんと暗くなっていくにつれて、移り行くこの壮大な景色をのんびりと眺めてみませんか。目印となるのは、ガブリエル塔と歴史的建造物センター(Centre des monuments nationaux )です。
夕焼けを満喫した後に見たいのは、モンサンミッシェルの夜景。修道院がライトアップされて昼間とは一味違った姿を見せてくれます。夜の修道院を散策するのも楽しめますが、全体を見渡して、フォトジェニックな写真を撮影してみませんか。
モンサンミッシェルの1番の見どころは古くから受け継がれてきた修道院ですが、今回ご紹介した絶景スポットを知らなかったという方も多いのではないでしょうか。モンサンミッシェルでは他にも、フワフワなオムレツで有名なラ・メール・プラール(La Mere Poulard)などのグルメやショッピングも満喫することができます。
「潮の満ち引き」と「太陽」によって1日の間に大きく姿を変えるモンサンミッシェルは、まだまだたくさんの魅力で溢れています。日帰りでも十分楽しめますが、1泊して様々な景色を眺め、より歴史に触れるのもおすすめです。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2024/10/12更新)
- 広告 -