アルプスを愛でる日本百名山!山梨「瑞牆山」のダイナミック登山

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アルプスを愛でる日本百名山!山梨「瑞牆山」のダイナミック登山

アルプスを愛でる日本百名山!山梨「瑞牆山」のダイナミック登山

更新日:2017/07/06 17:11

佐久田 隆司のプロフィール写真 佐久田 隆司 孤高のアウトドアライター、ネイチャーカメラマン

山梨県北杜市にある瑞牆山(みずがきやま)2,230mは、奥秩父山域にある日本百名山!山頂付近の岩山が付き出る景観はダイナミックで、さらに南アルプスの山々を愛でられるなど都心から日帰り登山が可能なアクセスのよさがあります。高山帯の植生や岩を縫って登る登山道は丁寧に整備され、必要な登山スキルもさほど高くはありません。さらに日本屈指のラジウム温泉や、平成の名水百選の渓谷散策も楽しめます。

瑞牆山の登山口はみずがき山荘から!都心から専用バスツアーも

瑞牆山の登山口はみずがき山荘から!都心から専用バスツアーも

写真:佐久田 隆司

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瑞牆山の登山口「みずがき山荘」には、JR韮崎駅から山梨狭北交通のバスが1日に5〜6本出ています。都心からの特急あずさ1号8:37分の到着に合わせて、バスの始発も用意されていますが、これだとバスの着座はまず望めません。約1時間揺られる休日のバスはほぼ満員なので、着座したいならJR八王子駅6:35分発の各駅停車松本行き以前の列車に乗りましょう。

バス停では同じ番線から発射する「茅ヶ岳(かやがたけ)」行きもあり、各々2列で乗車街ちをしますが、係員が来るまでまずは並んでおくのがいいでしょう。特急あずさ1号で到着すると、トイレなどに行く時間もかなりタイトになります。なお混雑が嫌な方へは都心から直行する専用バスツアーも有ります。

登山口の「みずがき山荘」にはトイレや売店もあり、登山の準備を整えるのに最適で、トイレは有料で1回あたり¥100です。マイカーの方もここに駐車して瑞牆山を目指すことになります。

瑞牆山の登山口はみずがき山荘から!都心から専用バスツアーも

写真:佐久田 隆司

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登山道には季節の花々が咲きます。5〜6月には、つつじやシャクナゲの花弁がひと時の安らぎを与えてくれます。特に6月上旬には登山道の左右にシャクナゲが咲き誇り新緑の緑とともに自然のコントラストが美しい季節です。

動画:佐久田 隆司

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みずがき山荘から瑞牆山山頂を経て、増富の湯までの様子を4K動画※に収録しました。ぜひご覧ください。登山ルートの詳細は関連MEMOのヤマレコをご参照ください。

※スマホや環境の整っていないPCなどでは画質を1080,720に落としてご覧ください。

富士見平山荘では宿泊や休憩も!高原のようなすがすがしさでテント泊も可能

富士見平山荘では宿泊や休憩も!高原のようなすがすがしさでテント泊も可能

写真:佐久田 隆司

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森林帯の登山道を1時間弱登っていくと、富士見平山荘に到着します。ここからもうひとつの百名山「金峰山」(きんぷさん)へ登山道が分岐しています。富士見平山荘から瑞牆山までは岩が多く出現するルートに変わってきますが、迷うところもなく自分のペースを守れば、誰でも山頂を目指せるでしょう。

富士見平山荘は登山のチェックをするのに最適です。有料トイレや軽食などもでき、JR韮崎駅からの始発バスに乗ればだいたい午前11時ごろの到着になるでしょう。水だしコーヒーやビールなどもあり、下山後に一休みするにも恰好の拠点です。

富士見平山荘では宿泊や休憩も!高原のようなすがすがしさでテント泊も可能

写真:佐久田 隆司

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富士見平山荘では森林に囲まれた素敵なテント場があり、登山客のみならずテント泊を楽しむ方がたくさんいます。富士見平山荘に宿泊もしくはテント場を利用される方は、有料トイレ料金も含まれているので安心できます。

テント場の前には自炊に使えるテーブルといすが用意され、夕暮れ時や、すがすがしい朝のひと時をここで過ごすのもいいでしょう。土日はかなり混雑しますが、約100張のスペースがあるので、テントが張れないことはありません。テントを張る前には富士見平山荘で料金を払って、支払い済みのリボンをテントに結んでおきます。

富士見平山荘では宿泊や休憩も!高原のようなすがすがしさでテント泊も可能

写真:佐久田 隆司

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テント場から徒歩で2分ほどのところには美味しい「富士見平湧水」が湧き出していて、水の心配もありません。富士見平山荘を利用しない方もこの水は利用できるので、ペットボトルなどを持参すれば登山用の水をここまで運搬する手間も労力も省けるでしょう。

壮大なパノラマ!山頂からの南アルプスを堪能

壮大なパノラマ!山頂からの南アルプスを堪能

写真:佐久田 隆司

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瑞牆山の山頂はさほど広くなく、それも岩の上という環境です。しかし遮るものがない壮大なパノラマは、南アルプスを始め壮大な山々を手に取るように眺められ、日本百名山と言われる意味がわかります。ここで昼食をとる方も多いですが、安全な場所を確保できないときは富士見平山荘まで下って食事するほうが無難です。

崖ふちはまっすぐ下に切れ落ちているので、十分注意が必要ですが、勇気のある方はぜひ岩の端まで行ってみてはいかがでしょうか?自分の足で登ってきた感慨が有ると思います。

壮大なパノラマ!山頂からの南アルプスを堪能

写真:佐久田 隆司

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尾根違いの南アルプスへは山塊がなく、天候が良ければ素晴らしい景色が楽しめます。記念写真を付近の方に撮影してもらいましょう。誰もがそうしてもらいたいと考えているので、こころよくシャッターを押してくれるでしょう。

壮大なパノラマ!山頂からの南アルプスを堪能

写真:佐久田 隆司

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天に突き出た「大やすり石」は、瑞牆山山頂からは見下ろす形になります。登山中に下から見上げる場所にも出ますが、やはり山頂からの大やすり石はダイナミックな印象です。運が良ければロッククライミングをしている姿に遭遇するかもしれません。

平成の名水百選「本谷川渓谷」。日本屈指のラジウム含有量を誇る「増富温泉」なら「増富の湯」で

平成の名水百選「本谷川渓谷」。日本屈指のラジウム含有量を誇る「増富温泉」なら「増富の湯」で

写真:佐久田 隆司

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みずがき山荘からJR韮崎駅までのバスは、「本谷川渓谷」に沿って下っていきます。本谷川渓谷は、金峰山・瑞牆山を源流とした本谷川がみずがき湖まで続く間の渓谷で、「平成の名水百選」に認定された澄みきった水が多くの滝をつくり出しています。

例年10月下旬〜11付き上旬には素晴らしい紅葉が渓谷を彩るほか、初夏は新緑の美しさガ素晴らしく、時間の許す方はみずがき山荘から増富温泉まで渓谷散策を兼ねるのもいいでしょう。みずがき山荘から増富温泉までは徒歩で約2〜3時間ほどかかりますが、価値のある渓谷美は徒歩の疲れを感じさせません。

みずがき山荘〜JR韮崎駅までに限り、「片道乗車券」というものがバス車内で発売されています。価格も通常よりお安いうえに、途中下車が一回できます。これを利用するのもいいでしょう。

平成の名水百選「本谷川渓谷」。日本屈指のラジウム含有量を誇る「増富温泉」なら「増富の湯」で

写真:佐久田 隆司

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みずがき山荘〜JR韮崎駅までのバスルート上に、日本屈指のラジウム含有量を誇る「増富温泉郷」が有ります。数種類の温度の源泉につかることで湯治効果をあげられる温泉です。日帰りで立ち寄るなら「増富の湯」がいいでしょう。

ラジウム含有量は1リットルあたりは12,300マッヘとの記録もあり、効能は糖尿病・痛風・筋肉疲労・精神疲労・循環器障害・リュウマチ・アレルギー体質・内臓疲労アトピー性皮膚炎・更年期障害・肝機能障害・胆石症などがあります。

源泉の温度は低めで、30°,35°,37°,40°と温度別に分かれた浴槽に順番に入ることで温浴効果が高まるとされています。みずがき山荘のバス停に、「増富の湯」の割引クーポンが置いてあります。必ず手に入れてから向かいましょう。

日帰り可能な百名山の「瑞牆山」。スケールの大きな山旅として

多くの百名山はアクセスが良くないことが多いですが、「瑞牆山」は常に日帰りの方を多く見受けます。道迷いもないルートで楽しむ百名山の山旅は、きっと素敵な思い出になるでしょう。ゆっくり山小屋に宿泊したり、テントを持参して大自然を満喫したりと、楽しみ方も自由。ぜひその目で大自然の素晴らしさを堪能してみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/06/04−2017/06/05 訪問

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