瀬戸田レモンケーキ食べ比べ 尾道市レモンの島「生口島」

瀬戸田レモンケーキ食べ比べ 尾道市レモンの島「生口島」

更新日:2017/07/04 13:54

肥後 球磨門のプロフィール写真 肥後 球磨門 一人旅ブロガー
しまなみ海道にある生口島はレモンの島と呼ばれています。気候に恵まれた瀬戸田町でレモン栽培が始まったのは明治時代からと歴史は古いものの、一時期は輸入レモンに押されて衰退していきました。しかし国産レモンの安全性が見直され、「皮まで食べられるエコレモン」として瀬戸田レモンは国産レモンのトップブランドとして復活しました。
その瀬戸田レモンを利用した瀬戸田レモンケーキを食べ比べてみませんか。

国産レモン生産が日本一の「生口島」

国産レモン生産が日本一の「生口島」

写真:肥後 球磨門

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瀬戸内海の温暖な気候を利用してかんきつ類の栽培が盛んな「生口島(いくちじま)」はしまなみ海道を尾道から向島、因島と2つの島を渡った3つ目の島です。
島には瀬戸内海の美しい景色を背景にレモンの木が沢山植えられています。

国産レモン生産が日本一の「生口島」

写真:肥後 球磨門

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国産レモン生産が日本一の「生口島」

写真:肥後 球磨門

広島県内では、瀬戸田レモンを使ったさまざまなレモンケーキが販売され人気を争っています。生口島の瀬戸田町でも、個性の違うレモンケーキが色々と販売されているので食べ比べてみてみませんか。

瀬戸田レモンケーキの元祖「向栄堂」

瀬戸田レモンケーキの元祖「向栄堂」

写真:肥後 球磨門

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しまなみ街道の生口島北ICからおよそ10分で瀬戸田町中心部に到着します。
瀬戸田港から“西の日光”と呼ばれる耕三寺に続く参道「しおまち商店街」にあるのが、向栄堂さんです。お店の場所はしおまち商店街の瀬戸田港寄りにあり、耕三寺側から行くとおよそ600mの距離です。本当にこんなところに店があるのかちょっと不安になる頃にようやく到着するのが、地元の方が“瀬戸田レモンケーキの元祖は向栄堂”というほどに昔からずっと愛されてきたお店です。

瀬戸田レモンケーキの元祖「向栄堂」

写真:肥後 球磨門

向栄堂さんのレモンケーキは少し小ぶりですが、包装は昔からある懐かしい黄色の包みになっていて郷愁を感じます。

瀬戸田レモンケーキの元祖「向栄堂」

写真:肥後 球磨門

レモン型のスポンジ生地は小さめですが、レモン風味のフォンダンが全体を覆っています。生地に瀬戸田レモン果汁とすりおろしたレモンの皮が混ぜられていて、レモンの香りがほんのりと口の中に広がり、元祖レモンケーキというのもうなずけるおススメの一品です。

ブランデーケーキ風の「梅月堂」の瀬戸田レモンケーキ

ブランデーケーキ風の「梅月堂」の瀬戸田レモンケーキ

写真:肥後 球磨門

西の日光と呼ばれるカラフルな門構えの耕三寺があり、その門前に店を構えているのが「梅月堂」さんです。梅月堂さんのレモンケーキの包装は、耐水性があるようなちょっと丈夫な包み紙になっています。

ブランデーケーキ風の「梅月堂」の瀬戸田レモンケーキ

写真:肥後 球磨門

どうして丈夫な紙で包まれているのかは、中を開けてみるとその理由が分かります。梅月堂さんの瀬戸田レモンケーキは、ブランデーケーキ風に仕上がっていてしっとりとした生地なのです。

生地には瀬戸田レモンの皮をミンチしたものが練りこまれています。そして最大の特徴は、二つに割ると中にマロングラッセが入っていること。スポンジ生地にフォンダンがかけられた一般的なレモンケーキとは一味違うケーキに仕上がっていておススメです。

これは驚き!梅月堂「すっぱい瀬戸田レモンケーキ」

これは驚き!梅月堂「すっぱい瀬戸田レモンケーキ」

写真:肥後 球磨門

ブランデーケーキ風のレモンケーキを販売する梅月堂さんに、もう一品おススメのレモンケーキがあります。それが「すっぱい瀬戸田レモンケーキ」。包装デザインは、秋に獲れる青いレモンもあしらわれていて可愛らしいものになっています。

これは驚き!梅月堂「すっぱい瀬戸田レモンケーキ」

写真:肥後 球磨門

生地は同じですが、梅月堂さんの普通のレモンケーキと違うのは酸っぱさです。その元になっているのが、マロングラッセの代わりにケーキの中に入れてあるレモン果汁100パーセントのレモンジェルです。

誕生のきっかけは、お客さんから「レモンを使っているのにどうして酸っぱくないの?」という問いかけから商品開発がはじまったそうで、生地の中にレモンジェルを入れて焼くのに苦労したそうです。

苦労が実り誕生したのが梅月堂の人気商品「すっぱい瀬戸田レモンケーキ」。レモンの酸味と甘い生地のバランスが絶妙の一品です。

300万個売れただけはある!「株式会社島ごころ」の瀬戸田レモンケーキ

300万個売れただけはある!「株式会社島ごころ」の瀬戸田レモンケーキ

写真:肥後 球磨門

瀬戸田レモンケーキ「島ごころ」を製造販売する「株式会社島ごころ」は、生口島瀬戸田町の平山郁夫美術館の近くにあります。元は「パティスリーオクモト」という店名でしたが、「島ごころ」の爆発的人気から会社名をレモンケーキと同じ「島ごころ」にしました。

300万個売れただけはある!「株式会社島ごころ」の瀬戸田レモンケーキ

写真:肥後 球磨門

パッケージを開けた瞬間、レモンの香りが立ち込めます。ふんわりやわらかな生地は、レモンとバターの風味がたっぷりで、一口食べればさらにレモンの風味が口いっぱいに広がる美味しいケーキです。

300万個売れただけはある!「株式会社島ごころ」の瀬戸田レモンケーキ

写真:肥後 球磨門

島ごころの香りの秘密は、瀬戸田レモンの皮で作ったジャムを生地に練りこんであるからです。生地の中にはつぶつぶのレモンの皮の砂糖煮もふんだんに入っています。
2009年の販売開始から300万個以上も売れたという大人気の瀬戸田レモンケーキ。瀬戸田エコレモンをふんだんに使った「島ごころ」は瀬戸田観光のお土産におススメです。

日本一のレモン生産量の島で味わう瀬戸田レモンケーキ

広島県尾道市にある、しまなみ海道「生口島」は日本一のレモンの産地です。生口島の安心・安全で皮まで食べられる「瀬戸田レモン」を使ったレモンケーキは、地元の人や観光客に人気の商品です。

生口島瀬戸田を訪れ、昔ながらのレモンケーキや酸っぱさを追求したレモンケーキ、そして累計300万個も販売された人気のレモンケーキを食べ比べてみてはいかがでしょうか。
そしてお気に入りのひとつをお土産にどうぞ。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/06/03 訪問

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